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2026年8月6日 / 家づくり
坪単価とは?注文住宅の平均相場と30坪・35坪・40坪の価格目安を解説

注文住宅の坪単価とは、一般的に建物本体価格を延床面積で割った、1坪あたりの金額です。希望する広さの家に、どのくらいの建物価格が必要かを考える目安になります。
ただし、坪単価には共通の計算基準がありません。住宅会社によって、価格に含まれる費用や、延床面積・施工床面積のどちらを使うかが異なるため、坪単価だけでは建築総額を判断できません。
この記事では、2026年時点で確認できる公的データをもとに、注文住宅の平均坪単価や計算方法、30坪・35坪・40坪の価格目安を解説します。坪単価に含まれない費用や、住宅会社を比較するときのポイントも確認していきましょう。
目次
1.注文住宅の坪単価とは

坪単価の一般的な計算式は、次のとおりです。
建物本体価格 ÷ 延床面積 = 坪単価
例えば、建物本体価格2,400万円、延床面積30坪なら、坪単価は80万円です。
2,400万円 ÷ 30坪 = 80万円/坪
ただし、建物本体価格には、土地代や外構費、地盤改良費、登記費用などは通常含まれません。
1坪は約3.3平方メートル
1坪は約3.3平方メートルです。延床面積100平方メートルの住宅は、約30.25坪になります。
100平方メートル ÷ 3.305785 = 約30.25坪
延床面積と施工床面積の違い
延床面積は、各階の床面積を合計した建築基準法上の面積です。
施工床面積は、住宅会社が実際に施工する範囲を独自基準で合計した面積で、玄関ポーチやバルコニー、小屋裏収納、吹き抜けなどを含む場合があります。
施工床面積は延床面積より大きくなりやすいため、同じ建物価格でも坪単価が低く見えます。
例えば、建物価格2,800万円を延床面積35坪で割ると80万円、施工床面積40坪で割ると70万円です。住宅会社を比較するときは、どちらの面積を使っているか確認しましょう。
2.注文住宅の平均坪単価と広さ別の価格目安
住宅金融支援機構が公表する「2025年度フラット35利用者調査」には、フラット35を利用して注文住宅を建てた人の建設費や住宅面積などがまとめられています。すべての注文住宅を対象とした調査ではありませんが、近年の費用感を知るための参考データとして活用できます。
全国・山口県・広島県の平均坪単価
住宅金融支援機構が公表する「2025年度フラット35利用者調査」には、フラット35を利用して注文住宅を建てた人の建設費や住宅面積などがまとめられています。すべての注文住宅を対象とした調査ではありませんが、近年の費用感を知るための参考になります。
2025年度の全国平均は、建設費4,259.8万円、住宅面積118.4平方メートルでした。住宅面積は約35.82坪です。1平方メートル当たりの平均建設費35.9万円を坪単価へ換算すると、約118.7万円になります。

※住宅金融支援機構「2025年度フラット35利用者調査」をもとに、1平方メートル当たりの平均建設費を坪単価へ換算。1坪=3.305785平方メートルとして計算。
山口県と広島県は調査件数が限られているため、県内全体の相場ではなく、フラット35を利用した事例の平均として見ましょう。
また、調査の「建設費」には、建物本体の工事だけでなく、電気・給排水・ガス設備工事、設計費、工事監理費、屋外付帯工事なども含まれます。住宅会社が示す「建物本体価格」とは費用の範囲が異なるため、単純には比較できません。
30坪・35坪・40坪の建物価格
坪単価に延床面積を掛けると、建物本体価格の目安を計算できます。ここでは、坪単価80万円・100万円・120万円で試算します。

例えば、坪単価100万円の場合、30坪は3,000万円、35坪は3,500万円、40坪は4,000万円です。
ただし、これは坪単価と延床面積を掛けた単純なシミュレーションです。土地代、地盤改良などの付帯工事、外構、諸費用は含まれていません。建築総額は、希望する間取りや仕様、建築予定地をもとに作成された見積もりで確認しましょう。
30坪前後の住まいを検討している場合は、「30坪の注文住宅の価格と間取り」も参考になります。
3.坪単価に含まれる費用・含まれない費用

坪単価を見るときは、価格に何が含まれているかを確認しましょう。
坪単価に含まれることが多い費用
建物本体価格には、一般的に次の工事が含まれます。
■基礎・構造|基礎、柱、梁、床、耐力壁など
■外装|屋根、外壁、雨どいなど
■内装|床、壁、天井、室内建具など
■住宅設備|キッチン、浴室、洗面、トイレなど
■内部設備工事|電気配線、給排水配管など
ただし、標準仕様の範囲は住宅会社や商品によって異なります。希望する設備が標準仕様か、追加費用が必要なオプションかも確認しましょう。
坪単価に含まれないことが多い費用
次の費用は、坪単価とは別に必要になることがあります。
■付帯工事|地盤改良、給排水の引き込み、解体、造成など
■外構工事|駐車場、アプローチ、フェンス、庭など
■室内設備|照明、カーテン、エアコンなど
■設計・手続き|設計料、確認申請、各種検査など
■諸費用|登記、税金、ローン手数料、火災保険など
■入居準備|家具、家電、引っ越し費用など
■土地関連|土地購入費、仲介手数料など
家づくりに必要な金額は、次のように考えます。
本体工事費 + 付帯工事費 + 外構費 + 諸費用 = 建築総額
土地を購入する場合は、さらに土地代と購入諸費用が必要です。
「坪単価80万円だから30坪で2,400万円」と予算を組むのではなく、入居までに必要な総額で判断しましょう。
詳しい費用項目は「注文住宅に必要な費用の内訳」、見積書の確認方法は「注文住宅の見積書の内訳と比較方法」でも解説しています。
4.注文住宅の坪単価が変わる理由

注文住宅の坪単価は、広さだけでなく、建物の形、設備、性能、土地条件などによって変わります。
延床面積が小さい
キッチン、浴室、トイレ、玄関などは、家を小さくしても必要です。建築費のすべてが面積に比例して減るわけではないため、総額が下がっても坪単価は高くなることがあります。
平屋や複雑な形の家を建てる
平屋は、同じ延床面積の二階建てより基礎や屋根が広くなりやすく、坪単価が上がる場合があります。 凹凸の多い外観や複雑な屋根、ビルトインガレージ、大きな吹き抜けも、材料や施工工程が増え、費用へ影響します。
設備・素材・性能のグレードが高い
キッチン、浴室、床材、外壁、窓、断熱材などは、商品や性能によって価格が変わります。水回りを増やす場合も、設備本体と配管工事の費用が必要です。 断熱・耐震性能は、住み心地や光熱費、将来のメンテナンス費も含めて検討しましょう。
土地や施工条件に費用がかかる
地盤改良、造成、解体、擁壁工事などは、建物本体価格とは別に発生します。前面道路が狭い土地や、資材を搬入しにくい敷地では、追加費用がかかることもあります。 土地価格が安くても、建築前の工事が多ければ総額は高くなります。土地を選ぶときは、建築に必要な工事まで確認しましょう。
建物の構造が異なる
■木造|比較的抑えやすい。戸建て住宅で広く採用されている。
■鉄骨造|木造より高くなる場合がある。工法や鉄骨の種類で価格差がある。
■RC造|高くなる場合が多い。材料費や施工費がかかりやすい。
ただし、構造だけで価格が決まるわけではありません。建物の規模や性能、設備、住宅会社の商品設定を含めて比較しましょう。
5.坪単価で住宅会社を比較するときのポイント
ハウスメーカーと地域工務店では、商品展開や設計方法、施工体制が異なります。
どちらが安い、優れていると一律には判断できません。同じ分類でも、標準仕様や保証、価格に含まれる範囲は異なります。
比較するときは、次の条件をそろえましょう。
✅延床面積と施工床面積のどちらで計算しているか
✅税込み価格か税抜き価格か
✅住宅設備や断熱性能などの標準仕様
✅地盤改良、給排水工事、外構が含まれているか
✅照明、カーテン、エアコンが含まれているか
✅設計料や確認申請費が含まれているか
✅オプション費用、保証、点検内容
✅建物以外も含めた最終的な支払総額
坪単価が低く見えても、必要な工事や設備が別途扱いなら、最終金額は高くなる可能性があります。「坪単価はいくらですか」だけでなく、「希望する内容を含めた総額はいくらですか」と確認しましょう。
山口県・広島県では敷地条件も含めて考える
山口県・広島県で注文住宅を建てる場合も、建物本体の坪単価だけでなく、土地と敷地条件を含めて予算を考える必要があります。 同じ県内でも土地価格は異なり、造成、擁壁、解体、地盤改良などが必要なら建築総額は大きくなります。
土地を所有している場合も、次の点を確認しましょう。
✅上下水道やガスを引き込めるか
✅造成や古い建物、樹木の撤去が必要か
✅地盤改良の可能性があるか
✅建築資材を搬入できる道路幅があるか
土地から探す場合は、土地代だけでなく、その土地へ家を建てるための工事費まで含めて比較することが重要です。
タナカホームズの注文住宅施工事例では、30坪前後を含むさまざまな住まいをご紹介しています。希望に近い事例から、広さや暮らしをイメージできます。
建物価格や坪単価は、建築エリア、敷地、仕様によって変わります。具体的な費用は、希望する広さと建築予定地をもとに見積もりを作成して確認しましょう。
6.まとめ
注文住宅の坪単価は、希望する広さから建物価格を考えるための目安です。ただし、住宅会社によって計算に使う面積や、価格に含まれる費用が異なります。
住宅会社を比較するときは、坪単価だけでなく、付帯工事、外構、諸費用を含めた最終的な支払総額を確認しましょう。
山口県・広島県で家を建てる場合は、土地価格に加えて、造成、地盤改良、給排水工事、解体など、敷地ごとに必要な費用も確認することが大切です。
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会社名:田中建設株式会社
部署名:経営管理室
執筆者名:大勢待 昌也
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