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2025年7月30日 / 家づくり
【2025年版】防犯対策に使える!廿日市市の補助金制度
広島県廿日市市にお住まいの方、またこれから移住を考えている方で、「自宅の防犯対策を強化したいけれど、費用が心配」と感じていませんか? 空き巣や不審者など、日々のニュースで犯罪に関する報道を目にすると、自分や家族の安全が気になりますよね。 防犯カメラやセンサーライトなど、有効な対策はたくさんありますが、導入にはコストがかかるのが現実です。 しかし、諦める必要はありません。 実は、廿日市市には市民の安全な暮らしをサポートするための補助金制度があるのです。 本記事では、廿日市市が実施する「住宅用犯罪対策補助金」制度について解説します。 補助金の対象となる防犯設備のメリットや導入コストから、補助金以外に家を建てる際にできる防犯対策まで、専門的な視点で詳しくご紹介します。 目次 1.廿日市市の防犯対策に使える補助金 2.補助対象設備のそれぞれのメリットと導入コスト 3.その他家を建てるときにできる防犯対策 4.まとめ 1.廿日市市の防犯対策に使える補助金 廿日市市では、市民が安心して暮らせるまちづくりを推進するため、住宅の防犯性能を高めるための費用の一部を補助する制度を実施しています。 この貴重な制度を理解し、有効活用しましょう。 住宅用犯罪対策補助金 住宅用犯罪対策補助金は、廿日市市民の防犯意識の向上を図り、安全で安心なまちづくりを推進するため、自らが居住する住宅に新たに防犯対策を行う方に対して交付される補助金です。 補助金交付される補助対象設備には以下のようなものがあります。 ● 屋外防犯カメラ(設置場所、撮影範囲は住宅敷地内に限る) ● モニター付きインターホン(録画機能付き) ● 人感センサーライト(設置場所は屋外に限る) ● 防犯フィルム・防犯ガラス ● 防犯性の高い錠への交換、補助錠の設置 ● 防犯砂利 補助金額は設備購入及び設置費用の1/2、上限1万円まで交付されます。 1つの住宅につき申請は1回限りなので、複数設備での補助金を希望される方は1度にまとめて申請しましょう。 2.補助対象設備のそれぞれのメリットと導入コスト この補助金制度で対象となる代表的な防犯設備について、それぞれの特徴と導入コストの目安を解説します。 ご自身の住まいの状況や予算に合わせて、最適な設備を選びましょう。 屋外防犯カメラ 犯罪者にとって、姿を記録されることは最大のリスクです。 防犯カメラの存在は「この家は防犯意識が高い」という強いメッセージとなり、侵入を未然に防ぐ非常に高い抑止効果があります。 万が一被害に遭った場合でも、犯人の特定につながる決定的な証拠映像を残すことができます。 最近では、スマートフォンと連携し、外出先からでもリアルタイムで映像を確認できるモデルが主流です。 導入にかかる費用の目安は、20〜35万円ほど。 高機能なモデルや複数台設置する場合は高額になりますが、補助金を活用すれば少し初期費用を抑えられます。 モニターつきインターフォン 訪問者の顔を室内モニターで確認してから応対できるため、不審者を安易にドア先まで招き入れるリスクを減らせます。 特に、悪質な訪問販売や宗教勧誘などを玄関先で断る際に有効です。 録画機能付きのモデルを選べば、留守中の訪問者を記録できるため、空き巣の下見などをチェックする手がかりにもなります。 導入にかかる費用の目安は、本体価格が5,000〜10万円。 設置費用は、配線工事が不要なら5,000〜2万円、配線工事が必要なら1.5万円〜3万円ほどです。 屋外人感センサーライト 夜間、人の動きを感知して自動で点灯するライトです。 暗がりに潜む侵入者に突然光を浴びせることで驚かせ、犯行を断念させる効果が期待できます。 防犯カメラと併用すれば、夜間でも鮮明な映像を記録する助けになります。 また、帰宅時に玄関先を明るく照らしてくれるなど、日常生活での利便性も高いのが魅力です。 導入にかかる費用の目安は、本体費用は大体2,000〜2万円。 取り付けには5,000〜1万円ほどかかります。 比較的安価で導入しやすく、防犯対策の第一歩としておすすめです。 電源不要のソーラータイプなら、さらに手軽に設置できます。 防犯フィルム・防犯ガラス 空き巣の侵入経路で最も多いのが「窓」からの侵入です。 防犯フィルムや防犯ガラスは、ガラスを破壊しようとしても、貫通するまでに時間がかかるように設計されています。 侵入に5分以上かかると、約7割の空き巣は犯行を諦めると言われており、侵入を遅らせることが非常に重要です。 また、台風や地震などの災害時にガラスが飛散するのを防ぐ効果もあります。 導入にかかる費用の目安は、防犯フィルムのサイズによって異なりますが、大体1.6万円〜3.4万円。 防犯ガラスへの交換もガラスのサイズによって異なります。 大体3万円〜7万円ほどが費用相場です。 特に侵入されやすい1階のリビングや死角になる窓への設置が効果的です。 防犯性の高い鍵への交換、補助錠の設置 ピッキングやサムターン回しといった不正開錠に強い、CPマーク(防犯性能の高い建物部品の目印)付きのディンプルキーなどに交換することで、玄関からの侵入リスクを大幅に低減できます。 さらに、既存の鍵に加えて補助錠を取り付ける「ワンドア・ツーロック」は、侵入にかかる時間を倍増させ、犯行を諦めさせるのに極めて効果的です。 防犯性の高いディンプルキーに交換した場合、本体価格が大体1.6〜2.7万円ほど。 施工費は1万円ほどかかります。 スマートロックやリモコンキーを取り付ける場合、6〜20万円ほどの費用相場になります。 高額ですが、防犯性も高いのでセキュリティを高めたい方にはおすすめです。 補助錠の設置には、大体4万円ほど の費用がかかります。 玄関は家の最も重要な出入り口です。 補助金を使って、最新の防犯性の高い鍵にアップグレードしましょう。 防犯砂利 家の周りや窓の下などに敷き詰める砂利で、上を歩くと「ジャリジャリ」と75デシベル以上(掃除機やセミの鳴き声に相当)の大きな音が出ます。 音を立てずに侵入したい犯罪者にとっては非常に嫌な存在です。 比較的安価で、ホームセンターなどで購入して自分で敷くことも可能です。 防犯砂利は30㎡(厚さ3cm)の範囲に敷いた場合、4〜9万円円が費用相場です。 購入する砂利によって金額が変わってきます。 補助金の対象となるかは、購入・設置の形態によりますので、事前に市へ確認しましょう。 建物の死角になりやすい場所に敷くだけでも、大きな防犯効果が期待できます。 3.その他家を建てるときにできる防犯対策 補助金制度の活用と合わせて、特にこれから家を建てる方やリフォームを検討している方に知っておいてほしい、より根本的な防犯対策をご紹介します。 防犯統計などを参考に安全な土地を選ぶ すべての防犯対策の基礎となるのが「立地」です。 家を建てる土地を選ぶ段階で、防犯の視点を持つことが重要です。 まずは公的データの活用です。 広島県警察がホームページで公開している「犯罪発生マップ」などを確認し、検討しているエリアの犯罪発生状況を把握しましょう。 次に現地での確認も大切です。 日中だけでなく、夜間にも現地を訪れることをおすすめします。 街灯の数や明るさ、人通りの多さ、周辺の建物の状況(空き家や見通しの悪い公園などがないか)を自分の目で確かめましょう。 土地を選ぶ際は、見通しの良い立地を選ぶことも重要です。 道路から玄関や窓が見通せるオープンな外構は、一見プライバシーが心配に思えますが、犯罪者が隠れる場所がなく、周囲の目も届きやすいため防犯性は高まります。 スマート家電の活用 近年のテクノロジーの進化は、防犯対策にも大きな変革をもたらしています。 スマート家電を導入することで、より高度で便利な防犯システムを構築できます。 例えば、スマートロックの導入。スマートフォンで玄関の鍵を施解錠できます。 外出先から施錠状態を確認したり、万が一閉め忘れても遠隔でロックしたりすることが可能です。 期間限定の合鍵(デジタルキー)を発行できるため、鍵の紛失リスクもありません。 他にもスマート照明やスマートカーテン旅行などで長期間家を空ける際に、タイマー機能で照明を点けたり、カーテンを開閉したりすることで、在宅を装うことができます。 これは、留守を狙う空き巣に対して非常に有効な対策です。 他にもネットワークカメラの導入もおすすめです。 補助金対象の防犯カメラと同様に、スマホで家の内外を確認できます。 ペットの見守り用として普及していますが、室内に設置することで侵入者を検知し、スマホに通知を送る機能を備えたモデルもあります。 ホームセキュリティの利用 最高の安心感を求めるなら、専門警備会社によるホームセキュリティの導入が最も確実な選択肢です。 SECOMやALSOKといった警備会社なら、24時間365日の監視体制でセンサーやカメラを通じて住まいを常時監視してくれます。 侵入や火災などの異常を検知すると、瞬時に警備会社の指令センターに通報され、最寄りの待機所からプロの警備員が駆けつける「異常時の駆けつけサービス」もおすすめです。 警察や消防への通報も迅速に行ってくれます。 ホームセキュリティの導入は、初期費用に30〜40万円、月額料金として4,000円~10,000円程度が費用相場になります。 ただし、ホームセキュリティをレンタルするか買い上げるかなど、プランによって初期費用・月額料金が大きく異なるため、 警備会社のホームページを確認しましょう。 補助金の対象にはなりませんが、プロに守られているという安心感が得られる点は非常に大きなメリットです。 4.まとめ 今回は、廿日市市の「住宅用犯罪対策補助金」制度を中心に、住まいの安全を守るための具体的な方法を解説しました。 この制度は、防犯カメラやモニターつきインターフォンといった効果的な設備の設置費用を最大1万円まで補助するもので、賢く活用すれば低コストで自宅の安全性を高めることが可能です。 ただし、申請は必ず工事の着手前に行う必要があり、市の予算にも限りがあるため、検討している方は早めに行動しましょう。 また、1つの設備に頼るだけでなく、土地選びの段階から防犯を意識したり、スマート家電やホームセキュリティを導入したりと、複数の対策を組み合わせる「多重防犯」の考え方が極めて重要です。 あなたと大切な家族が心から安らげる住まいを守るため、防犯対策は「何かあってから」では手遅れです。 廿日市市が提供する制度を利用して、住まいの防犯性を高めるのはいかがでしょうか。 タナカホームズ広島西店では、あなたとご家族の安心かつ快適な住まいづくりをサポートいたします。 廿日市市やその近辺で新築住宅をご検討の方は、お気軽にご相談くださいませ。 【タナカホームズ】廿日市市の建売住宅をチェック! ★阿品台建売住宅(4LDK/平屋) 瓦を使用した和モダンな外観と、ナチュラルテイストにまとめた室内が高級感を感じさせる平屋です。 通常よりも高い天井とフルハイドアの採用により、開放感を演出しています。 こちらは随時見学受付中。お気軽にご来場くださいませ。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2025年7月23日 / 設備
【2025年版】廿日市市で使える太陽光発電の補助金と導入ガイド
「地球環境に優しい暮らしがしたい」 「高騰する電気代を節約したい」 そんな思いから、太陽光発電システムの導入を検討している広島県廿日市市にお住まいの方、またはこれから移住を考えている方も多いのではないでしょうか。 太陽光発電は、クリーンなエネルギーを自宅で生み出せるだけでなく、余った電気を売ることで収入を得られる可能性もある、非常に魅力的な設備です。 しかし、その一方で、 「一体どれくらい発電できるの?」「初期費用が高いのでは?」「廿日市市で使える補助金はあるの?」 といった疑問や不安も尽きないのではないでしょうか。 本記事では、そんなあなたの疑問を解消すべく、2025年最新版として廿日市市で利用できる太陽光発電の補助金制度を徹底解説します。 さらに、太陽光発電の基本的な発電量から、導入前に知っておくべき注意点まで、専門的な視点で詳しく解説しますのでぜひご覧ください。 目次 1.太陽光発電の1日の発電量はどれくらい? 2.廿日市市で太陽光発電を導入するなら使いたい補助金 3.太陽光発電を導入する前に気をつけるべきこと 4.まとめ 1.太陽光発電の1日の発電量はどれくらい? ■参考:令和7年度住宅用太陽光発電設備等導入促進補助金(廿日市市) 住宅に設置する太陽光発電は、システム容量1kWに対して1日の発電量は約2.7kWhと言われています。 住宅の太陽光発電のシステム容量は、3〜5kW程度なので1日の発電量の目安は約8.2〜13.7kWh(2.7kWh×3〜5kW)ほどになります。 ただし、これはあくまでも目安です。 日射量や季節、地域やソーラーパネルの設置向きなどによって発電量は増減します。 2.廿日市市で太陽光発電を導入するなら使いたい補助金 太陽光発電の導入における最大のハードルは、やはり初期費用です。 しかし、国や自治体は再生可能エネルギーの普及を促進するため、様々な補助金制度を用意しています。 廿日市市でも、市民の導入を後押しする手厚い補助金が利用できます。 令和7年度住宅用太陽光発電設備等導入促進補助金 「令和7年度住宅用太陽光発電設備等導入促進補助金」は、2050年カーボンニュートラル実現に向けた再生可能エネルギーの導入促進・エネルギー費用を含む物価高騰への対策を目的とした制度です。 自宅に住宅用太陽光発電設備などを設置する廿日市市民に対して国の交付金を活用して予算の範囲内で補助金が交付されます。 補助額は補助対象経費に次の補助率を掛けた額もしくは上限額のうち、どちらか低い方の金額が交付されます。 受付期間は、令和7年6月13日〜令和7年11月28日までです。 ただし、この補助金は予算に上限があるため、予算額に達したら受付期間内でも受付が締め切られます。 補助金交付を受けたい方は、早めに申請を行うことをおすすめします。 3.太陽光発電を導入する前に気をつけるべきこと 補助金を活用できるなどメリットの大きい太陽光発電ですが、導入してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、事前に知っておくべき注意点も存在します。 太陽光発電パネルの設置に向いた家を建てる必要がある 太陽光発電は、どんな家にも同じように設置できるわけではありません。 最大のパフォーマンスを発揮するためには、いくつかの条件があります。 まず屋根を設置する方角は、真南向きが最も理想的です。 また、屋根の形状は、パネルを効率よく配置できる「片流れ屋根」や「切妻屋根」が向いています。 複雑な形状の屋根だと、設置できるパネルの枚数が限られたり、工事費用が割高になったりする場合があります。 次に、十分な発電量を得るためには、ある程度の屋根面積と強度が必要です。 太陽光パネルは1枚あたり約15kgあります。 パネルを大量に搭載すると数百kgの重量になるため、この重さに長期間耐えられるだけの構造的な強度の屋根にしなければなりません。 特に築年数が古い住宅の場合は、事前に専門家による強度診断が必要です。 さらに周辺環境や日射条件も考えなければなりません。 自宅の屋根が理想的な形状でも、南側に高いビルや山、大きな樹木などがあり、パネルに影がかかる時間が長いと、発電量は大幅に減少してしまいます。 土地選びや新築の設計段階から、将来にわたって日照が確保できるかを確認することが重要です。 初期費用やランニングコストがかかる 補助金があるとはいえ、導入にはまとまった費用が必要です。 また、設置後もコストがかかることを理解しておく必要があります。 2025年現在の家庭用太陽光発電の設置費用は、新築だと1kWあたり26万円前後、既存住宅で28万円が相場です。 例えば4.5kWのシステムを導入する場合、約110万円〜126万円が目安となります。 これに蓄電池を加えると、さらに高額になります。 廿日市市の補助金や国の補助金(子育てグリーン住宅支援事業など)を組み合わせることで、この負担をどれだけ軽減できるかがポイントです。 また4年に1回程度の定期点検が推奨されています。 1回あたりの定期点検には2万円程度が目安です。 故障を防ぎ、発電効率を維持するために必要な投資です。 太陽光パネルが作った直流電力を家庭で使える交流電力に変換するパワーコンディショナも寿命がきたら交換しなければなりません。 寿命は大体10〜15年と言われています。 交換には20万円程度の費用がかかります。 さらに、台風や落雷、飛来物によるパネルの破損などに備え、火災保険の補償内容を確認したり、別途保険に加入したりする必要もあります。 保険料の負担も考えなければなりません。 これらのコストと、電気代の削減額や売電収入を比較し、何年で初期投資を回収できるか(投資回収期間)をシミュレーションすることが不可欠です。 20〜30年後には寿命で廃棄の必要がある 太陽光発電は半永久的に使えるわけではなく、将来的な寿命とそれに伴う廃棄の問題も視野に入れておく必要があります。 設備の中心である太陽光パネルの寿命は、一般的に20〜30年と言われています。 多くのメーカーが25年以上の出力を保証していますが、経年劣化によって発電効率は少しずつ低下していくことを理解しておかなければなりません。 また、太陽光パネルが作った電気を家庭で使えるように変換するパワーコンディショナは、パネルよりも寿命が短く、10〜15年で交換時期を迎えます。 そのため、パネル自体の寿命が来るまでに、1〜2回の交換が必要になる計算です。 さらに、寿命を迎えた設備の処分も重要な課題です。 太陽光パネルには鉛やセレンといった有害物質が含まれている場合があるため、法律に則った適切な方法で処分しなければなりません。 その際の撤去・運搬・処分にかかる費用は以下の通りです。 例えば、太陽光パネルを20枚搭載(約5kW)だと17万円〜54万円の処分費用がかかります。 現在、使用済み太陽光パネルの不法投棄が社会問題となっており、将来的にはリサイクル費用をあらかじめ積み立てることが義務化される可能性も議論されています。 これは持続可能なエネルギー利用における重要な責務の1つです。 導入を検討する際には、設置業者が将来の撤去やリサイクルについてもきちんと相談に乗ってくれる業者かどうかを確認しておくことが、長期的な安心につながるでしょう。 4.まとめ 今回は、廿日市市で太陽光発電を導入する際に活用できる補助金制度と、事前に知っておくべきポイントを解説しました。 太陽光発電は、システムの容量や天候、季節によって発電量が変わりますが、平均的な家庭であれば日中の電力消費を十分に賄えるポテンシャルを持っています。 導入コストが懸念されがちですが、廿日市市では「住宅用太陽光発電設備等導入促進補助金」が用意されており、太陽光パネルで1kWあたり7万円、蓄電池で1kWhあたり5万円といった手厚い補助を受けられる可能性があります。 予算には限りがあるため、早めの申請が成功の鍵となります。 一方で、導入には屋根の方角や強度、日照条件といった住宅の適性が重要です。 また、初期費用だけでなく、定期的なメンテナンスや将来のパワコン交換、そして20〜30年後の廃棄費用まで見越した長期的な資金計画が不可欠です。 太陽光発電の導入は、高騰する電気代への対策や環境貢献など、多くのメリットをもたらす大きな決断です。 補助金制度を賢く利用し、メリットと注意点の両方を正しく理解した上で、あなたの暮らしに最適な選択をしてください。 まずは信頼できる専門業者に相談し、具体的なシミュレーションから始めてみてはいかがでしょうか。 タナカホームズ広島西店では、太陽光発電を取り入れた住まいづくりをお手伝いいたします。 廿日市市やその近辺で新築住宅をご検討の方は、お気軽にお問合せくださいませ。 【タナカホームズ】廿日市市の建売住宅をチェック! ★阿品台建売住宅(4LDK/平屋) 瓦を使用した和モダンな外観と、ナチュラルテイストにまとめた室内が高級感を感じさせる平屋です。 通常よりも高い天井とフルハイドアの採用により、開放感を演出しています。 こちらは随時見学受付中。お気軽にご来場くださいませ。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2025年7月16日 / 暮らし・育児
若者夫婦に人気のエリア!廿日市市の子育て支援制度まとめ
注文住宅を検討する際には、住宅の性能や価格だけではなく、地域の子育て環境も重要な判断材料になります。 家族が安心して暮らせる場所を見極めるには、行政の支援制度や生活環境を総合的に把握することが大切です。 廿日市市は、「こどもが主役のまち」という理念を掲げ、地域ぐるみで子育てを支援する体制を整えている自治体です。 今回は、廿日市市の特長や子育て支援制度について紹介します。 目次 1.子育て世帯に人気の街、廿日市市 2.充実の子育て支援制度 3.はつかいち版ネウボラ 4.まとめ 1.子育て世帯に人気の街、廿日市市 廿日市市は、住環境と都市機能のバランスに優れた街として、子育て世代から支持されています。 ここでは、エリアとしての魅力をいくつかの側面から紹介していきます。 広島市中心部へのアクセスが良好 廿日市市は、広島市西部に位置しており、JR山陽本線、広島電鉄、主要幹線道路が整備された交通利便性の高いエリアです。 JR廿日市駅や宮内串戸駅からは広島駅まで約20分〜25分とアクセスが良いのがわかります。 広島電鉄を利用すれば市内中心部まで乗り換えなしでアクセスできるため、通勤・通学に適した交通環境が整っています。 また、山陽自動車道の廿日市インターチェンジや広島岩国道路の利用により、車での移動も快適です。 交通アクセスの良さは、共働き家庭にとってエリア選定の重要なポイントになるでしょう。 自然や公園が身近にあり、子どもの遊び場が充実 交通アクセスの良さに加えて、廿日市市は自然環境が豊かで、四季を通じて子どもが自然と触れ合える環境が多くあります。 また市内には、けん玉公園(新宮中央公園)や、もみのき森林公園など家族で利用できる施設が揃っています。 廿日市市中央市民センターでは、親子で参加できるワークショップや子育てセミナーが定期的に行われ、地域全体で子どもを見守る文化が根づいています。 多彩な遊び場や学びの場は、子どもの健やかな発達を促すだけではなく、親子で過ごす時間を深める貴重な機会になるはずです。 「こどもが主役のまち はつかいち宣言」 廿日市市では、「こどもが主役のまち はつかいち宣言」を掲げ、市民・行政・地域社会が一体となって子どもの成長を支えています。 この宣言は、制度を整えるだけではなく、子ども自身の声を尊重し、子どもが参加できる街づくりを推進することを目的としています。 例えば、市内では子ども議会や地域でのこども見守り活動も活発に行われており、子どもが社会の一員として育つ環境を整備する取り組みが続けられています。 2.充実の子育て支援制度 廿日市は、子育て支援制度が充実している点も注目すべきでしょう。 ここでは、子育て家庭に役立つ4つの支援制度を紹介します。 18歳まで医療費が無料 ■参考:こども医療費助成制度(廿日市市) 廿日市市では、0歳から18歳までのすべての子どもに対して医療費助成制度を実施しています。 保護者の収入に関係なく、自己負担なしで医療機関を受診できるのが特徴です。 窓口で保険証と受給者証を提示するだけで適用できるため、手続きに時間がかかりません。 この制度により、医療費の負担を心配せずに小児科を受診できるので、子どもの健康を定期的に把握しやすくなります。 経済的支援の面から見ても、安心して育児に取り組めるでしょう。 申請の流れは以下になります。 1. 出生後または転入後に、市役所または支所で「医療費受給者証」を申請 2. 申請時には、保険証・本人確認書類・印鑑が必要 3. 受給者証が発行されたら、医療機関の窓口で保険証と一緒に提示 本制度の助成対象は、健康保険が適用される診療のみです。 自由診療や予防接種、入院時の食事療養費は対象外になります。 また、転居や加入している健康保険の変更があった場合には、受給者証の再申請が必要です。 受給者証の有効期限は基本的に年度末(3月末)までのため、更新時期が近づくと案内通知が届きます。 そのため、期限切れにならないように注意が必要です。 あかちゃんのおむつプレゼント事業 ■参考:あかちゃんのオムツプレゼント事業について(廿日市市) 出産直後は何かと出費が多くなる時期です。 廿日市市では、出生届けを提出した家庭に紙おむつのプレゼント事業を実施しています。 育児用品の準備が不安な保護者にとって、行政からの支援により育児費用の一部が軽減されます。 提供されるおむつは、市と連携した店舗で引き換えることができ、地域の経済とも繋がる仕組みとなっています。 制度の利用は届出時に案内を受け、後日引換券が送付される流れになっています。 申請の流れは以下になります。 1. 出生届を廿日市市に提出 2. 後日、市から引換券が郵送 3. 引換券を市と連携しているドラッグストアなど指定店舗に持参して交換 引換券には通常、発行から数か月以内という有効期限が設けられており、期限内に利用する必要があります。 引換可能な店舗は地域によって異なり、対象店舗の詳細は引換券に同封される案内に記載されています。 また、この事業は1世帯につき1回限りの提供となっているため、利用のタイミングには注意が必要です。 ファミリー・サポート・センター ■参考:ファミリー・サポート・センター(廿日市市) 急な用事や残業で保育園の迎えが間に合わない、病院の受診に子どもを預けたいときに役立つ制度がファミリー・サポート・センターです。 廿日市市では、子育ての援助を受けたい家庭(利用会員)と援助を提供できる方(提供会員)を結び付ける地域支援ネットワークを整備しています。 提供会員は、市が実施する講習会を受講した上で登録されており、安全面にも十分配慮された体制です。 子どもを安心して預けられる地域の頼れる存在として、育児の負担が大きく軽減されます。 利用会員の申請の流れは以下になります。 1. 電話または市HPから登録説明会に申し込み 2. 説明会に参加し、利用会員の登録(面談含む) 3. 利用希望の日時・内容をセンターに連絡し、マッチングされた提供会員と事前打ち合わせ 4. 利用当日に援助活動を受け、後日利用料の支払い ファミリー・サポート・センターを利用する際には、支援を希望する日の1週間以上前までに申し込みを行うことが推奨されていますが、急な用事や体調不良など緊急の場合には、個別対応が可能なこともあります。 また、支援を行う提供会員は市に登録された方に限られており、人数や対応可能な曜日・時間帯には限りがあります。 そのため、希望する日程に必ず対応できるとは限らない点に注意が必要です。 利用料については原則として自己負担となっており、1時間あたり700円程度が目安です。 ただし、万一の事故に備えた保険料については市が負担しており、安全面にも配慮された制度となっています。 3.はつかいち版ネウボラ 妊娠期から出産、育児までの過程で支援が受けられるのが「はつかいち版ネウボラ」です。 注目を集めているこの制度は、廿日市市の子育て支援制度の中でも、核となる取り組みのひとつです。 ネウボラとは、妊娠期から一貫して親子をサポートする考え方に基づくフィンランド発祥の子育て支援制度です。 廿日市市ではネウボラ面談を妊娠届け時に実施しています。 保健師が面談を行い、妊婦一人ひとりの状況に応じた支援プランを提供しています。 出産後も継続的なサポートが用意されており、1ヶ月健診や乳児家庭訪問、育児相談が受けられます。 また、家庭の状況に応じて必要な場合には、保育・福祉・教育の関係機関と連携し、多職種で対応する仕組みが整えられている点が大きな特徴です。 さらに、母親だけではなく、父親向けの講座や祖父母も対象としたサポートも用意されており、家族全員で子どもを育てる視点が制度に反映されています。 核家族化や共働きが進む現代において、多様な家庭状況に対応できる仕組みとして、実用性が高い制度です。 注意点として、妊娠届けを提出する際には面談の予約が必要となるため、混雑が予想される時期には余裕を持って日程を調整することをおすすめします。 また、面談や相談を通じて得られた情報は支援の一環として記録され、必要に応じて保育・福祉・医療などの関係機関と情報共有される場合があります。 ただし、心理士や保育士、社会福祉士との連携支援を行う際には、保護者本人の同意が前提となっています。 4.まとめ 廿日市市は、広島市へのアクセスの良さと豊かな自然環境、行政による手厚い子育て支援制度が揃った、子育て世帯にとって魅力的なエリアです。 廿日市の子育て支援は、18歳までの医療費無料、紙おむつ支援、ファミリー・サポート・センターなどの利用しやすい制度が揃っており、安心して子育てができる体制が整っています。 さらに、はつかいち版ネウボラによる妊娠期からの支援は、他の自治体と比べても先進的と言えるでしょう。 家づくりは人生の中でも大きな決断のひとつです。 住宅性能や価格に加え、どの地域でどのように暮らすかを考えることが、より豊かな住まい選びに繋がります。 廿日市市は、子どもを安心して育てられる街を探しているご家庭にとって、有力な選択肢のひとつです。 タナカホームズ広島西店では、子育て世帯に寄り添った住まいづくりをお手伝いいたします。 廿日市市やその近辺で新築住宅をご検討の方は、ぜひご相談くださいませ。 【タナカホームズ】廿日市市の建売住宅をチェック! ★阿品台建売住宅(4LDK/平屋) 瓦を使用した和モダンな外観と、ナチュラルテイストにまとめた室内が高級感を感じさせる平屋です。 通常よりも高い天井とフルハイドアの採用により、開放感を演出しています。 こちらは随時見学受付中。お気軽にご来場くださいませ。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2025年7月9日 / 構造
広島で南海トラフが発生したらどうなる?廿日市市の被害想定と備え
今後30年以内に高確率で発生するとされる南海トラフ巨大地震による被害が懸念される中、広島県内でもリスクへの関心が高まっています。 その中でも沿岸部に位置する廿日市市では、地形や地盤、過去の地震被害から注意すべき点が多くあります。 今回は、南海トラフ地震の概要から廿日市市の具体的な被害想定、家づくりに活かせる地震対策までを、公的機関の資料に基づいて解説します。 目次 1. 南海トラフ巨大地震とは 2.廿日市市の地震リスク 3.廿日市で南海トラフ巨大地震が起きた場合の影響 4.家づくりの際の地震対策 5.まとめ 1. 南海トラフ巨大地震とは 南海トラフ巨大地震とは、駿河湾から四国沖、九州沖に延びる南海トラフ沿いでおおむね100〜150年ごとに発生するとされる超大規模地震です。 内閣府や地震調査研究推進本部によると、マグニチュード8〜9クラスの地震が30年以内に70〜80%の確率で発生すると見込まれており、西日本全域に甚大な影響を及ぼす可能性があります。 地震が発生すると、震源に近い太平洋側では大きな揺れに加えて津波の被害も想定されています。 仮に発生した場合、震源に近い太平洋側では大きな揺れとともに津波の発生が想定されており、最悪のケースでは日本全体で最大32万人の死者、200万棟以上の建物被害が出るとの推計もあります。 また、ライフラインの断絶や経済活動の停滞、長期的な避難生活の発生など日常生活にも深刻な影響を及ぼす恐れがあります。 廿日市市のような瀬戸内海沿岸の自治体でも、被害を最小限に抑えるための備えが推奨されています。 2.廿日市市の地震リスク 廿日市市は、山地と海岸部が混在する地形と多様な地盤条件を持つ地域です。 このような地形や地盤は、地震時の被害に直結する要因となります。 特に、軟弱地盤や埋立地では液状化のリスクが高く、過去の地震でも実際に被害が報告されています。 この章では、廿日市市の地形や地盤の特徴をもとに、地震によって生じるリスクについて解説します。 住宅を建てる際に注意すべきポイントも併せて確認しておくと安心です。 廿日市市の地形と災害リスク 廿日市市は、北部に山地が広がり、南部は広島湾に面した沿岸部や市街地が広がっています。 地質的には花崗岩類が主体ですが、平良地区や阿品地区などの沿岸部には沖積層や埋立地も多く、地盤が軟弱な場所では地震時の液状化リスクが高まります。 市が公開しているハザードマップでは、土砂災害や津波、洪水などの災害リスクと併せて、液状化の危険度も色分けで表示されています。 特に、競艇場前駅・阿品駅・地御前駅周辺、貯木場付近は、地盤条件から見て液状化の危険度が高いとされており、住宅を建てる際には配慮が求められます。 過去の地震からみるエリア別被害の傾向 廿日市市が過去に大きな被害を受けた例として、2001年の芸予地震(M6.7)が挙げられるでしょう。 この地震では廿日市市で震度5強が観測され、市内の埋立地では液状化により家屋が傾き、沈下した例が報告されています。 特に、被害が集中した阿品地区では、地盤沈下や道路の陥没、上下水道の損傷が確認されました。 被害の多くは地盤の特性と関連しており、今後の地震でも同様の現象が再発する可能性があると指摘されています。 3.廿日市で南海トラフ巨大地震が起きた場合の影響 南海トラフ巨大地震が発生した際、廿日市市にも強い揺れや津波の影響が及ぶと想定されています。 建物の倒壊やライフラインの寸断、浸水被害など私たちの生活に影響を及ぼすリスクも想定されています。 ここでは、被害の具体的な想定や津波の到達時間、避難体制など、南海トラフ地震が廿日市市に与える影響を整理し、備えるべきポイントを紹介していきます。 想定されるマグニチュードや生活への影響 広島県が発表した被害想定によると、南海トラフ巨大地震発生時、廿日市市では最大震度6弱〜6強の揺れが想定されています。 老朽化した建物や耐震性の低い住宅では倒壊の危険があり、人的被害も避けられません。 また、住宅全壊棟数は広島県全体で約2万7千棟、死者数は約300人と推定されており、廿日市市でも同様の被害が想定されます。 さらに、地震の影響で電力・水道・ガスなどのインフラが広範囲で停止し、道路や鉄道も寸断される恐れがあります。 医療機関の機能停止や通信手段の遮断により、救援活動の遅れも懸念されています。 津波は起きる? 廿日市市の沿岸部でも南海トラフ地震に伴う津波の影響が想定されています。 広島県の被害想定によれば、最大津波高は約1.9m、到達時間は地震発生から約3時間30分後とされています。 この津波は太平洋側ほどの高さではありませんが、広島湾沿岸の低地では浸水の可能性が高く、廿日市市でも最大約6.5km²の浸水と約4,300戸の浸水被害が見込まれています。 住宅の立地を決める際には、必ず浸水ハザードマップを確認し、安全性を確保してください。 廿日市市の避難先 廿日市市では災害時に備え、指定緊急避難場所と指定避難所が多数整備されています。 緊急避難場所は公園や広場、避難所は主に小中学校の体育館や公共施設が利用されています。 また、市が提供するハザードマップには、各避難先の一覧が掲載されており、液状化や津波の危険性を考慮した配置がなされています。 住宅を建てる際は、最寄りの避難先と経路を事前に確認し、家族で共有しておくことが大切です。 4.家づくりの際の地震対策 注文住宅を建てる際には、災害リスクを踏まえた設計が重要です。 地震対策として代表的なものは耐震・免震・制震の3種類あり、それぞれ異なる特徴があります。 予算や地盤状況に応じて最適な方法を選ぶことが重要なポイントです。 構造方式 特徴 耐震構造 建物自体を強固にし、揺れに耐える。一般的な構造です 免震構造 地面と建物の間に装置を入れ、揺れを建物に伝えにくくする 制震構造 揺れを吸収する装置で建物の変形を抑える また、廿日市市や広島県では木造住宅の耐震診断や改修への補助制度があります。例えば 廿日市市の「木造住宅耐震化事業」では以下のような支援があります。 補助内容 上限額 現地建替え 115万円 非現地建替え 97.86万円 除却 30万円 耐震改修 最大115万円または57.5万円 ■参考:廿日市市 木造住宅の耐震化補助事業申込希望者の募集 耐震改修補助は、6つのステップで申請できます。 1. 事前相談 電話等で住宅条件の確認・相談。所有住宅が補助対象か、建築時期・構造・評点などを確認。 建築指導課(TEL 0829-30-9191)で事前協議を行います。 2. 補助申請 事前相談の内容をもとに、廿日市市建築指導課へ補助金の交付申請を行います。 審査により申請が承認されると、「補助金交付決定通知書」が交付されます。 3. 工事契約 補助金の交付決定を受けた後に、施工業者と工事契約を締結します。 ※交付決定前に工事を契約・着手した場合は、補助対象外となるため注意が必要です。 4. 工事完了・報告 工事が完了したら、「工事完了報告書」を建築指導課へ提出します。 審査を経て完了が認められると、「補助金確定通知書」が交付され、請求手続きにより補助金が支払われます。 ■参考:広島県木造住宅耐震化促進支援事業 耐震化補助のご案内(令和7年度) 廿日市市では、木造住宅の耐震診断・耐震改修に対する補助制度が整備されています。 新築住宅の計画時だけでなく、中古住宅のリフォームや既存住宅の補強においても積極的に活用することで、家族の安全を守る備えに役立ちます。 5.まとめ 南海トラフ巨大地震は、廿日市市を含む広島県全域にも深刻な影響を及ぼす恐れがある災害です。 地震の揺れや津波、液状化への備えは、住まい選びの初期段階から意識すべき重要な視点です。 廿日市市で安全性の高いエリアを選ぶためには、浸水想定や液状化危険度が低い地域の選定が重要です。 例えば、広島県の液状化危険度マップでは、沿岸部約30%の区域が高リスクとされています。 公的機関が提供するハザードマップや被害想定資料を活用し、危険度の高い地域を避けた土地選びを行いましょう。 また、耐震性の高い設計や避難経路の確認も怠ってはいけません。 災害はいつ起きるか分かりません。だからこそ、家族の命と生活を守るために、今できる備えを一つずつ進めていきましょう。 注文住宅の計画は、防災も含めた安心できる暮らしの第一歩です。 タナカホームズ広島西では、耐震性に優れたツーバイフォー工法で快適な住まいをご提案いたします。 廿日市市やその近辺で新築住宅をご検討の方は、お気軽にご相談ください。 【タナカホームズ】廿日市市の建売住宅をチェック! ★阿品台建売住宅(4LDK/平屋) 瓦を使用した和モダンな外観と、ナチュラルテイストにまとめた室内が高級感を感じさせる平屋です。 通常よりも高い天井とフルハイドアの採用により、開放感を演出しています。 こちらは随時見学受付中。お気軽にご来場くださいませ。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2025年7月4日 / 暮らし・育児
宮島に住みたいあなたへ。メリットや注意点、暮らしのホント
海と山、厳島神社をはじめとする歴史的建造物が調和する美しい街並みが魅力である宮島での暮らしに憧れる方は少なくありません。 しかし、「宮島に住むとどんな生活を送れるの?」「通学や通勤は不便じゃないの?」といった疑問の声もよく聞きます。 そこで、広島県内で注文住宅を建てている弊社がインターネット上には掲載されていない宮島の暮らしをご紹介します。 目次 1.世界遺産「厳島神社」がある宮島の魅力 2.宮島に住むことはできる? 3.宮島に住む魅力と注意点 4.宮島に家は建てられる? 5.まとめ 1.世界遺産「厳島神社」がある宮島の魅力 世界遺産「厳島神社」がある宮島の魅力は「豊かな自然と歴史を感じる景観」、そして「地域の雰囲気」です。 豊かな自然と歴史を感じる景観 宮島には四季折々の自然と、千年以上の歴史が織りなす独特の景観が広がっています。 その中でも、象徴的なのが、世界遺産・厳島神社の社殿です。 瀬戸内海に浮かぶ社殿は神秘的な光景です。 島内に目を向けると、江戸時代の風情を残した町家通りがあり、散策するだけで歴史の深さを感じさせてくれます。 また、宮島は自然豊かな島です。 春には桜が咲き、秋にはもみじが色づきます。 また、瀬戸内の海風が一年を通して心地よく吹き抜けるなど、自然を身近に感じられることも魅力と言えるでしょう。 地域の雰囲気 宮島は「厳島神社」が世界文化遺産に登録されており、国内外から多くの観光客が訪れます。 島内の表参道商店街 は、土産物店や飲食店が立ち並び、いつも活気に満ちています。 あなご飯 や生牡蠣、お好み焼き、もみじ饅頭などの飲食店、体験スポットもあり楽しそうな笑い声が響く賑やかな商店街です。 一歩奥へ入ると、町家通りや滝小路があり、のんびりと散策を楽しめます。 観光客が生活エリアに入りすぎないように、暖簾や目隠しフェンスを使ってプライバシーを守る工夫もなされており、観光と暮らしのバランスが大切にされているため暮らしやすい島です。 2.宮島に住むことはできる? 結論からお伝えすると宮島に住むことはできます。 実際に島内には多くの住民が暮らしており、商売を営んだり、自然に囲まれた生活を楽しんだりしています。 とはいえ、観光地のイメージが強いため住むイメージが湧かない方もいるかもしれません。 そこで、ここでは宮島での暮らしをご紹介します。 スーパーや学校、病院はある? 宮島には、大型スーパーマーケットはありませんが、地元の方が経営する昔ながらの商店があります。 日常の買い物で便利なのは表参道商店街の裏手にある町家通り。 食料品を扱う商店をはじめ、文房具店、クリーニング店、酒屋などがあり、暮らしに必要なものが揃います。 顔なじみの店主と会話しながら買い物できる温かなつながりが魅力です。 学校は小中一貫の宮島学園があります。 高校は島内にないため、本土への通学が必要です。 病院は診療所がいくつかあり、日常的な体調不良や軽い症状への対応はしてもらえます。 専門的な診療が必要な場合、出産や入院を伴う治療では本土の総合病院を利用することになります。 宮島ではどんな物件に住める? 絶景ロケーションの住宅に住めば、リゾート地に暮らしているかのような、心地よい日常が手に入ります。 美しい海と神秘的な神社、四季折々の自然を独り占めできるのは、宮島ならではの特権です。 宮島で暮らすには、いくつかの選択肢があります。 □ 賃貸物件を借りる □ 空き家を購入する □ 中古住宅を購入する □ 土地を購入して注文住宅を建てる 選択肢はあるものの、宮島はその希少性から物件の流通量が限られています。 特に近年は、セカンドハウスや別荘として宮島の物件を求める方も増えており、人気のエリアでは空きが出ること自体が珍しい状況です。 掘り出し物件に出会うには、地域に詳しい不動産会社や工務店とのつながりが重要です。 居住可能エリア 居住可能な代表的エリアは、宮島町字小浦と宮島町杉之浦です。 どちらのエリアも宮島学園や、クリニックなどに近いです。 ・宮島町字小浦 観光地として知られるエリアで、観光客で賑わう表参道商店街も徒歩圏内。 広島の名物グルメが気軽に楽しめるロケーションです。 通年で活気があり、商店や飲食店も多く利便性の高い生活が送れるでしょう。 観光地に住むという非日常感を味わいたい方におすすめです。 ・宮島町杉之浦 自然豊かで静かな住宅地です。 周辺には大型の商業施設はありませんが、日用品や食材を扱う「島商店」があり、最低限の買い物はまかなえます。 落ち着いた環境で、自然に囲まれてゆったりと暮らしたい方に向いています。 3.宮島に住む魅力と注意点 宮島で暮らすことは可能ですが、魅力がある一方で、生活面での注意点も存在します。 世界遺産のある島に暮らすメリット 宮島に住む最大の魅力は、世界遺産と美しい自然に囲まれた環境で心豊かに暮らせることです。 海と山に恵まれたロケーションはリラックスできます。 休日には、瀬戸内海でのマリンレジャーも楽しめます。 SUP(スタンドアップパドルボード)、サーフィン、シーカヤック、BBQなどアクティブな過ごし方も可能です。 また、国内外から観光客が訪れるため、異文化との交流も楽しめます。 観光地に住むからこそ楽しめる刺激があり、短期滞在でも長期移住でも離島で暮らす経験は、価値観にも新たな広がりを与えてくれます。 交通やインフラなどのデメリット 宮島は本土と橋でつながっておらず、アクセス手段は船のみとなります。 広島本土との間を移動する船は20分に1本のペースで運航されています。 ただし、最終便は22時台までのため時間には注意が必要です。 悪天候の場合は船は欠航となり、島に戻れなくなることもあります。 また、島内にクリニックはありますが総合病院はありません。 持病がある方や出産・入院を伴う医療を想定している場合には、本土の病院を利用することになります。 こうした点から、交通や医療インフラの面では不便さを感じる場面があることは否めません 。 4.宮島に家は建てられる? 宮島に家を建てることは可能です。 観光地のイメージが強いため意外に思われるかもしれませんが、空き家も点在しており、新たに住まいを建てることもできます。 最近ではセカンドハウスとしての住まいを持ちたいという方からの関心が高まっています。 セカンドハウスという選択肢 宮島にセカンドハウスを持てば、暮らしにゆとりが生まれます。 平日は通勤や通学のために本土で生活し、週末や連休には宮島で過ごす。 そんな二拠点生活を送れば都市の喧騒から離れて心身をリセットする時間が生まれ、メリハリのある豊かなライフスタイルが実現できます。 海や山に囲まれた静かな空間で過ごす時間は、日常を忘れさせてくれる癒やしに満ちています。 セカンドハウスがあれば、家族や友人を招いてホームパーティやBBQなどのイベントを開くことができ、特別な思い出を作ることができるでしょう。 民泊経営をお任せできる会社が見つかれば、平日などに民泊として貸し出すことも可能です。 近年では観光需要も高く、条件が整えば収益物件として活用するという選択肢も視野に入ります。 5.まとめ 宮島は海と山、厳島神社をはじめとする歴史的建造物が調和する美しい街並みが魅力で観光地として知られていますが、暮らすことができます。 日常生活を送る上で不便さもありますが、ライフスタイルが合う人であれば、それを上回る魅力を感じられるでしょう。 短期滞在でも長期移住でも離島で暮らす経験は、価値観にも新たな広がりを与えてくれるため、検討してみてはいかがでしょうか? タナカホームズでは、地域特性を最大限に活かした提案を得意としています。 宮島での家づくりにも対応しているため、ご興味がある方は、ぜひタナカホームズ広島西店へご相談ください。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2025年7月2日 / 家づくり
廿日市市で家を建てる前に知りたい「景観法」のこと
広島県廿日市市で家づくりを検討している方に、ぜひ知っておいていただきたいのが「景観法」です。 廿日市市は海、山、厳島神社をはじめとする歴史的建造物が調和する美しい街並みを大切にしている地域のため、家を建てる際には「建物の高さ」「外壁の色」「屋根の形」などの規制を受ける恐れがあります。 家づくりで希望が叶わなければ後悔してしまいかねません。 そこで、今回は家を建てる前に知りたい「景観法」について解説します。 目次 1.景観法とは 2.廿日市市の景観づくり「廿日市市景観計画」 3.廿日市市で家を建てる際の注意点3.廿日市市で家を建てる際の注意点 4.まとめ 1.景観法とは ■出典:「景観法の概要」(国土交通省) 景観法とは美しく調和の取れた景観を守ることを目的とした法律で、2004年に施行されました。 この法律に行政団体(景観施策を実施する自治体)は景観計画を立てられるようになり、景観地区の建物の高さや色、屋根の形状など細かなルールを設けることができるようになりました。 景観法に基づき設定されるのが景観地区 景観地区とは、美しく調和の取れた景観を守るために、景観計画にて建物についての制限が定められている地区です。 例えば、景観地区で家を建てる場合には、周囲の街並みに馴染むような色が求められます。 また、川の対岸や橋の上など、遠くから見たときの印象にも配慮し、建物が周囲に圧迫感を与えないように配置しなければなりません。 建物の高さに関しても極端に周囲より高くならないように注意しなければなりません。 このように建物についての制限が定められているため、家づくりの前に土地が景観地区に指定されていないか確認しておくことをおすすめします。 景観条例との違い 景観法と景観条例は役割が違います。 景観法とは、国が定めた法律で美しく調和のとれた景観を守ることを目的としています。 景観法により、行政団体は地域の特性に合わせて景観計画を作成でき、良好な景観の形成を目指すことが認められています。 一方で、景観条例とは行政団体が定めた景観計画におけるルールです。 建物の色や高さ、配置などを規制し、その地域の景観を守るための指針となっています。 つまり、景観法が枠組みで景観条例は地域で作られた具体的なルールとなります。 2.廿日市市の景観づくり「廿日市市景観計画」 広島県廿日市市は、海、山、厳島神社をはじめとする歴史的建造物が調和する美しい街並みが魅力の地域です。 美しい街並みを守り育てていくため、廿日市市は2012年に「廿日市市景観計画」を策定しました。 廿日市市景観計画の目的 廿日市市景観計画は美しい街並みや自然環境を守り、将来にわたって魅力ある景観を維持することを目的としています。 海、山、厳島をはじめとする歴史的建造物が調和する美しい街並みを乱さないまちづくりを目指しています。 それに伴う基準や建築工事に関する規制内容を理解してもらうために、ガイドブック『守り育てるはつかいちの景観づくり~廿日市市景観形成の手引き』を発行しています。 エリアで異なる景観ルール 廿日市市では、エリア毎にルールが異なります。 審査に通過しなければ設計変更が求められ、工期が遅れてしまうため、各エリアで異なる景観ルールを理解しておきましょう。 ●市の全域 まず、市の全域が景観計画区域に指定されているため、一定の規模を超える建築行為(高さ13メートル以上または延床面積1,000㎡以上)には届出が必要です。 2階建て住宅は届出が不要と思われがちですが、大きな吹き抜けのある家などでは、想定以上の高さになることもあります。 ●宮島口周辺 宮島口周辺は観光拠点のため景観重点区域に指定されており、厳しく管理されているため、全ての建築行為が届出の対象になります。 ●宮島口周辺(景観地区) 景観地区では都市計画が決定されており、家を建てる場合は届出のほか、市と協議しなければなりません。 協議では建物の形状や色味、敷地内の緑化やフェンスの種類に至るまで確認されます。 確認済証及び認定証の交付を受けなければ家を建てられないため、信頼できる住宅会社の設計と連携して協議に備えましょう。 3.廿日市市で家を建てる際の注意点 廿日市市で家を建てる際は景観に関するルールをあらかじめ理解しておくことが大切です。 ルールを知らずに土地探し、家づくりを始めてしまうと理想が叶わなくなります。 そのため、廿日市市で家を建てる際の注意点を押さえておきましょう。 事前に確認すべきポイント ■出典:「守り育てるはつかいちの景観づくり~廿日市市景観形成の手引き~」(廿日市市) 廿日市市で家を建てる際には、廿日市市が発行しているガイドブック『守り育てるはつかいちの景観づくり~廿日市市景観形成の手引き』を読んでおきましょう。 この資料では、廿日市市における景観づくりの考え方や、建物のデザイン・色彩・高さなどに関するルールが、わかりやすく整理されています。 また建物本体だけでなく、門扉やフェンス、カーポート、植栽、舗装材など、外構部分の指針もまとめられています。 そのため、家づくりする上で、どのような点に配慮すればよいのか、またどのような手続きが必要になるのかを把握しやすいです。 特に建築場所が景観重点区域や景観地区に該当している場合には、手引きを読み込むことで不要な設計変更や手続きの遅れを防ぐことができます。 よくある失敗と回避法 廿日市市で家を建てる際に景観条例に反してしまい、届出の差し戻しや設計変更が発生するケースも少なくありません。 景観重点区域や計画地区は細かな基準が設けられており、慎重に審査が行われます。 ■出典:「守り育てるはつかいちの景観づくり~廿日市市景観形成の手引き~」(廿日市市)) 例えば、宮島口では観光客の視界に配慮した景観づくりが求められており、建物の高さが周囲から突出したり、山の稜線を乱したりする設計は避けるべきとされています。 知らずに高く設計してしまうと、宮島からの眺望に影響するとして設計変更が求められる恐れがあります。 ■出典:「守り育てるはつかいちの景観づくり~廿日市市景観形成の手引き~」(廿日市市) また、屋根の色は黒や灰色を基調とした落ち着いた色、外壁は低彩度の暖色系や無彩色系が推奨されています。 敷地の使い方にもルールがあります。 国道2号線に面した敷地では、道路から1メートル以上後退して建てる必要があるほか、敷地内には可能な限り緑化を施すことが望まれています。 これらを知らなければ、理想の家が作れなくなったり、工事期間が長くなったりしてしまいかねません。 そのため、地域の景観条例や景観計画に詳しく、廿日市市で注文住宅を建てた実績を豊富に持っているハウスメーカーや工務店に相談しましょう。 4.まとめ 廿日市市で家づくりする際には、理想の間取りやデザインを考えるだけでなく、景観ルールを理解することが大切です。 景観重点区域や景観地区では、景観条例に沿っているか細かく審査されます。 審査に不合格となると設計変更が求められ、理想の家が建てられなくなったり、工事期間が延びたりします。 このような失敗を防ぎたい方は、地域の景観条例や景観計画に詳しく、廿日市市で注文住宅を建てた実績を豊富に持っているハウスメーカーや工務店に相談してみてください。 タナカホームズでは、地域特性を最大限に活かした提案を得意としています。 自分たちのライフスタイルに合った住まいはどこなのだろうかとご興味がある方は、ぜひタナカホームズへご相談ください。 【タナカホームズ】廿日市市の建売住宅をチェック! ★阿品台建売住宅(4LDK/平屋) 瓦を使用した和モダンな外観と、ナチュラルテイストにまとめた室内が高級感を感じさせる平屋です。 通常よりも高い天井とフルハイドアの採用により、開放感を演出しています。 こちらは随時見学受付中。お気軽にご来場くださいませ。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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