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2025年7月16日 / 暮らし・育児
若者夫婦に人気のエリア!廿日市市の子育て支援制度まとめ

注文住宅を検討する際には、住宅の性能や価格だけではなく、地域の子育て環境も重要な判断材料になります。
家族が安心して暮らせる場所を見極めるには、行政の支援制度や生活環境を総合的に把握することが大切です。
廿日市市は、「こどもが主役のまち」という理念を掲げ、地域ぐるみで子育てを支援する体制を整えている自治体です。
今回は、廿日市市の特長や子育て支援制度について紹介します。
目次
1.子育て世帯に人気の街、廿日市市

廿日市市は、住環境と都市機能のバランスに優れた街として、子育て世代から支持されています。
ここでは、エリアとしての魅力をいくつかの側面から紹介していきます。
広島市中心部へのアクセスが良好
廿日市市は、広島市西部に位置しており、JR山陽本線、広島電鉄、主要幹線道路が整備された交通利便性の高いエリアです。
JR廿日市駅や宮内串戸駅からは広島駅まで約20分〜25分とアクセスが良いのがわかります。
広島電鉄を利用すれば市内中心部まで乗り換えなしでアクセスできるため、通勤・通学に適した交通環境が整っています。
また、山陽自動車道の廿日市インターチェンジや広島岩国道路の利用により、車での移動も快適です。
交通アクセスの良さは、共働き家庭にとってエリア選定の重要なポイントになるでしょう。
自然や公園が身近にあり、子どもの遊び場が充実
交通アクセスの良さに加えて、廿日市市は自然環境が豊かで、四季を通じて子どもが自然と触れ合える環境が多くあります。
また市内には、けん玉公園(新宮中央公園)や、もみのき森林公園など家族で利用できる施設が揃っています。
廿日市市中央市民センターでは、親子で参加できるワークショップや子育てセミナーが定期的に行われ、地域全体で子どもを見守る文化が根づいています。
多彩な遊び場や学びの場は、子どもの健やかな発達を促すだけではなく、親子で過ごす時間を深める貴重な機会になるはずです。
「こどもが主役のまち はつかいち宣言」
廿日市市では、「こどもが主役のまち はつかいち宣言」を掲げ、市民・行政・地域社会が一体となって子どもの成長を支えています。
この宣言は、制度を整えるだけではなく、子ども自身の声を尊重し、子どもが参加できる街づくりを推進することを目的としています。
例えば、市内では子ども議会や地域でのこども見守り活動も活発に行われており、子どもが社会の一員として育つ環境を整備する取り組みが続けられています。
2.充実の子育て支援制度

廿日市は、子育て支援制度が充実している点も注目すべきでしょう。
ここでは、子育て家庭に役立つ4つの支援制度を紹介します。

18歳まで医療費が無料
廿日市市では、0歳から18歳までのすべての子どもに対して医療費助成制度を実施しています。
保護者の収入に関係なく、自己負担なしで医療機関を受診できるのが特徴です。
窓口で保険証と受給者証を提示するだけで適用できるため、手続きに時間がかかりません。
この制度により、医療費の負担を心配せずに小児科を受診できるので、子どもの健康を定期的に把握しやすくなります。
経済的支援の面から見ても、安心して育児に取り組めるでしょう。
申請の流れは以下になります。
1. 出生後または転入後に、市役所または支所で「医療費受給者証」を申請
2. 申請時には、保険証・本人確認書類・印鑑が必要
3. 受給者証が発行されたら、医療機関の窓口で保険証と一緒に提示
本制度の助成対象は、健康保険が適用される診療のみです。
自由診療や予防接種、入院時の食事療養費は対象外になります。
また、転居や加入している健康保険の変更があった場合には、受給者証の再申請が必要です。
受給者証の有効期限は基本的に年度末(3月末)までのため、更新時期が近づくと案内通知が届きます。
そのため、期限切れにならないように注意が必要です。
あかちゃんのおむつプレゼント事業
出産直後は何かと出費が多くなる時期です。
廿日市市では、出生届けを提出した家庭に紙おむつのプレゼント事業を実施しています。
育児用品の準備が不安な保護者にとって、行政からの支援により育児費用の一部が軽減されます。
提供されるおむつは、市と連携した店舗で引き換えることができ、地域の経済とも繋がる仕組みとなっています。
制度の利用は届出時に案内を受け、後日引換券が送付される流れになっています。
申請の流れは以下になります。
1. 出生届を廿日市市に提出
2. 後日、市から引換券が郵送
3. 引換券を市と連携しているドラッグストアなど指定店舗に持参して交換
引換券には通常、発行から数か月以内という有効期限が設けられており、期限内に利用する必要があります。
引換可能な店舗は地域によって異なり、対象店舗の詳細は引換券に同封される案内に記載されています。
また、この事業は1世帯につき1回限りの提供となっているため、利用のタイミングには注意が必要です。
ファミリー・サポート・センター
急な用事や残業で保育園の迎えが間に合わない、病院の受診に子どもを預けたいときに役立つ制度がファミリー・サポート・センターです。
廿日市市では、子育ての援助を受けたい家庭(利用会員)と援助を提供できる方(提供会員)を結び付ける地域支援ネットワークを整備しています。
提供会員は、市が実施する講習会を受講した上で登録されており、安全面にも十分配慮された体制です。
子どもを安心して預けられる地域の頼れる存在として、育児の負担が大きく軽減されます。
利用会員の申請の流れは以下になります。
1. 電話または市HPから登録説明会に申し込み
2. 説明会に参加し、利用会員の登録(面談含む)
3. 利用希望の日時・内容をセンターに連絡し、マッチングされた提供会員と事前打ち合わせ
4. 利用当日に援助活動を受け、後日利用料の支払い
ファミリー・サポート・センターを利用する際には、支援を希望する日の1週間以上前までに申し込みを行うことが推奨されていますが、急な用事や体調不良など緊急の場合には、個別対応が可能なこともあります。
また、支援を行う提供会員は市に登録された方に限られており、人数や対応可能な曜日・時間帯には限りがあります。
そのため、希望する日程に必ず対応できるとは限らない点に注意が必要です。
利用料については原則として自己負担となっており、1時間あたり700円程度が目安です。
ただし、万一の事故に備えた保険料については市が負担しており、安全面にも配慮された制度となっています。
3.はつかいち版ネウボラ

妊娠期から出産、育児までの過程で支援が受けられるのが「はつかいち版ネウボラ」です。
注目を集めているこの制度は、廿日市市の子育て支援制度の中でも、核となる取り組みのひとつです。
ネウボラとは、妊娠期から一貫して親子をサポートする考え方に基づくフィンランド発祥の子育て支援制度です。
廿日市市ではネウボラ面談を妊娠届け時に実施しています。
保健師が面談を行い、妊婦一人ひとりの状況に応じた支援プランを提供しています。
出産後も継続的なサポートが用意されており、1ヶ月健診や乳児家庭訪問、育児相談が受けられます。
また、家庭の状況に応じて必要な場合には、保育・福祉・教育の関係機関と連携し、多職種で対応する仕組みが整えられている点が大きな特徴です。
さらに、母親だけではなく、父親向けの講座や祖父母も対象としたサポートも用意されており、家族全員で子どもを育てる視点が制度に反映されています。
核家族化や共働きが進む現代において、多様な家庭状況に対応できる仕組みとして、実用性が高い制度です。
注意点として、妊娠届けを提出する際には面談の予約が必要となるため、混雑が予想される時期には余裕を持って日程を調整することをおすすめします。
また、面談や相談を通じて得られた情報は支援の一環として記録され、必要に応じて保育・福祉・医療などの関係機関と情報共有される場合があります。
ただし、心理士や保育士、社会福祉士との連携支援を行う際には、保護者本人の同意が前提となっています。
4.まとめ

廿日市市は、広島市へのアクセスの良さと豊かな自然環境、行政による手厚い子育て支援制度が揃った、子育て世帯にとって魅力的なエリアです。
廿日市の子育て支援は、18歳までの医療費無料、紙おむつ支援、ファミリー・サポート・センターなどの利用しやすい制度が揃っており、安心して子育てができる体制が整っています。
さらに、はつかいち版ネウボラによる妊娠期からの支援は、他の自治体と比べても先進的と言えるでしょう。
家づくりは人生の中でも大きな決断のひとつです。
住宅性能や価格に加え、どの地域でどのように暮らすかを考えることが、より豊かな住まい選びに繋がります。
廿日市市は、子どもを安心して育てられる街を探しているご家庭にとって、有力な選択肢のひとつです。
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会社名:田中建設株式会社
部署名:経営企画部
執筆者名:大勢待 昌也
執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー
執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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