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タナカホームズ ZEH普及目標ついて(2021年実績報告・2025年までの目標)
2022年4月26日 / 性能
ZEH(ゼッチ)とは? ZEH(ゼッチ)とは、家の中で使うエネルギーをプラスマイナス0(ゼロ)とする家です。 断熱性能を高めたり、エネルギー効率が良い設備を採用することで家の中で使うエネルギーを減らし、さらに太陽光発電などでエネルギーを創りだすことにより、年間のエネルギー消費量や光熱費が計算上0(ゼロ)になる家であり、家計にも地球にも優しい家になることが最大のメリットです。 日本では「エネルギー基本計画」(2014年4月閣議決定)において、「住宅については、2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均で「ZEH」の実現を目指す」とする政策目標を設定しています。 タナカホームズ(田中建設株式会社)のZEH実績と目標 タナカホームズは、一般財団法人 環境共創 イニシアチブ(SII)に登録されている”ZEHビルダー”です。 ZEHビルダーとは、 「2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」とする政府目標の下、自社が受注する住宅のうちZEHが占める割合を50%以上とする事業目標を掲げるハウスメーカーや工務店などとすると定められています。 ZEHに対する国の目標 経済産業省では、 「2020年までにハウスメーカー等の建築する注文戸建住宅の過半数でZEHを実現すること」、 「2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指すこと」を目標としています。 タナカホームズでは、ZEHや快適に過ごせるいい家をできるだけ多くの人に提供できるよう「適正価格」を追及するとともに、これからも企業努力を続けてまいります。
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注文住宅でこだわりをだすには?失敗例や実現するコツも解説
2022年4月16日 / 家づくり
注文住宅の建築は一生に一度の人が多く、こだわりたい人は少なくありません。 当然ながら注文住宅を建築した後に作り直すことは難しいです。 そのため、建築前からのこだわりをおさえて、後悔しないようにしたいものです。 この記事では、注文住宅でこだわる点や失敗例を解説します。 注文住宅を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。 目次 1.注文住宅はどの部分にこだわれるのか 2.注文住宅で内観にこだわるときのコツ 3.注文住宅で外観にこだわるときのコツ 4.注文住宅で構造にこだわるときのコツ 5.注文住宅のこだわりの失敗例 6.注文住宅のこだわりで失敗しないために 7.中国地方や山口県にもこだわりの注文住宅が豊富 8.まとめ 1.注文住宅はどの部分にこだわれるのか 注文住宅でこだわれる部分は、内観、外観、構造の3つです。 内観は間取りやインテリア、キッチン、浴室、収納などです。 外観は外壁などのデザイン、庭などのエクステリアがあげられます。 また、建物を支える骨組みにあたる構造は、木造や鉄筋コンクリートなどから選べます。 幅広い箇所にこだわれますが、内観、外観、構造のどの部分を優先するか考えておきましょう。 次章からはこだわるときのコツを紹介します。 2.注文住宅で内観にこだわるときのコツ ここでは、注文住宅で内観にこだわるときのコツを紹介します。 以下の4つの内容をふまえて、こだわる箇所を決めましょう。 間取りは具体的にイメージする 間取りは、内観でこだわりを反映させたい箇所です。 しかし土地の形状や面積で、間取りが決まることがあります。 こだわりを反映させたいときは、ハウスメーカーなどの事業者に相談してみてください。 相談するときには、居室やリビング、キッチンの広さなど希望をイメージしたものを伝えましょう。 「○○㎡で2階建ての場合、土地面積はどれくらい必要か?」など、具体的に相談してください。 浴室は快適さを求める 浴室は毎日使う場所であり、くつろぎや癒しの空間にもなります。 そのため、快適性にこだわりましょう。 毎日使う場所だからこそ、清潔に手入れができることも意識してください。 浴槽の大きさやユニットバスなどの浴室のタイプ、浴槽のタイプなどさまざまな面からメリットやデメリットを検討しましょう。 キッチンはメインで使う人の意見を取り入れる キッチンにこだわるときは、キッチンを主に使う人の意見を取り入れてください。 キッチンの使い方によって選ぶ基準が異なるからです。 キッチンのタイプもさまざまであり、それぞれの特徴や注意点を知っておくことも大切です。 なお、キッチンには対面型やアイランド型などがあります。 収納は生活動線を大事にする 収納スペースはできるだけ多く、広くしたい人が多いです。 ただし、必ずしも収納が多ければいいわけではありません。 必要なものがすぐに取り出せるように、収納の配置を検討してください。 生活動線も重視しましょう。 毎日の生活を思い返して「ここに収納があると、ものの出し入れがしやすい」などイメージが必要です。 3.注文住宅で外観にこだわるときのコツ ここからは、注文住宅で外観にこだわるときのコツを紹介します。 外観では以下の2点に注目してください。 形状や素材などにこだわる 外観でデザインにこだわるときは、形状や素材、窓の大きさに注目しましょう。 たとえば、建物の形状では弧を描くようにするとダイナミックさや上品さ、しなやかさが表現できます。 モダンな外観にしたいときは、直線で構成するといいでしょう。 また、モールディングという装飾を施せば、ヨーロッパ建築のような優雅さがでます。 開放感を演出したいときは、大きめの窓を選んでみてください。 外壁の色によって雰囲気が変わるため、デザイン全般についてハウスメーカーなどの事業者に相談してみましょう。 バルコニーやウッドデッキの設置 バルコニーやウッドデッキを設置すると、実用性と外観にも影響を与えます。 バルコニーでは洗濯物を干すだけではなく、植物を置くことで華やかな雰囲気を演出できます。 また、ウッドデッキではお茶や食事が楽しめます。 外観としては、ロッジやコテージのような雰囲気になるでしょう。 4.注文住宅で構造にこだわるときのコツ ここでは注文住宅で構造にこだわるときのコツを紹介します。 構造では以下の3点に着目しましょう。 木造ならコストをおさえられる 木造は、鉄筋などほかの構造よりもコストがかかりません。 木造には「木造軸組工法」と「2×4工法」があります。 木造軸組工法は、日本で伝統的に用いられる工法です。 土台や柱、梁などの骨組みに斜めの筋交いを組み合わせます。 2×4工法はアメリカ発祥の工法で、2インチと4インチの木材と合板を用います。 いずれの工法もコストをおさえられますが、耐用年数が低かったり、音が伝わりやすかったりすることが注意点です。 シロアリ対策も必要です。 鉄骨造は強度が安定する 鉄骨造は木造に比べて耐震性などに優れ、強度が安定しやすいです。 鉄骨造には軽量鉄骨と重量鉄骨があります。 軽量鉄骨は重量鉄骨に比べて大量生産できることから、比較的コストが安いです。 重量鉄骨は使用する鉄骨が少なくて済み、間取りの自由度が高くなります。 一方で鉄骨造は結露しやすく、水滴で錆びが生じる可能性があるため、錆び対策が必要でしょう。 また、軽量鉄骨や重量鉄骨のいずれも木造よりはコストがかかります。 高級感をだせる鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造とは、鉄筋とコンクリートを用いる工法です。 壁や柱などの骨組みを鉄筋で組んで型枠で囲んだ後にコンクリートを流し込みます。 耐震性、耐火性、遮音性、断熱性のいずれも高く、耐用年数も比較的長いです。 デザイン性の高さも魅力です。 しかし建築費用が高いことや、結露して錆びやカビが発生しやすいことが注意点になります。 ちなみに建設費用は木造の2倍程度になることもあるでしょう。 5.注文住宅のこだわりの失敗例 注文住宅の設計にこだわっても失敗することはあります。 失敗例を知り、注文住宅の建築にいかしてください。 内観と外観のこだわりについて失敗例を紹介します。 内観のこだわりの失敗例 内観では収納を多くすることにこだわるあまり、使いにくさを感じることがあります。 収納が多いとものを片づけることができて、外からみるとすっきりした印象を与えます。 しかし、実際はものを取り出しにくかったり、思うように整理整頓できないことが多いです。 キッチンでは照明の明るさにこだわり、調理時に手元が照らされない失敗例があります。 暗い照明はおしゃれな印象を与えますが、作業のしやすさにも考慮が必要です。 またトイレは、リビングに近いほうが使いやすい一方、実際には使用時の音が気になるケースも多いです。 来客時を考えると、トイレの配置はリビングや応接間から離したほうがいいでしょう。 外観のこだわりの失敗例 外観ではカーポートの設置で失敗例があります。 車の大きさを考えずにカーポートを設計すると入庫しにくくなることもあり、車のサイズ、乗り入れのスペースなどを考慮することが大切です。 また、バルコニーを子供部屋付近に設置すると、落下事故や使用面で何かと気をつけなければなりません。 子供が自室にいる時間が長いと、目が行き届かないこともあります。 落下防止の対策や使用時のルールをご家庭で決めることも検討しましょう。 なお、外観は細部までこだわるとメンテナンス費用が高額になることもあります。 6.注文住宅のこだわりで失敗しないために 注文住宅にこだわっても失敗しないためには、次の2点を知っておきましょう。 それぞれの内容について解説します。 細部までこだわるなら専門家に相談する 注文住宅で細部までこだわりたいときは、ハウスメーカーや設計事務所などの専門家に相談してください。 希望を最大限反映させた間取りや外観などを検討してもらえます。 また、予算なども加味して納得できるまで、何度も相談してください。 ご自身が納得できるまで相談することが失敗しないためのコツです。 自由な設計を行う専門家を選ぶ ハウスメーカーや事業者によっては、カタログから家の構造や内観などが選べるケースがあります。 その場合、こだわりが強い方にとって希望を最大限反映させることが難しいです。 よって、自由な設計ができるハウスメーカーや事業者を選ぶことが大切です。 要望をどのくらい取り入れてもらえるのかという点で、複数の業者を比較してみてください。 7.中国地方や山口県にもこだわりの注文住宅が豊富 中国地方や山口県内においても、さまざまな箇所にこだわった注文住宅が数多くあります。 たとえば、壁を少なくして開放感のある住宅、カフェ風の室内を再現した住宅などオーナーのこだわりがわかる建築が多いです。 自分の希望にあう住宅を見つけられるでしょう。 8.まとめ 注文住宅は内観や外観、構造にこだわることができます。 しかし、こだわりたい内容や予算から建築後に失敗することもあります。 この記事で紹介したこだわりのコツを理解して、注文住宅の建築に備えてください。 なお、タナカホームズはローコストで高品質・高機能な注文住宅の建築が可能です。 最新情報やWebカタログなどを提供しておりますので、この機会に無料の会員登録から始めてみてください。 <<来場予約はコチラ>> <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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中古の一戸建てを購入する際の注意点!購入時の確認事項や長く快適に住むためのコツも解説
2022年4月16日 / 家づくり
一戸建てを購入して、賃貸住宅や分譲マンションから住み替えようと検討している人もいることでしょう。 この記事は、中古の一戸建てを購入する際の注意点を知りたい人向けの内容です。 中古の一戸建ての特徴や購入時に確認すべき事項を解説します。 長く快適に住むためのコツも解説するため、中古の一戸建て購入を検討する際に役立ててください。 目次 1.中古一戸建ての特長 2.中古一戸建ての注意点 3.中古一戸建てを購入する際の注意点・確認事項 4.ホームインスペクションで中古一戸建ての状態を確認しよう 5.中古住宅を購入する際に考えておきたい注意点 6.山口県の中古一戸建ての相場 7.まとめ 1.中古一戸建ての特長 一戸建てを購入する際、中古と新築とではどのような違いがあるのでしょうか。 中古一戸建ての特長を解説します。 新築よりも安く購入できる 一般的に間取りや広さ、設備などが同じ物件ならば、新築よりも中古のほうが安いです。 経年劣化によって価格が下がるのですが、手入れをされている物件なら築年数が経っても綺麗な状態だったり、固定資産税を計算するために定められた耐用年数以上の寿命があったりします。 また、中古のほうが同じ予算で広い物件を選ぶことも可能です。 新築建売よりも選択肢が多い 新築建売よりも中古のほうが、物件の流通量は多い傾向にあります。 ライフステージの変化や会社の都合など、さまざまな理由で持家を売却する人が見受けられるためです。 間取りや駅からの距離、築年数といった条件をつけて探しても、多くの選択肢の中から気に入った物件を見つけられる可能性が高いです。 実際に建物を見て選べる すでに建物が完成している中古住宅なら、実際の家を見て選べます。 建物の間取りや内装はもちろん、隣家との距離、日当たりといった住環境も確認しやすいでしょう。 これに対し、新築の注文住宅や建築中の建売住宅では、購入前に実物を見られません。 実際に建てた家が「イメージと違った」とならないよう、信頼できる施工会社に任せる必要があります。 立地重視で選べる 必要な部分だけの小規模リフォームや、既存の建物に大きく手を加えるリノベーション、建て替えなどを選択肢に入れて中古の一軒家を探すことで、築年数や古さといった家の状態を気にせず選べます。 立地を重視して選べるため、学区や生活圏を変えたくないといった建物以外の希望を重視して選べるでしょう。 ローン期間を短縮できて、家以外にお金を使える 大きな金額が動く住宅の購入では、ローンを組むケースが一般的です。 中古住宅を安く購入することで、毎月のローン額を低めに抑えたり、ローン期間を短く設定できたりします。 手数料の負担も軽くなるでしょう。 また、短期間でローンが終われば、毎月の収支に余裕ができて、趣味や旅行などにお金を使えるため、生活を充実させられるでしょう。 リノベーションで新築同様にもできる リノベーションとは、既存の物件に新しい価値を加える改修工事のことです。 リノベーションで中古の一戸建てを新築のような見た目にしたり、設備や機能を追加したりもできます。 注文住宅のように自分好みの家を手に入れられるでしょう。 もちろん、予算や家の状態にあわせて、必要な部分だけリフォームをおこないコストを安く抑えることも可能です。 2.中古一戸建ての注意点 中古の一戸建ては、経年劣化で資産価値が下がることにより、融資を受けるのが難しかったり、住宅ローン控除が受けられないことがあります。 また、リフォームや設備交換といったメンテナンスが、新築よりも早い段階で必要です。 再び住み替えを考えた際に、なかなか売却できない可能性もあるでしょう。 安く購入できたにもかからわず、ランニングコストなどで新築よりも負担が大きいということがないよう注意して物件を選びましょう。 3.中古一戸建てを購入する際の注意点・確認事項 購入を検討している中古の一戸建てを見る際に、気をつけておきたい点、確認しておきたい点について解説します。 注意点・確認事項1:築年数と耐震基準を確認する 中古住宅を購入する際は、築年数を確認しましょう。 経年よりも耐久性が見込めそうな物件でも、1981年以前に建てられたものは「旧耐震基準」が適応されているため注意が必要です。 特に、築40年以上で木造の中古の一戸建ては、耐震性能をしっかり確認しましょう。 旧耐震基準に該当しても、耐震補強されている物件なら比較的安心です。 注意点・確認事項2:再建築不可物件ではないか確認する 法律が改正されて、新築時と建築条件が異なっている場合もあります。 建て替えをすると建物が小さくなったり、そもそも建て替えができない可能性があるため注意しましょう。 用途地域が「都市計画区域」「準都市計画区」で、敷地の前面道路が幅員4m以下の公道であり、接する長さが2m未満の場合は再建築不可となります。 注意点・確認事項3:老朽化やゆがみなど建物の構造に問題がないか確認する 築年数が古いほど、建物のゆがみや老朽化が進んでいます。 住む上で不具合がないかを確認しましょう。 以前の持ち主が綺麗に住んでいれば、築年数よりも室内の劣化が少ないこともあります。 その場合でも、基礎のひび割れや雨漏り、シロアリ被害に遭っていないか確認しておくと安心です。 注意点・確認事項4:配管や断熱性能など見えない部分に問題がないか確認する 室内や外観がきれいにリフォームされていても、配管は劣化しています。 古い物件の場合、断熱材が入っていない、隙間風が差し込むこともあるでしょう。 配管や断熱性能は、壁や床の下にあるため物件を内覧するだけでは見えません。 住宅に関する知識が豊富で、信頼できるプロの意見を聞いて判断することをおすすめします。 注意点・確認事項5:間取りや設備に問題がないか確認する 「3LDK」と表記されていても、リビングが狭く使いづらい場合もあります。 間取りが生活スタイルに合っているか、必要な設備が整っているか、問題なく使用できるかといった点も確認しましょう。 古い設備の交換やリノベーションを実施する場合は、販売価格に費用をプラスした金額が物件の適正価格か考えてみてください。 注意点・確認事項6:リフォーム履歴を確認する 増改築がおこなわれているか、設備や内装の交換がされているかなど、リフォーム履歴も確認しておきましょう。 次は何に手を加えたらよいのか、いつごろ再リフォームが必要なのかを予測しやすくなります。 また、建築基準法を守って新築されていても、増改築をしたことで違法建築となり、再建築不可物件になる可能性もあるため注意しましょう。 注意点・確認事項7:売りに出た理由を確認する 近隣トラブルや事故などが理由で、中古の一戸建てが売りに出されている可能性もあります。 以前の持ち主が、なぜ一戸建てを売りに出したのかも確認しておきましょう。 同条件のほかの物件よりも格安になっている、リフォームされて今すぐ住める状態になっているのに相場よりも安い、といった場合は注意が必要です。 4.ホームインスペクションで中古一戸建ての状態を確認しよう ホームインスペクションとは住宅診断のことです。 住宅に関する豊富な知識をもつホームインスペクター(住宅診断士)が、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修時期や内容、費用などの目安をアドバイスしてくれます。 仲介業者や売主ではないため、中立な立場にいる第三者として、住宅を適切に診断してくれるでしょう。 プロの目で確認された住宅なら、中古の一戸建てでも、比較的安心して購入することが可能です。 5.中古住宅を購入する際に考えておきたい注意点 中古の一戸建て購入を失敗しないために、物件探しの段階からしっかり考えておきたい点について解説します。 希望や譲れない点を整理しておく 中古の一戸建てを購入すると決めたら、エリアや予算、いつまでに購入したいのかなどを決めましょう。 そのほかにも、築年数や間取りなどの条件をあげることで、理想の中古住宅をイメージしやすくなります。 ただし、すべての条件を満たす中古一戸建てを見つけることは難しいため、希望や条件に優先順位をつけて探すとよいでしょう。 購入時に必要な費用を把握しておく 中古の一戸建てに限らず、家を購入する際にかかる費用は、建物の販売価格だけではありません。 仲介手数料や不動産取得税、保険料、ローン事務手数料、印紙代、引っ越し費用など、さまざまな費用がかかります。 中古一戸建ての購入に必要な費用を把握した上で、予算を考えることが大切です。 余裕をもったローン計画を立てておく ローンを組んで中古の一戸建てを購入する場合、建物の費用が安い分、借入金を少なくしようと考える傾向があります。 しかし、貯金のほとんどを頭金として使うことは避けましょう。 住宅購入後も、いつ何があるかわかりません。 収入が減少したり、リフォームなどの出費がかさんだりしても困らないよう、余裕をもったローン計画を立てましょう。 契約不適合責任について確認しておく 契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)とは、住宅を購入した後になんらかの問題が発生した際、誰がどこまで責任を負うのかについて定めたものです。 万が一に備えて、契約不適合責任の内容をしっかり確認しておきましょう。 購入時に、中古住宅の検査と保障がセットになった「既存住宅売買瑕疵保険」に加入すれば、長期保障が可能になります。 6.山口県の中古一戸建ての相場 山口県で一戸建てを購入する際の相場は2,000万円ほどで、築年数が経つ経つほど安くなる傾向があります。 間取りで見ると、4LDK以上など広い物件ほど中古物件が多くなり、4LDK以上でも中古なら2,100万円ほどで購入可能となっています。 ただし、ローコスト住宅なら1,000万円以下で新築の一戸建てを建てられます。 どちらにしようか迷う場合は、新築物件の建築にも中古のリフォームにも対応できる会社へ相談してみるとよいでしょう。 7.まとめ 中古の一戸建ては、新築よりも選択肢が多く、安く購入できるといった特長があります。 その反面、経年劣化で見えないところに不具合が生じていたり、購入後すぐにメンテナンスが必要になったりするといった注意点もあります。 適正価格で長く住めるかなどを考慮して、購入を検討しましょう。 また、中古物件のように手ごろな価格で新築できるローコスト住宅などもあります。 ローコストなのに高品質高性能な住宅を手掛けるタナカホームズでは、リフォームなども相談可能です。 新築か中古か迷った場合は、相談してみてください。 <<来場予約はコチラ>> <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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一人暮らし用の一戸建ての間取りとは?20代からシニア向けにわかりやすく解説
2022年4月16日 / 家づくり
この先、結婚するつもりがないという男女や配偶者を亡くした高齢の方が、一人暮らし用の一戸建てを購入するケースは少なくありません。 この記事では、一人暮らし用の一戸建てにおすすめの間取りやその理由、一戸建てを購入する際に気をつけるべき点について解説しています。 一人暮らし用の新築一戸建ての費用目安なども紹介するため、一人暮らし用のマイホーム購入を検討している人はぜひ参考にしてください。 目次 1.一人暮らしの一戸建てなら平屋の1LDKがおすすめ 2.一人暮らし用平屋の間取りを考える際に気をつける点 3.一人暮らし用の一戸建てを建てる費用 4.山口県なら一人暮らし用の一戸建ても購入しやすい 5.まとめ 1.一人暮らしの一戸建てなら平屋の1LDKがおすすめ 一人暮らし用の一戸建てを購入する場合、必要以上に部屋数があっても使わない可能性があります。 使わないのに部屋数を多くすると、建築費用がかさむだけでなく、固定資産税といった維持管理費用の増加や家事の負担も大きくなってしまいます。 負担軽減のためには、自分の暮らしに必要な空間をリストアップして間取りを考える必要があり、一人暮らしなら平屋の1LDKがおすすめです。 1LDKは、独立している一部屋+LDK(リビング・ダイニング・キッチン)がある間取りのことです。 以下で、一人暮らしに平屋の1LDKをおすすめする理由を挙げ、解説します。 1LDKならプライベートの時間を大切にできる 1LDKの間取りでは、ダイニング・リビング・キッチンのほかに独立した1部屋があります。 多くの時間を過ごすことになるため、生活空間と寝室とを分けることで寝室がプライベートな空間になります。 趣味を楽しめる空間や、ゆったりリラックスして過ごせる空間として活用できるでしょう。 平屋の1LDKならメンテナンスや家事の負担が軽減 一人暮らし用の一戸建てを考えている場合、広すぎる家を購入すると、かえって負担が大きくなります。 掃除に時間がかかるうえ、メンテナンスに余計なコストがかかるでしょう。 同じ一戸建てなら、二階建てよりも平屋の方がメンテナンスコストも抑えられる傾向があります。 また、広い家で家事動線が長くなると、生活しにくくもなります。 老後も住むことを想定している場合は、家の中の移動がしやすいような階段がない平屋がおすすめです。 生活動線がシンプルになり、生活がより快適になるでしょう。 平屋は耐震性に優れており、台風にも強い 一戸建てを購入する場合は、さまざまなリスクへの備えも必要です。 平屋のメリットのひとつは、耐震性に優れており、台風にも強いということです。 高さがない分、風の影響を受けにくくなるためです。 台風などで屋根が飛ぶリスクも軽減し、耐震性に優れているため、安定感があります。 2.一人暮らし用平屋の間取りを考える際に気をつける点 一人暮らし用の平屋を買うと決意した場合、どのような点に気をつけるべきでしょうか。 ここでは、購入後に後悔をしないよう、事前に注意すべき点をあげて解説します。 家事がしやすい間取りになっているか 一人暮らし用の間取りは、炊事や掃除、洗濯といった家事がしやすい間取りになっているか、家事動線を優先した間取りになっているかが重要です。 中心にあるリビングから別々の扉を使って洗濯室やクローゼット、物干しスペースなどに出る間取りの場合、何をするにもリビングを通らねばなりません。 ところが、洗濯室やクローゼット、物干しスペースなどを隣同士に配置すると、洗濯動線は一気にスムーズになります。 水回りの動線をまとめたり、洗濯しやすい動線を意識したりすることで、毎日のちょっとした面倒が解消され、家事が楽になります。 自分のライフスタイルに即した間取りになっているか せっかく一人暮らし用の一戸建てを建てるなら、自分のライフスタイルにあわせた間取りを意識しましょう。 アウトドアが趣味で大荷物を積んで山にでかけることが多い場合は、道具の積み下ろしが楽になるよう、駐車スペースを後ろに配置するのがおすすめです。 屋外で作業するような職業の場合は、洗面所や浴室などを玄関からすぐに配置し、帰宅後すぐ着替えや入浴ができる動線を作るのもよいでしょう。 朝に少しでも長く寝られるように寝室・洗面所・トイレなどを直通動線にしたり、ペットが過ごしやすい空間を作ったりといった工夫もできます。 自分のライフスタイルにあわせた間取りで、自分自身が満足のいく一戸建てを建ててください。 一生住める間取り・設備になっているか 人生にはさまざまなことが起こります。歳を重ねて身体が動きにくくなったり、思わぬタイミングで結婚することになったりするかもしれません。 一人暮らし用の一戸建てを購入する際は、将来的な変化に対応できるように工夫しておきましょう。 また、老化や障害を抱えるなどの対策として、出入り口を引き戸にする、手すりをつけやすいよう壁に下地を入れることも将来的に役立ちます。 家族が増えた場合のことを考えて、増改築しやすいように少し広めの土地選びや、柱や梁が規則正しく通った建物にしてもよいでしょう。 家を新築するより、増改築したほうがコストを抑えられます。 将来的に不動産的な価値を生み出せる一戸建てか 将来的に、住み替えざるをえないケースも否定できません。 住み替える際は、不動産資産、賃貸住宅として運用することもあるでしょう。 不動産的な価値を生み出せるのは、公共交通機関へのアクセスのよさや近隣の土地柄、家賃相場、住みやすさなどです。 土地選びの段階で、賃貸を想定しておくと、のちのち運用しやすくなります。 一戸建てを購入後、ライフスタイルにどのような変化が起こるかわからないだけに、慎重な土地選びが必要です。 3.一人暮らし用の一戸建てを建てる費用 ファミリー向け一戸建ての費用目安については情報が多くありますが、一人暮らし用の一戸建てについては、情報が少ないのが実情です。 ここでは、一人暮らし用の一戸建てとしておすすめするコンパクトサイズの平屋の建築費用について、わかりやすく解説します。 コンパクトサイズの平屋の費用目安 コンパクトサイズの一人暮らし用平屋でも、費用はそれなりにかかります。 同じ坪数の平屋と2階建ての場合、平屋のほうが割高に感じたり、坪単価の計算をすると坪数の小さいほうが割高になったりすることがあります。 これは、床面積に関わらずキッチンやバスタブといった住宅設備が必要なためです。 キッチンとバスタブの施工に120万円かかるとすると、30坪の平屋なら坪単価は4万円、10坪の平屋なら坪単価は12万円かかる計算になります。 とはいえ、坪数が小さいことで損するわけではありません。 坪単価は、本体工事価格を坪数で割るのが一般的ですが、本体工事にどういった内容が含まれるのかは建築業者によって異なります。 坪単価で費用の多寡を考えるべきではないため、注意しましょう。 10坪の平屋で1LDKを建てる際の費用目安 依頼する業者によって、建築費用は異なります。 地域の工務店に依頼するなら500~700万円程度、大手のハウスメーカーに依頼するなら800~1,000万円程度が目安です。 地域の工務店と大手ハウスメーカーの価格の違いは、注文住宅と規格住宅の違いともいえます。 注文住宅なら、予算の許す限り自分の希望する家を建てることができますが、規格住宅の場合は一定のプランの中から選択方式で住宅を設計することになります。 自由度は多くありませんが、建築費用を抑えられるのがメリットです。 目安となる価格に500万円程度の差が出るのは、ひとつひとつの工事価格の違いが総額に反映されやすいためです。 地域によっても、コンクリートや木材の単価に違いがあり、まったく同じ建物を建てても同じ費用がかかるとは限りません。 4.山口県なら一人暮らし用の一戸建ても購入しやすい 注文住宅を建てる価格は、規格住宅の価格より高くなりがちですが、山口県の注文住宅にかかる費用は全国平均より低めです。 2020年度の「フラット35利用者調査」によると、注文住宅建設費用の全国平均は3,533万円であるのに対して、山口県は3,394万円となっています。 一人暮らし用の一戸建てを建てる際も、その敷居は比較的低いといえるでしょう。 5.まとめ 独身の男女や高齢の方が一人暮らし用の一戸建てを探すケースが増加しています。 この記事では、一人暮らし用の一戸建てとして、平屋の1LDKをおすすめしました。 ゆとりがありつつも広すぎず、将来的に使いやすい間取りが、1LDKをおすすめする理由です。 コストをできるだけ抑えたうえで、高い品質を保った一人暮らし用一戸建てがほしいとお考えの方は、ぜひタナカホームズにご相談ください。 <<来場予約はコチラ>> <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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【一戸建て購入時のローン計画】ローンの種類や返済の流れ、目安となる額などを解説
2022年4月16日 / お金・ローン
新築一戸建てを購入する際、現金一括で支払うのではなく住宅ローンを利用するのが一般的です。 この記事では、これから住宅ローンを組もうと考えている人に向けて、ローンの種類や手続きの流れ、借入額を決める際の目安などをわかりやすく解説します。 住宅ローンを堅実かつ着実に返済するためには、事前の返済計画が大切です。 ぜひ参考にしてください。 目次 1.一戸建て購入で組む「住宅ローン」 2.住宅ローンには3種類ある 3.一戸建て購入時に用意すべき金額 4.ローン申し込みから融資決定までのスケジュール 5.住宅ローンの本審査に必要な書類 6.山口県なら比較的安く一戸建てを手に入れられる 7.まとめ 1.一戸建て購入で組む「住宅ローン」 住まいを購入する際や住まいの改築に際して、金融機関から資金を借り入れることがあります。 住宅ローンは、住居購入にあてる借り入れや、借り入れた資金を指す言葉です。 住居の購入や改築に必要な資金は多額になることが多く、住宅ローンの平均借入額は新築一戸建て注文住宅で3,004万円、新築一戸建て建売住宅で2,827万円となっています。 多額なローン返済を確実なものにするため、金融機関は事前に審査をおこないます。 金利が発生するため、住宅ローンを利用する際は関連する知識を身につけておきましょう。 2.住宅ローンには3種類ある 住宅ローンには、民間金融機関の住宅ローン、フラット35、財形住宅融資の3種類があります。 ここでは、住宅ローンの種類と違いを解説します。 民間金融機関の住宅ローン 民間金融機関には、3つの金利タイプのローンが用意されています。 利用者は、将来設計やライフスタイルなどに応じて、どの金利タイプがよいかを選択できます。 金利タイプを選択できること、金融機関に相談に応じてもらえることが、民間金融機関の住宅ローンを利用するメリットといえるでしょう。 金利タイプには以下の3つがあります。 全期間固定金利型ローン 全期間固定金利型ローンは、住宅ローンの返済開始から完済までの期間、金利が変動しないタイプです。 変動金利型ローン 変動金利型ローンは、半年ごとに金利が見直され、見直された金利によって返済計画が変化します。 固定金利選択型ローン 固定金利型選択ローンは、一定の期間ローン契約時の金利が固定されるタイプです。 フラット35 フラット35は、民間融資と公的融資のメリットをそれぞれいかした住宅ローンです。 住宅金融支援機構が、民間金融機関の融資する住宅ローンを買い取り、証券化して投資家に転売します。 フラット35は全期間金利が固定されており、繰り上げ返済手数料もかかりません。 預貯金に余裕があるときにまとめて返済する予定があるなら、大きなメリットでしょう。 現時点から金利が上がらないため、将来的な見通しも立てやすくなります。 財形住宅融資 財形住宅融資は、勤務先で1年以上にわたって財形貯蓄を続けており、残高が50万円以上ある人が利用できる融資制度です。 融資を受けられるのは、財形貯蓄の10倍まで(最高額は4,000万円)と定められており、借入時の金利は5年固定で1%と低金利です。 民間金融機関の住宅ローンと併用できるのも特徴で、民間金融機関からの借入金が少し不足している場合には大きな助けとなるでしょう。 3.一戸建て購入時に用意すべき金額 どの程度の額を借りればよいかわからないという人向けに、用意する頭金の目安と、ローンの借入額の目安を紹介します。 用意すべき頭金・借入すべき額は人それぞれで異なるため、参考までにご覧ください。 一戸建ての頭金の目安 住宅ローンの借入額を決める際は、現時点で用意できる頭金を差し引いたうえで、先々の返済が家計を圧迫しない額を検討しなければなりません。 頭金は、住宅購入時に現金で支払います。 頭金が少しでも多いほどローン返済が楽になりますが、貯金をすべて頭金に回すと、いざというときに必要な資金が手元にないというリスクがあります。 当面の生活費や生活予備費などを確保したうえで、充当できる頭金を割り出しましょう。 会社員の生活予備費の目安は一般に、生活費の3~6ヶ月分とされています。 自営業者の場合は、1年程度を目安にしてください。 一戸建ての住宅ローン借入額の目安 住宅ローンの借入額を決める際の基準は、自分が長年にわたって返済可能な額であるかどうかです。 一般的に、住宅ローンとして年間に返済できる安心ラインは、年収の25%以内だとされています。 たとえば、金利が1.5%の35年返済で、元利均等、ボーナス時加算なしの住宅ローンを考えている場合、住宅ローン借入額の目安は年収が500万円なら3,400万、年収600万円なら4,080万円、年収が700万円なら4,760万円となります。 年収から考えるのが難しい場合は、現在の家賃と同程度の返済額、または住宅購入に向けて貯蓄しているのと同程度の返済額で利用可能な借入を検討しましょう。 4.ローン申し込みから融資決定までのスケジュール ここでは、住宅ローンの融資が決まるまでのスケジュールについて、ローン申込の手続きや審査、融資決定までの流れと日数の目安について解説します。 1.住宅ローンの仮審査の申し込み 住宅ローンの借入先や返済方法などが決まったら仮審査を申し込みます。 仮審査は申込者の返済能力をおおまかに確認するための簡易的な審査です。 昨今は金融機関の公式サイトから専用フォームで申し込むケースが多く、提出する情報なども自己申告です。 ただし、申込者の年収によっては源泉徴収票など収入を証明できる書類の提出を求められることもあります。 仮審査の審査結果は、遅くても1週間ほどで届きます。 公式フォームから申し込んだ場合は、メールなどで翌日に結果が届くこともあるでしょう。 2.住宅ローンの本審査の申し込み 住宅ローンの仮審査が通ったら、次は本審査に申し込みます。 本審査に提出する書類は多岐にわたり、借入する金融機関のほかに、住宅ローンの保証会社や団体信用生命保険などが物件の担保価値と申込者の健康状態をみて審査します。 本審査の結果は、2週間から1ヶ月程度を目安に連絡がありますが、提出すべき書類が多いため、不備がないよう準備する期間も計算に入れておくとよいでしょう。 準備する書類については下記の項目で紹介します。 本審査に通過した場合は、借入可能な金額と金利に加えて、返済シミュレーションなどが具体的に提示されます。 3.住宅ローンの契約締結 本審査に通ったら、住宅ローンを契約する金融機関の窓口に足を運び、契約を締結します。金融機関は、平日の昼間にしか対応しておらず、業務を休む必要もでてきます。 何度も足を運ばなくてすむように、必要な書類や実印、銀行印などを忘れないことが大切です。 4.住宅ローンの実行 契約締結後は、住宅ローンが契約通りに実行されます。 一般的なのは、物件の引き渡しと同時に住宅ローンが指定の口座に振り込まれる「同時決済」というかたちです。 引き渡しの日に住宅ローンが実行され、登記手続きなどもおこなわれます。 登記に関わる諸費用も一緒に支払う必要があるため、注意してください。 5.住宅ローンの本審査に必要な書類 住宅ローンの本審査でみられるのは、住宅購入に際して申し込んだ金額をしっかり返済できるかどうかです。 本審査で提出しなければならない書類によって、住宅ローン申込者の職業や年収、物件の担保価値などが調べられます。 源泉徴収票や給与明細書、住民税決定通知書、確定申告書B(副業などで年間20万円以上の所得がある場合)などの所得を公的に証明できるもの、物件の売買契約書や登記事項証明書、明細地図、建築確認通知書、土地図面などの不動産関連の書類が必要です。 また、本人確認ができる書類として、住民票や運転免許証、パスポート、健康保険証などが求められます。 不動産にかかわる書類については、その大半が不動産会社を通して入手できます。 健康保険証以外の本人確認書類については、いずれかひとつ準備できれば大丈夫です。 6.山口県なら比較的安く一戸建てを手に入れられる 2020年度の「フラット35利用者調査」によると、注文住宅建設費用の全国平均は3,533万円ですが、山口県では200万円ほど低い3,394万円です。 建売住宅の場合も同様に、全国平均より低く、住宅購入にかかる費用は全国平均より低い傾向があります。 住宅ローンの借入金は頭金を差し引いた額ですが、山口県では住宅購入にかかる費用が比較的低い分、借入金の額も抑えることができます。 7.まとめ この記事では、新築一戸建てを購入する際に大半の人が利用する「住宅ローン」についてわかりやすく解説しました。 住宅ローンを借りる際は、ローンの種類やローンの選び方のほか、どう手続きを進めればよいかを把握しておくことが大切です。 また、事前の返済計画をしっかり立てておけば、住宅ローンを無理なく返済できます。 高品質な新築一戸建てを建てつつ、費用はできるだけ抑えたいとお考えの方は、タナカホームズにぜひご相談ください。 <<来場予約はコチラ>> <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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一戸建ての防犯対策を強化!狙われやすい家の特徴・建築時から入居後までの対策を解説
2022年3月28日 / 家づくり
一戸建てへの住み替えを検討する際に、セキュリティ面が気になる人も多いことでしょう。 この記事は、一戸建ての防犯対策について知りたい人向けの内容です。 狙われやすい一戸建ての特徴から新築時に取り入れられる防犯対策、日常生活でできる防犯対策までを解説します。一戸建ての防犯対策を考える際の参考にしてください。 目次 1.防犯対策はできている?狙われやすい一戸建ての特徴 2. 一戸建てを新築する際にできる防犯対策 3. 日常生活の中でできる一戸建ての防犯対策 4. 山口県で一戸建てを建てるなら防犯ノウハウのある会社に依頼しよう 5. まとめ 1.防犯対策はできている? 狙われやすい一戸建ての特徴 空き巣に狙われやすい一戸建てについて知ることで、よりよい防犯対策が可能です。 最初に、狙われやすい一戸建ての特徴を解説します。 外から家が見えにくい 目の前の通りを歩く人や近隣から敷地内が見にくい家は、窃盗犯に入られやすい傾向があります。 人に見つかりにくいことでガラスを割ったり、玄関や勝手口の開錠に時間をかけたりする行為がたやすくなり、「侵入しやすい」「窃盗しやすい」と判断されます。 そのため塀や垣根が高く、敷地内が見にくい家は注意が必要です。 ベランダの見通しが悪い 外からベランダの見通しが悪い家も、窃盗や侵入被害に遭いやすい傾向があります。 窃盗犯が必ず1階から侵入してくるとは限りません。 2階以上のベランダでも、見通しが悪く侵入経路が確保できる場合は注意しましょう。 また、表通りに面しているベランダも、腰壁があると侵入者が屈めば外から見えません。 植木や物に隠れられる場合も注意が必要です。 隣家との間など、死角になる場所がある 死角があると、そこから侵入される恐れがあります。 隣家との間に人が通れるほどの薄暗い隙間や、人通りがなく物陰になる場所がある場合は注意しましょう。 「死角はあるが人通りがあるから大丈夫」と考える人も見受けられます。 しかし夜間や土日など、人通りの少ない時間に侵入される可能性もあることを覚えておきましょう。 留守がちだったり不在時間がわかりやすかったりする 「決まった時間に外出する」「夜でも室内が暗い」など不在時間がわかりやすいと、その時間帯を狙って侵入されてしまいます。 また、郵便受けに新聞がたまっていると、長期不在であることが想像されるため注意しましょう。 ただし、在宅中に侵入されて窃盗被害に遭うケースも見受けられます。 そもそも、家に侵入させない対策をしておくことが重要です。 近所づきあいが少ない 近所づきあいがなければ、誰が住んでいる家なのかを近所の人が判断できません。 そのため、住人以外が敷地内にいても、怪しい人だと気づいてもらうことは難しくなります。 また住人本人も同様です。 窃盗犯が下調べのために近所を歩いていてもわからないでしょう。 犯罪者は、周囲の住民に顔を知られることで窃盗を諦める傾向があります。 2.一戸建てを新築する際にできる防犯対策 新築時は、建物面で防犯対策を取り入れやすいタイミングです。 新築時にできる一戸建ての防犯対策を解説します。 防犯性の高い鍵やガラスを採用する 開口部分の防犯性を高めることで、泥棒が侵入しにくくなります。 玄関にはピッキング防止用のディンプルキーを採用したり、サムターン回し対策をしたりするとよいでしょう。 ピッキングとは、特殊な工具を鍵穴に入れて開錠することです。 また、サムターン回しはドリルなどでドアに穴をあけ、サムターン(鍵の内側のつまみ)をまわして開錠することです。 窓はガラスを割ったり開錠したりしにくくなるように、防犯ガラスや二重鍵、クレセント錠をつけることもおすすめです。 鍵つきの雨戸やシャッターをつける 侵入しにくい家は、窃盗や侵入被害の対象になりづらいです。 縁側やベランダに続く掃き出し窓には鍵付きの雨戸やシャッターをつけたり、腰高窓や1辺が20cm以上の換気口には面格子をつけたりする防犯対策をおすすめします。 また、雨戸やシャッターに鍵がついているからといって安心せず、窓の施錠もしっかりとおこなってください。 見通しのよい塀や低めの垣根にする 外から覗かれないように、高さのある塀や垣根をつくる人もいます。 プライバシーを守りたい気持ちも理解できますが、防犯のためには外からの視線を過度にさえぎらないようにしましょう。 柵や金網のような見通しのよい塀にしたり、垣根を低くしたりするなどの対策がおすすめです。 不審者が侵入しにくくなるように、垣根をとげのある低木にする方法もあります。 防犯カメラや人感センサーをつける 侵入窃盗をするような犯罪者は、人の目を避けて自分の顔が知られることを嫌います。 犯罪抑止のために門や玄関、勝手口や窓など、侵入されそうな場所には防犯カメラを設置しましょう。 特に、勝手口は玄関に比べて防犯性の低いドアや鍵を使用しがちになるため、注意してください。 万が一、侵入窃盗被害にあった際も防犯カメラの映像は役立ちます。 死角となる場所がある場合は、人感センサーを設置することもおすすめです。 死角に砂利を活用する 死角になることで侵入しやすそうな場所には、砂利を敷くことも防犯対策の1つです。 砂利の上で人や動物などが歩くと音が鳴り、侵入者に気づきやすくなります。 侵入窃盗をしようとする人は音を嫌う傾向があります。 勝手口までの道に砂利を敷いたり、庭は芝生でも建物周りだけは砂利にしたりしておけば、狙われにくくなるでしょう。 ガレージの防犯対策も忘れずに 侵入や窃盗のターゲットとなる場所は、家の中だけとは限りません。 自宅の駐車場で車上荒らしに遭ったり、車自体を盗まれたりする可能性もあります。 この場合、ガレージにシャッターをつけ、駐車場に人感センサーや防犯カメラを設置するなどの防犯対策をおこないましょう。 車に防犯ブザーをつけることもおすすめです。 3.日常生活の中でできる一戸建ての防犯対策 日常生活でできる一戸建ての防犯対策も解説します。建物への対策とあわせて、生活の中でも防犯意識をもちましょう。 近所付き合いをする 必要最低限でもよいので近所の人と関わりをもち、顔見知りになっておきましょう。 人の目は犯罪抑止力となります。 誰かが自宅の周りをうろついていた際、その家に住んでいる人なのか不審者なのかを判断し、状況によっては警察に通報してもらえるでしょう。 また、地域の事件や不審者情報を教えてもらえる可能性もあります。 不在だと気づかせない対策をする 不在であることや、生活リズムを外部の人に知られないようにしましょう。 数日でも家を空ける場合は、郵便受けに新聞がたまらないよう新聞を止めると安心です。 また、帰宅が遅くなる日には電気をつけたまま外出したり、タイマーをかけて夜にテレビがつくようにすることも防犯対策になります。 ごみ捨てなど短時間の外出でも鍵をかける 「すぐそこまでだから」と油断せず、ごみ捨てのような短時間の外出でも鍵をかけておくようにしましょう。 玄関や窓の鍵が開いていた場合、犯罪に慣れた人なら数分で侵入して貴重品を盗み去るといわれています。 鍵さえかけておけば、住人が出かけたすきに侵入されにくいだけでなく、用事を済ませて戻った際に侵入者と鉢合わせするリスクも下がります。 足場になるようなものは置かない 足場になるようなものがあれば、塀やガレージの屋根によじ登ったり、隣家を伝ったりして2階からでも侵入できます。 隣家への侵入を助けることになる可能性もあるため、足場になるものは置かないようにしましょう。 また、「2階だから大丈夫」「在宅中だから安心」ということはありません。 2階の窓も忘れず施錠しましょう。 防犯意識をもって生活する 建物に防犯対策を施していても、施錠を忘れていては元も子もありません。 防犯意識をもった生活を心がけましょう。 「防犯対策をしっかりしている」「防犯意識の高い家だ」と認知されれば、侵入者に狙われにくくなります。 セキュリティ会社に加入したり、防犯シールを貼ったりして、外へアピールすることもおすすめです。 4.山口県で一戸建てを建てるなら防犯ノウハウのある会社に依頼しよう 山口県における令和2年の侵入窃盗被害は、被害が認知されているもので347件となっています。 少ない件数ではないため、持家か賃貸か、戸建てか集合住宅かに関わらず、防犯対策は必須です。 一戸建ての新築を考えている場合は、雨戸やシャッター、防犯カメラといった防犯対策を取り入れましょう。 より安全性の高い一戸建てが建てられるように、地域に詳しく防犯に関するノウハウがある会社に依頼することをおすすめします。 参考:市町別刑法犯認知 市町別刑法犯認知・検挙(発生地主義)状況:山口県警 5.まとめ 一戸建てを新築する際は、防犯カメラやシャッターなど、防犯面を意識した設備を取り入れることが大切です。 より安全性を求めるなら、防犯に対する知識やノウハウのある会社へ新築を依頼するとよいでしょう。 ローコストなのに高品質高性能な住宅を建築しているタナカホームズでは、防犯に対する相談や対策の提案も可能です。 山口・広島で一戸建てを検討している人はタナカホームズへ問い合わせください。 リフォームの相談にも対応しています。 <<来場予約はコチラ>> <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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新築一戸建てを購入する際の注意点とは?注文住宅・建売住宅のメリット・デメリットも解説
2022年3月28日 / 家づくり
新築一戸建の購入を検討する一方で、「注文住宅・建売住宅の違いやそれぞれのメリット・デメリットがわからない」「購入時の注意点を教えてほしい」と悩んでいる人は少なくありません。 この記事では、新築一戸建てを購入する際のふたつの方法と、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。購入時に注意してほしい点も紹介しています。 目次 1. 新築一戸建てを手にする方法は大きくふたつ 2. 建売住宅を購入するメリット 3. 建売住宅を購入するデメリット 4. 建売住宅を購入する際の注意点 5. 注文住宅を建てるメリット 6. 注文住宅を建てるデメリット 7. 注文住宅を建てる際の注意点 8. 山口県で注文住宅を建てる相場は全国平均より低め 9. まとめ 1.新築一戸建てを手にする方法は大きくふたつ 新築一戸建てを手にするには「建売住宅を購入する」「注文住宅を建てる」の方法があります。 ここでは、その方法について解説します。 h3:建売住宅を購入する 建売住宅は、すでに完成した状態で販売されている物件です。 土地と建物がセットになっており、でき上がった住宅の間取りや設備などを見たうえで購入するのが一般的です。 住宅の密集した地域で頻繁に売り出されているため、都市部の市街地内など好立地にあることが多く、希望の地域で購入できる機会も多いでしょう。 住宅ローンの審査に問題がない場合、入居までの期間の目安は1~2カ月ほどです。 注文住宅を建てる 注文住宅は、間取りやデザイン、建材などを自分好みに決め、工務店やハウスメーカーに依頼して建てる住宅です。 建築工程を自分の目で確かめる楽しみがある一方、設計や業者の選定、打ち合わせなどに時間がかかりがちです。 建売住宅と比べると、完成・入居までの工期が長く、価格も高くなります。 土地の購入から設計完了までに3~10カ月、着工から引き渡しまでに3~6カ月程度かかるのが一般的です。 2.建売住宅を購入するメリット 建売住宅を購入する場合のメリットについて、それぞれ解説します。 注文住宅よりも価格が安い 住宅支援機構の「フラット35利用者調査」(2020年度)によると、土地付き注文住宅の平均所要資金は 4,397万円です。 建売住宅の所要資金の平均(3,495万円)と比べると、同じ土地付一戸建住宅でもかなりの差があることがわかります。 建売住宅は、大手ハウスメーカーがまとめて土地を購入し、大量購入した建材を使って住宅を建てるため、販売価格が割安になることが大きなメリットです。 自分たちで間取りや建材、設備などを決めなくてよい 建売住宅は一般的に、間取りや外装、内装などがすべて決まっています。 住宅のデザインにさほどこだわりがないなら、自分たちで一つひとつ決める必要がなく設計の打ち合わせなどに時間を割かずにすみます。 スタンダードな間取りで画一的に見えることもありますが、どのような家族構成でも住みやすいように作られています。 入居までの期間が短く、生活設計を立てやすい すでに完成している建売住宅なら、完成イメージと実際の住宅との間に差があるといったトラブルは生じません。 正確な間取りを把握でき、入居後の生活もイメージしやすいでしょう。 契約後すぐに入居できるため、お子さんの入学や就職といったタイミングに合わせて生活設計ができるのも大きなメリットです。 3.建売住宅を購入するデメリット 建売住宅にさまざまなメリットがある一方で、購入して後悔することがあるのも事実です。 ここでは、建売住宅を購入するデメリットについて解説します。 立地が決まっていて選べない 建売住宅は、土地と住宅がセットで販売されています。 好立地に建てられていることが大半ですが、立地が気に入らないというケースも否定できません。 住宅や価格を重視するのか、立地を重視するのかの選択を迫られることもあるでしょう。 建物も立地も気に入るような物件探しが重要です。 間取りや建具などを自由に選べない 建売住宅を購入する際は、間取りや建具、内装デザインや設備などを好きに選べません。 ほぼ完成している住宅に住むことになるため、自分たちなりのこだわりを反映させにくくなります。 何らかのこだわりや譲れない点などがある場合は、物足りなさや不満を感じることもあるでしょう。 入居後に欠陥が発覚することがある 建売住宅を購入する場合、基礎から完成の工程までをチェックできません。 地盤や基礎部分を確認できないため、不安要素を残すことになってしまいます。 さらに、入居後に欠陥が発覚する、質のよくない建材や設備が劣化するといったトラブルが起きる可能性もあるでしょう。 メンテナンスに高額の費用がかかるケースもあります。 4.建売住宅を購入する際の注意点 建売住宅を購入してから後悔することがないように、注意すべき点を解説します。 物件価格に含まれる設備をあらかじめ確認する 建売住宅の場合は、標準とされる仕様や設備がそれぞれ異なります。 物件価格に含まれる設備もさまざまなため、網戸や雨戸、TVアンテナ、エアコンといった設備の有無をあらかじめ確認しましょう。 見学時に、窓やドアといった頻繁に使うもの、水回り設備のグレード、電気回線やコンセントの数などにも注意してください。 アフターサポートの有無を確認する 入居後に何らかの欠陥が判明した場合、すぐに対応してもらえるアフターサポートサービスがついているかどうかも事前にチェックしておきましょう。 最近は、10年保証がついている建売住宅が主流です。 ハウスメーカーからアフターサポートサービスについての説明がない場合は、サービスの有無を尋ねてください。 アフターサポートサービスがある場合も、無償でどのくらい対応してくれるかを確認しましょう。 住宅性能表示や証明書の有無を確認する 長期優良住宅やZEH住宅など、一定の性能基準をクリアした優良建売住宅は安心して購入できます。 性能表示がない場合も、建築確認済証や検査済証、地盤調査の報告書などがあればきちんと建てられたことが確認できます。 地盤調査がおこなわれていない住宅は、住宅瑕疵担保責任保険に加入できません。 各種証明書や調査報告書のない建売住宅の購入はやめておきましょう。 5.注文住宅を建てるメリット 注文住宅を購入する場合のメリットについて、それぞれ解説します。 自由度の高い家を作ることができる 注文住宅を建てる際は、法律の範囲内であれば自由にデザインでき、自分の理想の家をオリジナルで作ることが可能です。 間取りや設備、建材はもちろん、細部にいたるまで自分のこだわりを反映した家を建てられるのが大きなメリットです。 家が建つ過程を自分で確認できる 契約してから家作りが始まる注文住宅なら、家が建つ過程を自分の目で確認することができます。 工事の様子をチェックでき、安心感を得られるでしょう。 施主がしばしば姿を見せれば、職人にもいい緊張感を与えることができます。 竣工まですべての過程を目にすることで、家への満足感や充実感を得やすいのもメリットのひとつです。 こだわりの強い部分に費用をかけられる 注文住宅なら、自分のこだわりに合わせた優先順位をつけることが可能です。 こだわりが強いものに費用をかけ、必要としないものやこだわりのないものをなくすこともできます。 費用のかけかたに差をつけることで、予算とこだわりのバランスをとることもできるでしょう。 6.注文住宅を建てるデメリット こだわりを実現できる注文住宅にも、いくつかのデメリットがあります。 ここでは、注文住宅を購入する際のデメリットを解説します。 住宅にかかる費用が高くなりやすい 注文住宅にかかる費用は総じて高くなりがちです。 デザインや間取り、建材など全てを最初から決めていかねばならず、こだわればこだわるほど費用もかかります。 工事に携わる人数も多く、人件費も加味しなければなりません。 人が多くなればなるほど費用も増えると考えておきましょう。 資金計画が複雑になる 住宅ローンが利用できるのは、建物が完成してからです。 注文住宅の場合は、建築費の着工金や中間金の支払いなどがあり、家が完成してから融資を受けるのでは間に合いません。 このため、「つなぎ融資」や「土地先行融資」と呼ばれるローンを利用しなければならず、手続きが複雑になりがちです。 さらに、金利も通常の住宅ローンより割高になりがちです。 完成までに時間がかかる 注文住宅の完成までには時間がかかります。 設計や見積もりの段階ですでに、建売住宅時間より多くの時間を費やしているでしょう。 打ち合わせなども多く、ある程度時間に余裕のある人でなければ計画が進みません。 工事や設計の変更などがあると、工期が延長されることもあります。予定通りに工事が終わらず、入居計画が変更になることもあるでしょう。 7.注文住宅を建てる際の注意点 注文住宅を建ててから後悔することがないように、注意すべき点を解説します。 施工メーカーが独自で用意する各種保証について確認する 住宅には、「住宅品質確保促進法」に基づく瑕疵担保責任(10年間)が義務化されています。 瑕疵担保責任とは別に、各施工メーカーが独自で用意する外壁塗装保証やシロアリ保証などもあり、義務化されている保証で保証されない内容をカバーしています。 どのような保証内容があるかは施工メーカーによって異なるため、漏れなく確認しておくようにしましょう。 設計から竣工までに関わる費用の内訳を確認する 注文住宅の工期は長く、携わる人が多数です。それだけに、どうしても人件費がかかります。 注文住宅を建てるに際しては、設計から建築までの流れと、どの業者がどのような価格で建築に携わるのか、その内訳をはっきり確認しておきましょう。 そのうえで、全部でどれだけの金額がかかるのかを把握することが大切です。 引き渡し前の立ち合いで不具合がないか確認する 注文住宅建売住宅の引き渡し前の立ち合いでは、建物に不具合がないかを細かく確認しなければなりません。 引き渡しが完了すると、不備が生じたのが引き渡し前だと証明することが難しく、のちのち保証がきかないというケースもあります。 何かしらの瑕疵部分があれば、引き渡し前に申し出る必要があるため注意しましょう。 8.山口県で注文住宅を建てる相場は全国平均より低め 注文住宅を建てる費用は、建売住宅より高くなりがちです。 しかし、山口県の注文住宅にかかる費用は、全国平均より低めです。 2020年度の「フラット35利用者調査」によると、注文住宅建設費用の全国平均は3,533万円であるのに対して、山口県では3,394万円と139万円低くなっています。 山口県では、注文住宅を建てるに際しての敷居が比較的低いといってもよいでしょう。 9.まとめ この記事では、建売住宅と注文住宅の違いを挙げつつ、それぞれを購入する際の注意点について解説しました。 建売住宅と注文住宅にはそれぞれにメリット・デメリットがあり、一概に優劣をつけることはできません。 家を購入する目的や期待するものによって、どちらにするかを決めましょう。 注文住宅の自由度の高さ、建売住宅の価格の安さのどちらも捨てがたいという場合は、ローコストで高品質な施工に定評のあるタナカホームズがおすすめです。 <<来場予約はコチラ>> <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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ビルトインガレージの固定資産税はどうなる?間取りや費用、メリット・デメリットも解説
2022年3月28日 / お金・ローン
新築の家では、駐車スペースをどうするか悩むことがあります。なかには、屋内で愛車との暮らしが楽しめるビルトインガレージを考えている方もいるのではないでしょうか。本記事ではビルトインガレージの設置について間取りも紹介しながら、気になる固定資産税なども解説します。ビルトインガレージの費用や税金について知りたい場合は、参考にしてください。 目次 1. ビルトインガレージはガレージが組み込まれた住居 2. ビルトインガレージのメリット 3. ビルトインガレージのデメリット 4. ビルトインガレージの費用相場 5. ビルトインガレージの固定資産税 6. ビルトインガレージの間取り例 7. 山口県内でもさまざまなビルトインガレージ付き住宅がある 8. まとめ 1.ビルトインガレージはガレージが組み込まれた住居 ビルトインガレージとは、住居の建物の内部に設けられたガレージです。 建物内に設けることから、インナーガレージとも呼ばれています。 また、ビルトインガレージを設けている住居をガレージハウスといいます。 ビルトインガレージの特徴は、居住スペースと駐車スペースがつながっていて、直接出入りができることです。 そのため、愛車を眺めたり自分で整備する人には向いている駐車場といえるでしょう。 ビルトインガレージの間取りによっては、複数台の車やバイクを保有していても駐車が可能です。 2.ビルトインガレージのメリット ここでは、ビルトインガレージのメリットを解説します。 ビルトインガレージには、以下の4点のメリットがあります。 愛車の保護ができる ビルトインガレージは青空駐車場とは異なり、愛車を雨や風、雪、砂などから守れます。 また、雪が降る地域であれば、車に積もった雪を降ろす手間が省けるでしょう。 直射日光から愛車を保護できるため、車の塗装の色あせを防ぐことにもつながります。 愛車を美しく保ち、メンテナンスの負担も減らしたい場合は、ビルトインガレージが向いているでしょう。 防犯対策になる 青空駐車場などのように屋外に車を駐車すると、盗難や悪戯などの被害に遭う可能性があります。 ビルトインガレージであれば車が建物内にあるため、外から車があるかどうかわかりません。 シャッターを閉めていれば、不審者の侵入を防ぐことも可能です。 ビルトインガレージは、大事な愛車を不審者から守ることに向いています。 住居からの移動が楽 ビルトインガレージは住居部分とつながっており、愛車までの移動がスムーズです。 雨や雪の日であれば、濡れることなく車に乗り込めます。 特に小さな子どもや高齢者がいる場合は、車への乗り入れの負担が減るでしょう。 駐車料金が不要 ビルトインガレージは住居内に駐車スペースを設けるため、近隣の駐車場を借りる必要がありません。 自宅以外に駐車場を借りる場合、長期的に駐車料金を負担することになります。 ビルトインガレージの設置にはそれなりの費用が必要ですが、長い目で見ると駐車料金を支払い続けるよりも割安になるケースがあります。 3.ビルトインガレージのデメリット ここからは、ビルトインガレージのデメリットを解説します。 ビルトインガレージの設置を検討している際は、以下の3点を覚えておきましょう。 騒音・換気対策が必要 ビルトインガレージ内で車やバイクのエンジンをかけると、住居と同じ建物内で騒音や排気ガスをだすことになります。 そのため、防音や遮音、換気対策が必要です。 エンジン音やシャッターの開閉音が近隣や自宅の住居部分まで響かないように検討しましょう。 住居部分に排気ガスが入らないようにするには、ビルトインガレージ内に換気扇などを設置してください。 間取りや強度にも配慮が必要 住居の1階部分にビルトインガレージを配置すると、玄関などの間取りの自由度が下がります。 また、居住空間が狭くなることもあり、居室の配置には工夫が必要です。1階部分の間口が広くなると、建物の強度対策も重要になります。 ビルトインガレージの配置には強度への不安が考えられるため、ハウスメーカーや建築士に相談してみましょう。 費用がかかる ビルトインガレージの設置には、一定の費用がかかり、数百万円の建築費用となる場合もあります。 一方、カーポートの設置は数十万円で済むことが多いため、費用面で大きな違いがあります。 4.ビルトインガレージの費用相場 以下でビルトインガレージの費用相場を解説します。 また、費用シミュレーションも紹介しています。 ビルトインガレージは1坪50〜80万円が目安 ビルトインガレージ単体の費用相場は、坪単価50〜80万円が目安です。 よって、4〜5坪程度必要な乗用車1台分のスペースの場合は、200〜250万円の費用が相場となります。 複数台の車を駐車したいときは、200〜250万円の費用目安を2~3倍すると費用感がつかめるでしょう。 ただし、あくまでも目安であり、軽自動車やワンボックスカーなどの場合は費用が前後します。 車椅子スペースが必要な場合なども費用が異なるでしょう。 坪単価についてもハウスメーカーなどにより異なるため、複数の業者に見積もり依頼をしてください。 ビルトインガレージの費用シミュレーション【普通自動車2台分】 普通自動車2台分で2階建、30坪のビルトインガレージ付きの住宅を建築する場合をシミュレーションします。 普通自動車2台ということから、10坪程度のガレージスペースが必要です。 よって、ビルトインガレージの費用は500〜800万円となるでしょう。 また、20坪の2階建住居は800〜1,600万円が目安です。 以上からビルトインガレージ付きで30坪の2階建住宅は、1,300〜2,400万円の費用が目安となります。 ビルトインガレージの費用シミュレーション②【平屋で普通自動車1台分】 次は普通自動車1台分、30坪の平屋のビルトインガレージ付き住宅を建築するケースをシミュレーションします。 平屋は建築時の屋根や基礎が多くなるため、2階建よりも建築費用がかかります。 ただし階段や2階部分の居住スペースが不要になるため、相殺すると2階建で30坪の住宅よりも50〜200万円ほど高くなります。 総合的な建築費用は、1,350〜2,600万円が目安です。 5.ビルトインガレージの固定資産税 ここではブルドインガレージの固定資産税について解説します。 ビルトインガレージを設置する際は、固定資産税についても理解しておきましょう。 ビルトインガレージは床面積により固定資産税が安くなる ビルトインガレージの床面積が住宅全体の床面積の5分の1以下ならば、固定資産税の計算から除外されます。 これは固定資産税の評価額が下がり、安くなることを意味します。 たとえば、住宅の建物全体の床面積(延床面積)が150m2の場合は、30m2までのビルトインガレージにすると固定資産税が安くなります。 電動シャッターの場合は注意が必要 ビルトインガレージを建物全体の床面積の5分の1以下にしても、電動シャッターをつけることで固定資産税の評価対象となる場合があります。 住居の設備によって、ビルトインガレージの固定資産税が安くならないケースがあることを覚えておきましょう。 また、電動シャッターは保守点検の費用が毎年1万円ほどかかることがあるため、ご注意ください。 固定資産税に関しては住居がある自治体に確認しよう ビルトインガレージに関する固定資産税は、住居がある自治体が調査して決定します。 新築時や増築時だけではなく、ビルトインガレージの増築においても固定資産税の評価対象です。 新築後に調査が終わってからビルトインガレージを建築した場合も評価の対象となるので注意しましょう。 また、自治体によって固定資産税の規定が異なることもあります。 ビルトインガレージの面積も含めて、ハウスメーカーなどに相談して進めてください。 6.ビルトインガレージの間取り例 以下でビルトインガレージの間取り例を紹介します。 ビルトインガレージの建築の参考にしてください。 20〜30坪の敷地の場合 20〜30坪の敷地にビルトインガレージ付き住宅を建築するときは、生活空間ができるだけ広くなるように工夫しましょう。 ビルトインガレージのスペースを5坪程度におさえることで、居室が3室の2LDKや3LDKの住宅に仕上がります。 ただし、ビルトインガレージには1台分の駐車しかできない点には注意が必要です。 30〜40坪の敷地の場合 30〜40坪の敷地ならば車1台分のガレージスペースを確保して、3LDKや4LDKの2階建もしくは3階建の住宅が可能です。 30坪を超える敷地の場合は、車2台分のビルトインガレージに対応できます。 車2台分のガレージスペースにしても2LDKか3LDKの住宅になります。 また、広めのビルトインガレージにしたときは、収納スペースとして兼用も可能です。 40坪以上の敷地の場合 40坪以上の敷地では、車1〜2台分のガレージスペースと2階建で4LDKか5LDKの住宅を目指せます。 3階建であれば、車1〜2台分のガレージスペースと2LDKや3LDKの間取りが目安です。 40坪以上の敷地ならば、ガレージの隣に寝室やリビングを配置するなど、間取りの構想が広がります。 7.山口県内でもさまざまなビルトインガレージ付き住宅がある 山口県内にはさまざまなビルトインガレージ付き住宅があります。 複数台の駐車が可能なビルトインガレージ付き住宅を構えているケースもあり、愛車をゆったりとしたスペースに駐車して、愛車と住宅を存分に楽しんでいるオーナーもいます。 この機会にビルトインガレージ付き住宅を検討してみるのもおすすめです。 8.まとめ ビルトインガレージは、住宅のなかにガレージを設けるつくりです。 居住部分から車までの移動がスムーズであり、車への乗り込みがしやすくなります。 ほかにも、雨や直射日光などから愛車を守るなど、さまざまなメリットがあります。 費用相場や固定資産税についての理解を深め、ビルトインガレージの設置を検討してみましょう。 なお、タナカホームズはローコストで高品質・高性能な住宅の建築が強みです。 ビルトインガレージ付き住宅のご相談も可能です。 この機会に無料会員登録を行って、最新情報などを受け取ってみてください。 <<来場予約はコチラ>> <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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ビルトインガレージの建ぺい率はどのくらい?容積率などの法規制と緩和条件も解説
2022年3月28日 / 設備
住宅を建てる際、検討すべき点のひとつが車をどう駐車するかです。 駐車スペースをいかに確保し、法規制をどうクリアするかも大きな問題です。 ここでは、ビルトインガレージを検討している人に向けて、ビルトインガレージのメリットとデメリット、建ぺい率や容積率の概要、規制が緩和される条件などについて解説します。 目次 1. 車庫は大きく分けて3種類 2. ビルトインガレージの特徴と人気の理由 3. ビルトインガレージのメリット 4. ビルトインガレージのデメリット 5. ぜひ知っておきたい建築物に関わる法規制 6. 山口県ならビルトインビルトインガレージの価格が比較的安い 7. まとめ 1.車庫は大きく分けて3種類 主な移動手段が車の場合は、家を建築したときに駐車スペース(車庫)の確保が大きな問題となります。 車庫は一般的に「屋根なしの車庫」「カーポート」「ガレージ」の3つに分けられますが、建築基準法上では区別(定義)がありません。 建築基準法第2条では、建築物を「土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの」と定めています。 屋根なしの車庫は建築物ではありませんが、柱と屋根で構成された車庫(カーポート)や、屋根と壁で三方が囲まれた車庫(ガレージ)は建築物に含まれます。 建物の一部に駐車スペースを組み込んだビルトインガレージも、ガレージの一種です。 2.ビルトインガレージの特徴と人気の理由 車庫の中でも近年人気の高まりを見せるのが、ビルトインガレージです。 ここでは、ビルトインガレージの特徴やビルトインガレージが人気を集める理由について解説します。 ビルトインガレージの特徴 ビルトインガレージは、建物の内部に駐車スペースを組み込んだものです。 シャッターやドアなどがあるのが特徴で、インナーガレージと呼ばれることもあります。 駐車スペースを1階に作るのが一般的ですが、敷地が道路よりも高いときは、地下室に作ることもあります。 自宅と駐車スペースが直結しており、利便性の高さが大きな魅力です。 ビルトインガレージが人気を集める理由 ビルトインガレージが近年人気を集めている理由は、各家庭や地域によって異なります。 駐車場代が高い都市部などでは、ビルトインガレージの導入コストと高額な駐車場代を毎月払い続けるコストとを天秤にかけ、導入に踏み切るケースが多い傾向にあります。 また、スペースの都合上、敷地内に駐車スペースを作れず、建物内に駐車スペースが必要なこともあります。 3.ビルトインガレージのメリット ビルトインガレージのメリットはさまざまです。 ここでは、ビルトインガレージを作るメリットをさまざまな角度から紹介します。 いたずらや窃盗、風雨などから愛車を守れる 全体が壁で囲われていて、シャッターやドアがついているビルトインガレージなら、風雨や雪、台風などから愛車を守れます。 さらに、シャッターやドアを閉めて鍵をかければ、夜間のいたずらや窃盗などに遭うリスクが軽減し、セキュリティの強化にもつながります。 狭い敷地でも駐車スペースを確保できる 土地が狭い場合、駐車場を設置するスペースを確保しにくくなります。 ビルトインガレージのメリットのひとつは、狭い土地でも駐車スペースを確保しやすいことです。 建築コストは多少かかりますが、近隣に駐車場を借りずにすむため、長い目で見れば経済的に有利になるケースが少なくありません。 また、後に述べる容積率の緩和条件につながり、土地が狭い都市部などでも広い家に住みやすくなります。 趣味のスペースとして活用できる ビルトインガレージは、趣味のスペースとしても活用できます。 整備道具を置いておけば、車のメンテナンスやカスタマイズ、日曜大工などのDIYといった作業も容易です。 ガレージと並ぶようにリビングを設置した間取りなら、自宅の中で好きなときに好きなだけ愛車を眺められます。 ガレージ内に椅子や机を設ければ、読書やお酒などを楽しむスペースにもできるでしょう。 天候を気にせず車に乗り降りできる ビルトインガレージの家では、建物の内部で車に乗り込みます。 そのため、天気を気にせずにすむのは大きなメリットです。 買い物の荷物を出したり、小さなお子さんを送迎するときにも便利です。 車の乗り降りをより便利にしたい場合は、ガレージとキッチンを出入口でつなぐなど、生活動線を考えた設計をしましょう。 ガレージの面積次第で固定資産税が安くなる 固定資産税は地域によって異なりますが、一般的な住宅よりビルトインガレージ付き住宅のほうが評価額は低くなるため、固定資産税は安くなります。 これは、ビルトインガレージの面積が住宅延べ床面積の5分の1までなら住宅の床面積に含まれないと建築基準法に定められているためです。 ただし、自治体によって固定資産税の金額は異なるため、事前の確認が必須です。 また、電動シャッターなど「豪華な設備」があるとみなされた場合は、固定資産税の課税対象になるケースもあるため注意しましょう。 4.ビルトインガレージのデメリット ここでは、ビルトインガレージのデメリットについて解説します。 メリット・デメリットの両面を正しく理解したうえで、ビルトインガレージの導入を検討しましょう。 居住スペースが削られる ビルトインガレージを設置するには、最低でも奥行き5.5m、間口3.5m程度のスペースが必要になります。 この面積は、建ぺい率や容積率に算入されるため、ビルトインガレージによって居住スペースが削られてしまいます。 また、1階にビルトインガレージを作る場合、リビングやキッチンなどを2階に設置しなければならないことも少なくありません。 車の臭気・騒音が気になることがある 建物内部に駐車スペースがあると、居住スペースでも車の臭気や騒音が気になることがあります。 臭気が気になる場合は、空気の流れをしっかり考えた設計にする、換気扇をつけるといった対策をとりましょう。 また、騒音で家族が寝苦しくなったりストレスを生じたりしないよう、寝室と距離をとる、ガレージの真上にリビングを作らないといった工夫も必要です。 強度不足に陥る可能性がある 開口部が広いビルトインガレージを作ると、建物を支える部分が少なくなり、強度不足に陥る可能性があります。 このため、木造のビルトインガレージ付き住宅は極めて難しいとされています。 耐久性を考慮すると、重量鉄骨やRC(鉄筋コンクリート造り)がおすすめですが、その分建築コストが高くなります。 ビルトインガレージの予算を考えるときは、建物の耐久性による建築費の違いも確認しておきましょう。 延べ床面積次第で固定資産税が割高になる 住宅延べ床面積の5分の1までなら固定資産税の緩和措置がありますが、これを超える部分は延べ床面積に算入され、固定資産税が割高になります。 延べ床面積に算入されないよう工夫するケースが多数ですが、その分間取りの自由度が下がることも否めません。 固定資産税対策を優先させるのか、希望通りの広いビルトインガレージを作るのを優先させるのかを考えておきましょう。 5.ぜひ知っておきたい建築物に関わる法規制 一戸建ての場合、自分の敷地内なら自由に駐車場・ガレージを作れると思いがちですが、そうはいきません。 屋根つきの駐車スペースは建築物扱いになるため、建築確認申請が必要で、建築基準法に基づいた制限が設けられます。 建ぺい率と容積率の上限は地域によって細かく決められており、組み合わせによって建てられる建物が変わります。 ビルトインガレージを作る際には、制限に対する一部緩和措置を受けられることもあるため、以下で確認しておきましょう。 建ぺい率とは 建ぺい率は、敷地面積に対する建物を建てられる面積(建築面積)の割合を指します。 建築面積は建坪とも呼ばれ、建物を真上から見たときの水平投影面積が使われています。 これは、真上から見て、広い階層の面積が建築面積と見なされるということです。 なお建ぺい率の計算式は、「建築面積÷敷地面積×100(%)」です。 建ぺい率は各自治体によって定められる 建ぺい率は各自治体によって細かく定められており、日本全国の建物はすべて建ぺい率に基づいて建築されています。 柱と屋根がある場合は建築物とみなされるため、ビルトインガレージの面積も計算に含まれます。 建ぺい率の緩和措置を受ける条件 建ぺい率の緩和措置を受けるための条件は、 「外壁のない部分が4m以上続いていること」 「柱の間隔が2m以上あること」 「天井の高さが2.1m以上あること」 「地階を除いた階数が1であること」の4つです。 これらを満たした場合、車庫の柱から1mまでは建築面積に算入されません。 しかし、一般的なビルトインガレージの場合は、「外壁のない部分が連続して4m以上」という条件を満たすのが難しいです。 容積率とは 容積率は、敷地面積に対する建物の延べ床面積の割合を指します。 延べ床面積は、建物全ての階の面積を足したもので、容積率の計算式は「延べ面積÷敷地面積×100」です。 ビルトインガレージの面積も、延べ床面積に含まれます。 容積率も自治体によって異なる 容積率も建ぺい率と同様、地方自治体が定めています。 容積率100%の地域で、敷地が100平方メートルある場合は、延べ床面積100平方以内なら問題なく建築できます。 上記の条件の場合、1階が60平方メートル、2階が40平方メートルなら問題ありませんが、2階が60平方メートルの場合は違反建築物になってしまいます。 容積率の緩和措置を受ける条件 住まいとなる建物と別棟の独立型ガレージや車庫は、法規制の対象となり、延べ床面積に算入されます。 しかしビルトインガレージの面積は、延べ床面積の5分の1を上限に、延べ床面積に算入しないと定められています。 延べ床面積が250平方メートルの場合は、50平方メートルまでならビルトインガレージの面積を算入しなくてよいわけです。 地下に車庫を設ける場合は、延べ床面積の1/3以内であれば、容積率に算入しなくてもよいとされています。 6.山口県ならビルトインビルトインガレージの価格が比較的安い 山口県の住宅は、坪単価が40~80万円に収まるケースが多く、ローコストで注文住宅を建てられる可能性があります。 全国のビルトインガレージの相場は、30坪程度で1,000~1,600万程度ですが、山口県は40坪で1,600万円程度になっています。 全国平均よりも比較的割安でビルトインガレージを建てることができます。 7.まとめ 建物の一部に駐車スペースを組み込んだビルトインガレージは、建物の一部として考えられるのが一般的です。ここでは、ビルトインガレージのメリットを紹介しつつ、建てるうえで注意すべき法規制について解説しました。 法規制を正しく理解し、固定資産税を抑えつつ使い勝手のよいビルトインガレージを作りましょう。 ビルトインガレージをローコストで作りたいという場合は、高品質・高性能なうえにコストを抑えたタナカホームズがおすすめです。 <<来場予約はコチラ>> <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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注文住宅の諸費用とは?必要な項目や目安、抑えるコツなどを解説
2022年2月26日 / お金・ローン
注文住宅を建てるときは、建物の費用以外にもさまざまな諸費用がかかります。 諸費用について理解できても、見積もりで金額を詳しく記載しない事業者も存在しているため、わかりにくいものです。 今回は注文住宅の諸費用について、内訳や相場などを解説します。 これから注文住宅の建築を検討している人は、ぜひ参考にしてください。 目次 1.そもそも注文住宅の諸経費とは何か? 2.注文住宅の諸費用の目安は? 3.土地の購入時に必要な諸費用 4.住宅を建てるときの諸費用 5.付帯工事にかかる諸費用 6.住宅ローンに関する諸費用 7.そのほかの諸費用 8.注文住宅の諸費用を抑える3つのコツ 9.山口県のローコスト住宅なら諸費用も抑えられる 10.まとめ 1.そもそも注文住宅の諸費用とは何か? 注文住宅の諸費用とは、建物や土地以外に発生する費用のことです。 例えば、住宅ローンを組む際にかかる費用や登記費用、不動産事業者を利用したときの仲介料などがあります。 注文住宅を建てる際の諸費用にはさまざまな項目がありますが、住宅ローンで賄うことが難しく、現金による支払いが基本です。 近年では住宅ローンに諸費用を含めて借入れできる場合もありますが、借入れ金額の10%までや500万円までなど、上限が設定されていることがほとんどです。 よって、注文住宅を建てる際は、諸費用を考慮した資金繰りが大切になります。 2.注文住宅の諸費用の目安は? 注文住宅の諸費用は、建物の建築費用と土地の購入費用を合計した金額の10〜12%が目安です。 つまり、土地代が1,000万円、建物代が2,000万円の合計3,000万円の注文住宅の場合は、諸費用の目安は300〜360万円となります。 このケースでは、注文住宅を建てる際の総合的な費用として、3,300〜3,360万円が必要になる計算です。 ただし、諸費用の内容に家電や家具を新調する費用がは含まれていません。 注文住宅の新築にあたり、家具や家電を新調する場合は諸費用とは別に予算を確保する必要があります。 次章からは諸費用ごとの内訳を紹介します。 3.土地の購入時に必要な諸費用 ここでは、土地の購入時に必要な諸費用を紹介します。 税金関係、手数料などに分けて解説しています。 不動産取得税・固定資産税などの税金 税金関係では、不動産取得税や固定資産税などがかかります。 不動産取得税とは、不動産を取得したときに土地にかかる税金です。 不動産取得税は、原則「土地の評価額×1/2×3%」が算出されます。 また、固定資産税とは土地や家屋にかかる税金です。 金額は土地や家屋の広さによって異なり、固定資産税は毎年支払う必要があります。 なお支払った税金は、住宅や土地がある自治体に支払われます。 仲介手数料 土地を取得する際に不動産会社を利用すると、仲介手数料がかかります。 仲介手数料の目安は「物件価格×3%+6万円+消費税」です。 ただし、不動産会社によって仲介手数料が異なるため、複数の事業者を比較してから決めるといいでしょう。 測量・地盤調査・建築確認申請などの費用 建物の建築のために、測量や地盤調査、建築確認申請などの費用が必要です。 測量は数万〜数十万円かかることがあり、地盤調査は10万円前後の費用が目安となっています。 建築確認申請には数万円程度かかります。 諸手続きを司法書士などの専門家に依頼する場合は、委託料なども確認しておきましょう。 4.住宅を建てるときの諸費用 土地の購入と同様に住宅を建てる際も、さまざまな諸費用がかかります。 ここでは、住宅を建てるときの諸経費を2つに分けて解説します。 不動産取得税や登記費用、印紙税などの税金 住宅を建てるときも不動産取得税や固定資産税などの税金がかかります。 ただし、注文住宅の不動産取得税には軽減措置があるため、納税額が少なくなる場合もあります。 必要な費用は登記費用や印紙税などです。 登記費用は住宅の所有権を登記するための費用であり、登録免許税や住民票などの書類の費用や司法書士へ依頼した際の報酬などがかかります。 また、建築会社などと不動産売買契約を結ぶときには数万円程度の印紙税が必要です。 設計管理料や各儀式など費用 住宅を建てるときは、税金のほかに設計監理料や各儀式などの費用がかかります。 設計監理料は、建築会社が行う設計やチェックに関する費用であり、施工費用の10%程度が目安です。 また、建物を建てる前後や建築中にはさまざまな儀式が行われます。 儀式の費用として数万〜数十万円がかかることが多いです。 なお、自治体により新しく水道を引くと上下水道の加入金が必要であり、数十万円かかります。 5.付帯工事にかかる諸費用 土地や建物以外にも付帯工事にかかる諸費用があります。 ここからは、付帯工事の一例と諸費用を解説します。 解体費用・地盤改良費用 既存の住宅を解体して新築する際は、解体費用が必要です。 費用は数万円や数十万円で済むケースがあれば、数百万円になる場合があります。 また、地盤調査の結果、改良が必要と判断されたときは、改良費用がかかります。 おおよその金額として、数十万円から数百万となります。 引き込み工事費用 引き込み工事費用とは、住宅の設備である水道管やガス管、通信回線などの工事にかかる費用です。 通信工事を除くと、工事規模や工事内容によって相場が異なります。 上下水道やガスの引き込み費用は合わせて100万円程度になることが考えられます。 通信回線の引き込み工事費用は数万円かかりますが、回線業者によって分割払いができたりキャンペーンなどを利用できたりするため、支払いの負担が減る場合があります。 外構工事費用 外構工事費用とは、門や庭の造成にかかる費用です。 工事内容にこだわると費用が数十万円や数百万円になることがあります。 ほかの費用とのバランスを考えましょう。 6.住宅ローンに関する諸費用 ここからは、住宅ローンに関する諸費用を解説します。 住宅ローンに関する諸費用も幅広くなっています。 住宅ローン保証料 住宅ローン保証料とは、住宅ローンの返済が滞ったときに保証会社を利用する際の費用です。 一般的には住宅ローンの金利に0.2%を加えた内枠方式と、借入金額に2%を加えた外枠方式があります。 それぞれの方式にはメリットや注意点があり、支払う金額も異なるため金融機関に相談しましょう。 事務手数料・つなぎ融資の事務手数料 事務手数料とは、住宅ローンの手続きにかかる手数料のことです。 事務手数料は、定額型と定率型があります。 定額型のメリットは、契約時に支払う諸費用をおさえられることです。 定率型は金利が低く設定されているため、毎月の支払いを抑えられるメリットがあります。 また、つなぎ融資とは注文住宅が完成する前に支払うお金を融資してもらうことです。 つなぎ融資の事務手数料は割高に設定されており、それだけで10万円ほどになることがあります。 つなぎ融資にもさまざまな費用がかかるため、予算を考えて慎重に検討しましょう。 抵当権設定費用・印紙税 抵当権設定費用とは、住宅ローンを組むときに建物と土地に担保権を設定するための費用です。 登録免許税が借入金額の0.4%が必要で、司法書士への報酬は10万円前後がかかります。 印紙税は住宅ローンの契約書を交わす際にかかります。具体的な金額は以下をご覧ください。 500万円超1,000万円以下:1万円 1,000万円超5,000万円以下:2万円 5,000万円超1億円以下:6万円 以上のように借入金額により印紙税が異なります。 団体信用生命保険料・火災保険料・地震保険料 保険料関係の諸費用としては、団体信用生命保険、火災保険、地震保険があります。 団体信用生命保険は、住宅ローンの返済期間中に契約者が死亡したり高度障害者になったりした場合、それ以降のローン返済が不要になる保険です。 保険料は基本的に住宅ローンに含まれています。 また、火災保険は住宅ローンの返済中に火災などの災害に備える損害保険です。 建物構造や保証内容により保険料が異なります。 地震保険は火災保険に加えて地震に備える損害保険です。 地域や建物の免震・耐震機能により保険料が変わります。 7.そのほかの諸費用 前項までご紹介した費用以外にも、新築により引越しをする際は引越し費用が必要です。 荷物量によりますが、数十万円の費用がかかるでしょう。 また、前述したように家具や家電を新調する際は、その購入費も必要です。 住宅の新築中に仮住まいを借りる場合も賃貸物件の敷金や礼金、家賃がかかります。 これらの諸費用を新築する際の予算に入れるか、別に用意するかによって総合的な費用が変わります。 8.注文住宅の諸費用を抑える3つのコツ 注文住宅の建築には幅広い諸費用がかかりますが、工夫次第で抑えることが可能です。 注文住宅の諸費用をおさえたいときは、以下の3つに着目してください。 税金の優遇制度を活用する 注文住宅の建築にあたっては税金の優遇措置があります。 例えば、登記費用や固定資産税・都市計画税は、一定の条件を満たすと優遇制度が利用できます。 税金の優遇制度を検討する際は、注文住宅を建築する自治体に相談してみましょう。 優遇期間や適用条件を定期的に確認して諸費用を抑えてください。 住宅ローンの保証料や火災保険の契約内容を見直す 住宅ローンの保証料が安い商品を選んだり、火災保険の契約内容を見直したりして、諸費用を抑えることが可能です。 火災保険は補償を手厚くすると、保険料も割高になります。 最低限の保証内容にして保険料を抑えましょう。 なお、税金の優遇制度も含めて保険や保証については、専門知識が多い専門家に相談することも検討してください。 土地を保有する不動産会社を利用する 不動産会社が土地を保有している場合に、その土地を購入すると仲介手数料がかからないことがあります。 そのため、土地から購入して注文住宅を立てたいときは、土地を保有する不動産会社やハウスメーカーを利用することも選択肢に入れてください。 9.山口県のローコスト住宅なら諸費用も抑えられる 山口県は全国的にみても住宅の建設費が安い地域であり、諸費用を抑えることが可能です。 ローンの借入金額も全国に比べて200万円ほど少ないため、返済の負担も軽減できます。ぜひ、山口県内で注文住宅の建築をご検討ください。 10.まとめ 注文住宅を建てるときは、土地代や建物代のほかにもさまざまな諸費用がかかります。 諸費用の目安は、土地代と建物代の合計の10〜12%です。 また、諸費用は住宅ローンとは別に用意することがほとんどであり、どのように捻出するか十分な検討も必要でしょう。 この記事では諸費用を抑えるコツも紹介しました。 注文住宅の建築を検討する際は、ぜひ活用してください。 なお、タナカホームズは、ローコストで高品質・高機能な注文住宅の建築を行っています。 これから注文住宅の建築を予定している場合は、ぜひご相談ください。 <<来場予約はコチラ>> <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi