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2024年9月4日 / 家づくり
【はじめての家づくり】注文住宅の坪単価って?計算方法や相場などを初心者向けに解説!
ハウスメーカーや工務店の広告やホームページなどを見ていると、「坪単価」を目にする機会も多いのではないでしょうか。 「注文住宅の坪単価って何?」 「家づくりにおいて坪単価で注意すべきことって何があるの?」 といった疑問を抱えている方もいるでしょう。 そこで、ここでは注文住宅の坪単価の基本についてやメリットなどについて解説しています。 ぜひ最後まで読んで、坪単価についてしっかりと理解してくださいね。 目次 1.坪単価の基本 2.坪単価を知っておくメリットと注意すべきポイント 3.注文住宅の平均的な坪単価 4.ハウスメーカーと工務店での相場の違い 5.まとめ 1.坪単価の基本 坪単価とは、1坪あたりの建築費のことです。家を建てる時の費用の目安になります。 基本的には建物本体価格に延床面積を割ることで、坪単価が算出できます。 ただ、坪単価には明確な定義はありません。 そのため、ハウスメーカーや工務店によって含まれる費用も異なるため、坪単価だけをハウスメーカー・工務店を選ぶには判断しきれない可能性があります。 計算方法 先にも述べたように、建物本体価格を延床面積で割って求めます。 例えば、本体価格2,000万円で延床面積30坪の場合、以下のような計算式で坪単価の算出が可能です。 2,000万円➗30坪≒66.7万円 上記の計算式から、坪単価66.7万円ということになります。 構造による違い 住宅の構造には、大きく分けて次の3つがあります。 木造 鉄骨 RC 構造によって使用される建材や工事の手間などが異なり、木造・鉄骨・RCの順に坪単価は高くなっていきます。 それぞれの構造の坪単価の相場を見ていきましょう。 木造 木造は、柱や梁、土台などの構造材に木材が使われている住宅のこと。 日本の住宅は古くから木造で建てられており、今でも国内の多くの住宅が木造です。 鉄骨造やRC造よりも安く建材を仕入れられることから、坪単価も安く建築費用も抑えられます。 加工・リフォームもしやすいため、家の間取りの変更などの計画がしやすく、他の構造と比較しても自由度が高いです。 国土交通省がまとめた「建築着工棟数調査(2023年度)」によると、木造住宅の坪単価の全国平均は68.8万円です。 鉄骨 鉄骨造とは、梁や柱などの骨組みに鉄骨を用いた住宅のことです。 Steel(スチール)の頭文字をとってS造と表記されることもあります。 マンションやアパートなど、比較的大きな建物に使われることが多いですが、一戸建て住宅でも鉄骨で建てられることも多いです。 木造よりも耐用年数が長く、品質が安定しているというメリットがある一方で、熱や音が伝わりやすく木造よりも価格が高いというデメリットもあります。 そんな鉄骨造の坪単価の全国平均は、107.6万円。 木造住宅の坪単価よりも30万円以上高い単価となっています。 RC RC造とは、鉄筋コンクリート造のことで、柱や梁などの主要構造部が鉄筋コンクリートでできた建物のことを指します。 耐久性・耐震性・耐火性に優れており、マンションだけでなく一般住宅でも多く採用されている構造です。 柱や間仕切り壁のない広いリビングや、ビルトインガレージなど自由度の高い設計も可能で、気密性も高いことから冷暖房効率も向上できるというメリットもあります。 ただ、熱伝導率が高くて夏は高温になりやすく、建築コストも鉄骨造や木造よりも高い点がデメリットです。 RC造の坪単価の全国平均は、127万円。 鉄筋やコンクリートなどの材料費が多くかかることから、木造・鉄骨造よりも坪単価が高くなっています。 2.坪単価を知っておくメリットと注意すべきポイント 注文住宅を建てる際に、坪単価を知っておくと住宅会社選びの参考になります。 坪単価は、構造や設備・仕様など、住宅会社によって内容に変動はあるものの、各住宅会社での坪単価の相場はだいたい決まっています。 そのため、依頼する住宅会社の坪単価を知っておけば、家づくりにかかるだいたいの予算の算出も可能です。 おおまかな予算を把握できるので、住宅会社選びの参考になります。 ただし、坪単価には注意すべきポイントもあります。 それは、住宅会社によって坪単価の算出方法が異なる点です。 坪単価は、建物本体価格を延床面積で割って計算するとお伝えしましたが、住宅会社によっては「施工床面積」を用いて算出する会社もあります。 延床面積には、ベランダや小屋裏収納、地下室、玄関ポーチ、ウッドデッキなどのスペースは含まれません。 しかし、施工床面積の場合、これらの面積も含まれて計算されます。 そのため、延床面積で算出されるよりも坪単価が安く表示されるのです。 他にも、あくまでも「建物の本体価格」を示しており、別途工事費用や諸費用が含まず算出されたり、照明器具やカーテン、エアコンなどの設備費用まで含まずに算出されたりすることもあります。 つまり、坪単価で計算した金額が、そのままトータルコストにならない可能性が高いということです。 正確な金額を算出するためには、住宅会社に見積もりを算出してもらい、費用を比較しなければなりません。 3.注文住宅の平均的な坪単価 注文住宅は各都道府県でも坪単価の平均は変わってきます。 ここでは、全国の平均に加え、山口県・広島県・島根県の平均的な坪単価についてご紹介します。 全国の平均 「建築着工棟数調査(2023年度)」によると、全国の平均坪単価は、72.52万円です。 注文住宅の価格は、ウッドショックや物価高騰により年々上昇傾向にあります。 今後も、注文住宅の価格は高くなると予想されています。 山口県 山口県の平均坪単価は、72.29万円。 全国平均よりも少し価格が安いことがわかります。 広島県 広島県の平均坪単価は71.23万円です。 広島県も全国平均よりも価格が安くなっています。 島根県 島根県の平均坪単価は、83.64万円です。 全国平均よりも坪単価が高くなっています。 これは、一戸あたりの工事費予定額が2,786万円で、他県よりも高いことから坪単価が高くなっているようです。 4.ハウスメーカーと工務店での相場の違い 注文住宅の建築をハウスメーカーに依頼するか工務店に依頼するかで坪単価の相場が変わってきます。 ハウスメーカーと工務店での相場の違いについて見ていきましょう。 大手ハウスメーカーの場合 同じような規模の家を建てる場合、大手ハウスメーカーの方が工務店よりも坪単価は高くなる傾向にあります。 坪単価の参考価格は32〜200万円と幅広いです。 坪単価は大手ハウスメーカーの方が高いですが、ハウスメーカーだからこそのメリットもあります。 例えば、ハウスメーカーでは建材を大量生産して、工場で加工し、効率的に工事を進められるため、工務店で家を建てるよりも短い工期で家を建てられ、品質も安定しやすいです。 また、長期保証や定期点検など、アフターメンテナンスも充実しています。 無料保証期間やメンテナンスマニュアルも整備されており、スタッフによってアフターサービスの対応に差が出ることもありません。 工務店の場合 工務店で家を建てる場合、坪単価の参考価格は29万円〜150万円です。 坪単価の価格は幅広いですが、同じ規模の家を建てる場合、ハウスメーカーよりも安く家を建てられる傾向にあります。 工務店は、地元の顧客の工事しか受けないなど、大手ハウスメーカーよりも小さい規模で家づくりを行っていることが多いです。 そのため、家を建てた後に何かしらトラブルがあるとすぐに駆けつけてくれるなど、柔軟な対応ができます。 また、工務店はプランの自由度が高いため、自分たちの理想に近い家づくりが可能です。 工期はハウスメーカーよりも長くなりやすいですが、その分現場を見ながら可能な限り変更や追加にも対応してくれるなど、ハウスメーカーにはないきめ細やかな対応をしてくれるところも工務店のメリットと言えるでしょう。 ハウスメーカーの方が高くなる理由 ハウスメーカーの方が坪単価が高くなるのにはいくつか理由があります。 1つ目は、資材の開発・研究に費用がかかっていること。 ハウスメーカーは高品質な住宅を提供するために、自社独自で研究・開発を行っており多くの費用がかかっています。 この費用が住宅の価格にも反映されているのです。 2つ目は、広告費がかかっていること。 ハウスメーカーは全国展開しており、知名度を高めるためにテレビCMやインターネット広告など幅広いメディアでの宣伝を行っています。 この広告宣伝費は、最終的に住宅価格にも反映されています。 工務店は、特定の地域が営業範囲になっていることも多いため、ハウスメーカーほど広告宣伝費にお金がかけられていないため、その点でハウスメーカーと工務店で価格に差が出てきているのです。 3つ目は、人件費です。 ハウスメーカーと工務店では会社の規模が異なるため、人件費にも大きな差が出ます。 会社が抱える従業員の数や人件費の差も建築費用に上乗せされるため、ハウスメーカーの住宅価格が高くなっています。 開発・研究費・広告費・人件費など、ハウスメーカーは工務店よりも規模が大きいからこそかかってくる費用があります。 これらは最終的に消費者が支払う住宅価格に影響してくることから、ハウスメーカーの方が坪単価が高くなる傾向にあるのです。 5.まとめ 注文住宅の坪単価は、家づくりにかける予算を決める際に参考になります。 ただ、坪単価は構造や地域、ハウスメーカーか工務店のどちらで家を建てるかなど、様々な要因で金額も異なってきます。 延床面積で計算されているのか、施工面積で計算されているかなど、住宅会社によっても計算方法が異なります。 そのため、坪単価だけを参考に住宅会社選びをするのではなく、住宅会社の強みやコンセプト、家づくりの進め方など金額以外のポイントも注目して住宅会社を決定することをおすすめします。 住宅会社の中には、限られた予算でもその予算に見合った家づくりのプランを提案してくれるところもあります。 坪単価は参考程度に考え、金額だけに振り回されずに後悔のないように住宅会社選びをしてくださいね。 タナカホームズは明治元年創業の建築会社です。 地域に根ざして長く家づくりを行ってきたからこそ、お客様にとって最適なご提案を行えます。 坪単価など、お金のことに限らず家づくりに関する疑問があれば、何でもご相談ください。 オンライン相談も実施しておりますので、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>>
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2024年9月4日 / お金・ローン
【実例付き】注文住宅で平屋を建てる際の相場を紹介!価格が左右するポイントやコストを抑えるコツもあわせて解説
「平屋を建てたいと思っているけれど、建築費用が高そうで心配」 「2階建てと比べて建築費用はどれだけ違うの?」 注文住宅で平屋を建てることを検討されている人の中には、このような悩みを抱えている人もいるでしょう。 平屋は階段の上り下りがない、家族の様子が把握しやすいなどの魅力があり、近年人気が上昇中です。しかし、一般的には平屋の建築費用は割高な傾向があり、コストに悩まされる人も実際にみてきました。 そこで本記事では、平屋の注文住宅の相場について詳しく解説します。2階建てとの比較やコストを抑えるコツ、予算別の間取り例など、平屋を建てるうえで押さえておきたいポイントについても触れていきます。現在平屋建築を検討している方はもちろん、将来的に家づくりを考えている方にとっても参考になる情報が満載です。ぜひ最後までお読みください。 目次 1.注文住宅で平屋を建てる際の相場 2.平屋の建築相場が変動するポイント 3.平屋の注文住宅のコストを抑えるコツ 4.【実例】相場別にみる平屋の注文住宅の間取り 5.注文住宅で平屋を建てる際の注意点 6.まとめ 1.注文住宅で平屋を建てる際の相場 注文住宅で平屋を建てる場合の費用について解説します。相場観をよりリアルに感じてもらえるように、以下のポイントから説明します。 土地を所有している場合の純粋な平屋建築にかかる費用 2階建ての建築費用との比較 これらのポイントを理解しておけば、予算計画を立てる際の参考になるでしょう。それでは、それぞれのポイントについて説明していきます。 土地ありの場合、新築平屋の相場は2〜3LDKで1000〜2500万円 注文住宅で平屋を建てる場合、2〜3LDKの間取りであれば、一般的に1,000万円から2,500万円程度の費用がかかります。相場の振れ幅が大きいと感じるかもしれませんが、この金額は建物の大きさや使用する設備によって大きく変動するのです。 たとえば、高級な内装材や最新の省エネ設備を選択すると、建築費用が増加します。また、依頼するハウスメーカーや工務店によっても価格は大きく変わるでしょう。建築会社選びの際は、複数の会社へ見積もりを依頼するのがオススメです。 なお建築費が変動する要因については後ほど詳しく解説しますので、ぜひそちらもお読みください。 2階建てと比べて平屋の注文住宅の建築費は割高な傾向あり 2階建ての家と平屋とで建築費を比べてみると、基本的に2階建てのほうがコスト面で有利です。 平屋は2階建てに比べて、基礎工事や屋根の面積が大きくなるため、これらの費用が増加する傾向にあります。また、多くの建築会社では、2階建ての方が延床面積あたりの単価を割安に設定しています。 これは、同じ延床面積を確保する場合、平屋よりも2階建ての方が効率的に空間を利用できるためです。しかし、平屋にはメンテナンスのしやすさという大きな利点があります。たとえば外壁の清掃・塗装が地上から行えるため、作業が安全で簡単です。またバルコニーがない平屋はバルコニー防水のメンテナンスが不要になります。これらの特徴はメンテナンスのしやすさだけでなく長期的にメンテナンスにかかるコストの軽減にもつながるのです。 2.平屋の建築相場が変動するポイント 先ほど述べたように平屋の建築相場は、さまざまな要因によって変動します。おもなポイントとして、以下の項目が挙げられます。 建物の広さ 部屋数 廊下の長さ 屋根の形状 外構 これらの要素は、それぞれが建築費に大きな影響を与えます。ここからは各ポイントについて解説していきます。 建物の広さ 平屋は1階の床面積がそのまま建物全体の大きさになります。そのため建物が大きくなればなるほど、基礎の大きさや地盤改良などの施工範囲が増えるため、2階建て以上に建築費に影響します。平屋で建築費を抑えるためには必要な生活空間を確保しつつ、効率的な間取りの設計が重要です。 とはいえ「自分にあった建物の広さなんてイメージできない」と感じている人も多いでしょう。そこで、ひとつの目安をご紹介します。その目安とは国が定めている「誘導居住面積水準」です。 国は、豊かな住生活を実現するために必要な居住面積を、世帯人数に応じて「誘導居住面積水準」として定めています。 具体的な目安は以下のとおりです。 一般型は戸建て住宅、都市居住型は共同住宅をそれぞれ想定しているので一般型の水準で計算すると必要な居住面積がみえてきます。 たとえば4人家族の場合は以下のように計算できます。 20㎥×4+15㎥=95㎥ ただしこの水準は以下の点について注意が必要です。 収納や洗面、トイレ、浴室スペースなどは必要最低限の面積で計算されている 廊下面積は間取りによって増減がある もちろん上記に限らず、間取りや生活スタイルによっては各面積が増減するため、これらの基準から少し余裕を持たせた面積で考えておくと良いでしょう。 部屋数 必要としている部屋数によっても建物の大きさが変わるため、建築費に影響します。一般的な部屋の広さの目安は以下の通りです。 先ほど紹介した誘導居住面積水準と上記目安を参考に、必要な部屋数と広さを検討すると、より具体的に部屋数や広さがみえてくるでしょう。 廊下の長さ 部屋と部屋を繋ぐ廊下が長いと、建物全体の大きさに影響します。建物の大きさが大きくなると建築費が増えるため、極力廊下を少なくすると建築費が抑えられます。 ただし、廊下が全くないと以下の点について注意が必要です。 音が漏れやすくなり、プライベート空間を作りづらくなる ゆとりがなく、圧迫感をあたえる空間になりやすい 収納スペースが確保しにくくなる 対応策としては、居室どうしをファミリークローゼットやウォークインクローゼットなどゆとりのある収納空間で仕切ったり、LDKを中心に部屋を配置して開放感を持たせたりなどの工夫が必要でしょう。 屋根の形状 平屋は屋根の面積が大きいので、屋根形状はコストに影響しやすい要素です。屋根の傾き(屋根勾配)によって屋根の面積が大きくなることや、施工のしやすさなどでコストが増えます。 少しわかりにくいと思いますので、屋根形状ごとの特徴とコストへの影響を表にまとめました。 屋根形状の選択は、デザイン性だけでなく、地域の気候や将来的な維持管理も考慮して決定すると良いでしょう。 外構 平屋は建物の外周が長くなるため、塀やフェンスの設置範囲が広くなり、その分コストが上がります。また、2階建てと比べて、敷地スペースに余裕がある傾向があり、それらのスペースを整備するための費用が必要です。 また平屋は泥棒に狙われやすいと言われています。外構で泥棒の侵入を防ごうとすると、予算がかかるため、あらかじめどれくらいの予算が必要かを下調べしておくと良いでしょう。 3.平屋の注文住宅のコストを抑えるコツ 平屋の注文住宅を建てる際、コストを抑えるためにはいくつかのポイントがあります。ここでは、効果的なコスト削減の方法について解説します。適切な計画と工夫により、予算内で理想の平屋を実現することが可能です。以下に、おもなコツをまとめました。 平屋にあった敷地を選ぶ シンプルな設計・内装にする 設備のグレードを抑える 平屋の建築実績が多い会社に依頼する それぞれのポイントについて、詳しくみていきましょう。 平屋にあった敷地を選ぶ 平屋の建築では、敷地選びが重要です。近隣住宅との距離が近い場合、プライバシーを守るためにフェンスを設置したり、窓の向きに配慮したりする必要があります。これらの対策は追加のコストにつながる可能性があります。 敷地を探す際は、近隣との距離が適度にあり、自然とプライバシーが守れるような平屋に向いた土地を選びましょう。広めの敷地を用意する方法もありますが、土地代と建築費の総合的なバランスを考慮する必要があります。適切な敷地選びにより、後々の追加コストを抑えられる可能性が高まります。 シンプルな設計・内装にする シンプルな設計や内装を心がけると、コストを効果的に削減できます。 まずはシンプルで合理的な間取りを心がけましょう。 廊下を減らすことはもちろん、オープンな間取りを採用し、壁の数を必要最小限に抑えることで、材料費と工事費を節約できます。また、家族構成にあわせて適切な部屋数と広さ決めておくことも大切です。 内装建材の選択も重要です。コストを抑えるのであれば、室内タイルや無垢床などの高級材料を避け、コストパフォーマンスの良い建材を選びましょう。どうしても内装をこだわりたい場合は、あらかじめこだわりポイントを決めておくのをおすすめします。見た目と機能性のバランスを取りつつ、予算内に収める意識を持つようにしましょう。 また建物の形状を長方形や正方形など、凹凸の少ないものにすると、材料の無駄を減らし、施工効率を高められます。これらの工夫を組み合わせることで、無理なく費用を抑えられるでしょう。 設備のグレードを抑える キッチンなどの設備機器は、メーカーやグレードによってコストに大きな差が生まれます。設備機器にこだわりたい場合は、資金計画の時点である程度の予算と優先順位を決めたうえで家づくりを進めると良いでしょう。これにより、予算オーバーのリスクを抑えやすくなります。 とはいえマイホームを建てるのだからお気に入りのキッチンを入れたいといった人もいるでしょう。 そんな時はキッチンや浴室などの水回り設備に重点を置き、その他の設備は標準グレードを選択するなど、メリハリをつけた選択が効果的です。 平屋の建築実績が多い会社に依頼する 平屋の建築実績が豊富な建築会社は、コストを抑える手段を熟知しています。コスト面はもちろん、必要なものと不要なものについて適切なアドバイスをもらえる可能性が高まります。 たとえば、山口県・広島県で平屋を建てるなら、平屋の建築実績をもつタナカホームズへの依頼がおすすめです。タナカホームズでは平屋のモデルルームがあり、平屋物件の見学会を実施することもあります。実際の空間を体験することで、自分たちに本当に必要な要素が明確になり、無駄なコストを削減できる可能性があります。 平屋建築に関心のある方は、ぜひ専門家に相談してみましょう。適切なアドバイスを受けることで、理想の平屋を予算内で実現する道が開けるかもしれません。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 4.【実例】相場別にみる平屋の注文住宅の間取り 平屋の注文住宅を建てる際、予算によって実現できる間取りや広さが異なります。ここでは、実例を交えて相場別の平屋間取りを解説します。予算に応じた間取りの特徴や、生活スタイルにあわせた選択肢についてみていきましょう。 1,000~1,500万円の平屋注文住宅 1,500~2,000万円の平屋注文住宅 2,000~2,500万円の平屋注文住宅 それぞれの予算帯におけるタナカホームズが提供している実際の間取りを紹介しながら、価格帯別の間取りの特徴を解説していきます。 1,000~1,500万円の平屋注文住宅 1,000〜1,500万円の平屋なら、間取りは2LDKで20〜25坪ほどが一般的です。シンプルな間取りになる傾向がありますが、夫婦+子どもの3人暮らしでも快適に暮らせる広さです。紹介した間取りより、少し面積を大きくすれば3LDKも対応できます。また、収納スペースを充実させたり、リビングを少し広めに取ったりする余裕も出てきます。 1,500~2,000万円の平屋注文住宅 平屋の予算が1,500〜2,000万円なら、間取りは2LDK〜3LDKで、広さは25〜30坪ほどが目安です。上の間取りのように3LDKであれば18帖のリビングが計画できたり、家事室などやパントリーなどが作れるくらいの余裕が出てきます。また建物の大きさを抑えて、設備を充実させたり、外構にこだわったりするなど、選択肢が広がります。 2,000~2,500万円の平屋注文住宅 予算2,000〜2,500万円の平屋の場合、間取りは3LDK〜4LDKで広さは30〜35坪ほどです。夫婦でゆったり暮らしたいなら、間取りを2LDKにしてリビングを広めにとるのもオススメです。この予算帯では、より贅沢な間取りが作れます。たとえば上の間取りのように天井高を上げたり、勾配天井を作ったり、各部屋に大収納のウォークインクローゼットも計画可能です。このように2,000〜2,500万円の相場ではグレードアップに使える予算が確保しやすくなってきます。 5.注文住宅で平屋を建てる際の注意点 平屋の注文住宅を建てる際には、いくつかの重要な注意点があります。これらのポイントを事前に確認し、適切に対策を講じることで、より安全で快適な住まいを実現できます。主な注意点は以下の通りです。 水害・津波リスクは必ず確認する 建蔽率を調べておく 防犯対策はしっかり行う 採光や風通しに関して考慮する それぞれの注意点について、詳しくみていきましょう。 水害・津波リスクは必ず確認する 平屋を建てる際には、水害や津波のリスクの確認が非常に重要です。平屋は2階建てと比べて水害や津波に対して脆弱であるため、事前にリスクを把握しておくことが必要です。これらのリスクを確認する主な手段として、以下があります。 これらの情報を総合的に判断し建築エリアを決め、必要に応じて対策を講じることが大切です。 建蔽率を調べておく 平屋は2階建てに比べて広い敷地が必要です。建蔽率(敷地面積に対する建物面積の割合)を考慮し、十分な敷地面積を確保する必要があります。 たとえば、建蔽率50%のエリアで90㎡(約27坪)の平屋を建てるには、180㎡(約55坪)の敷地が必要になります。 建蔽率は地域によって異なるため、建設予定地の建蔽率を事前に確認しましょう。十分な敷地面積を確保することで、ゆとりある間取りや庭スペースの確保が可能になります。また、将来的な増築の余地も残せるでしょう。 防犯対策はしっかり行う 平屋は1階のみの構造のため、2階建てに比べて侵入されやすい可能性があります。セキュリティシステムの導入や窓の防犯対策など、安全面への配慮が重要です。具体的な対策例として、以下のようなものがあります。 これらの対策を組み合わせることで、より安全な住環境を作り出せます。 彩光や風通しに関して考慮する 平屋は2階建てに比べて採光や通風が取りにくい傾向があります。十分な光と風を取り入れる工夫が必要です。 たとえば、天窓の設置や中庭の導入などが有効な対策となります。また、大きな窓を適切に配置したり、吹き抜けを設けたりすることで、明るく風通しの良い空間を作り出せます。 自然光を効果的に取り入れることで、電気代の節約にもつながるでしょう。加えて、良好な通風は、夏場の冷房効率を高め、結露やカビの発生を防ぐ効果もあります。 6.まとめ 注文住宅で平屋を建てる際の相場について、さまざまな角度から解説してきました。平屋の建築費用は、2〜3LDKで1,000万円から2,500万円程度が一般的ですが、建物の広さや部屋数、屋根の形状など、多くの要因によって変動します。2階建てと比べてやや割高になる傾向がありますが、メンテナンスのしやすさという利点もあります。コストを抑えるには、適切な敷地選びやシンプルな設計、設備のグレード調整などが効果的です。 また、予算に応じて実現できる間取りも異なるため、自身のニーズと照らし合わせて検討する必要があります。 上記のコスト調整やニーズの確認を行うためには平屋の建築実績がある建築会社へ相談してみるのもひとつの手です。 山口・広島で平屋を建てるなら、平屋の施工実績があるタナカホームズにご相談ください。 タナカホームズでは平屋のモデルルームやお客様邸の完成見学会を実施しております。実際の平屋を見学することで、「こうしてみたい」「ここはコストを抑えたい」など、よりリアルに自身の平屋をイメージできるでしょう。 平屋に関するノウハウを有しているスタッフも在籍していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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2024年9月3日 / 家づくり
注文住宅と建売住宅はどちらがオススメ?特徴やメリットを比較!
マイホームの購入を考える時、多くの人が「建売住宅」と「注文住宅」の選択に迷います。 どちらを選べば理想の暮らしが実現できるのでしょうか。 建売住宅は、土地と建物がセットになった既製の住宅で、比較的手頃な価格と早期入居可能な点が魅力です。 一方、注文住宅は、自分好みの間取りや設備を自由に設計できる点が特徴です。 両者にはそれぞれメリットとデメリットがあり、自分のライフスタイルや優先事項によって最適な選択肢が変わってきます。 これらのメリットデメリットを把握しないまま選んでしまうと「こんなはずではなかった」と後悔してしまう可能性も。 この記事では、建売住宅と注文住宅の特徴を詳しく比較し、どちらが自身に向いているかを見極めるためのヒントをご紹介します。 マイホームは一生に一度となる可能性が高い大きな買い物です。 できるだけ後悔しないようにするためにも、ぜひ最後までお読みください。 目次 1.建売住宅の特徴とメリット・デメリット 2.注文住宅の特徴とメリット・デメリット 3.こんな時は建売住宅か注文住宅どっち?5つのケースごとにオススメの選択肢を解説 4.規格住宅という選択肢 5.まとめ 1.建売住宅の特徴とメリット・デメリット 建売住宅は不動産会社や住宅メーカーが土地とセットで企画した建物を販売する住宅を指します。 建売住宅の購入を検討する際には、以下のメリットとデメリットを十分に理解しておきましょう。 ここからは上記の建売住宅の定義とメリット・デメリットをもう少し詳しく解説していきます。 それでは内容をみていきましょう。 建売住宅とは? 建売住宅とは、不動産会社や住宅メーカーが土地と建物をセットで販売する住宅のことを指します。 これらの住宅は、購入者が決まる前に建設が始まり、完成後に販売されるのが一般的です。 ただし、なかには工事中に販売されているケースもみられます。 似たような言葉に分譲住宅というものがあります。 分譲住宅とは不動産会社やハウスメーカーが仕入れた土地を複数に分け、建築する住宅のことです。 そのため基本的には建売住宅と同じ意味です。 メリット 建売住宅の最も大きなメリットは、価格が抑えられる点です。 建売住宅は基本的に同じ材料・規格で計画されます。 そのため材料をまとめて発注でき、建築コストの削減効果が得られます。 結果として同じ規模の注文住宅と比べると、建売住宅のほうが安い価格での販売が可能です。 また、土地と建物を一括で契約できるので、住宅ローンの手続きが比較的簡単でスムーズに購入手続きが進められる点も魅力のひとつです。 さらに、完成した状態で内覧ができるため、実際の住み心地をイメージしやすかったり、実物をみたうえで購入するか決められるという利点もあります。 すでに完成済のため、契約手続きが完了してしまえばすぐに入居可能な点も建売住宅のメリットでしょう。 デメリット 一方で、建売住宅にはデメリットも存在します。 最も大きな課題は間取りや設備などを自身で選べない点です。 先にも述べたように建売住宅は基本的に完成後に販売されます。 そのため購入者の細かい要望に応えることが難しい場合があります。 工事中に販売する会社の場合は壁紙の種類や範囲程度であれば選べる可能性がありますが、大きな計画変更はできないため注意しましょう。 また、立地の選択肢が限られることも注意点です。 不動産会社が用意した土地に建てられるため、希望のエリアに物件がない可能性があります。 さらに、同じような外観の家が並ぶため、外観で個性を出すのは難しい点も挙げられます。 これらのデメリットを考慮し、自身のニーズと照らし合わせて検討することが重要です。 2.注文住宅の特徴とメリット・デメリット 注文住宅は、個人の要望に合わせて設計・建築される住宅です。 いわゆるオーダーメイドの住宅を指します。 注文住宅は建売住宅とは異なる特徴を持ち、独自のメリットとデメリットがあります。 注文住宅の具体的なメリット・デメリットは以下のとおりです。 ここからは、注文住宅の概要や特徴、そしてそのメリットとデメリットについて詳しくみていきます。 注文住宅とは? 注文住宅とは、施主の要望に基づいて設計され、建築される住宅のことを指します。 基本的な注文住宅の流れは、以下のとおりです。 注文住宅の完成までの流れと期間に関しては下記記事で詳しく解説しています。 合わせてチェックしてみてください。 【要チェック】注文住宅の完成期間はどれくらい?完成までの流れと押さえておきたいポイントを解説 メリット 注文住宅の最大のメリットは、なんといっても自由度の高い点です。自分好みの家を実現できることです。 間取りや内装、設備などを細部まで自由にカスタマイズできるため、ライフスタイルに合った理想の空間を作り出せます。 また、土地選びから関われるため、希望のロケーションに家を建てられる点も大きな魅力です。 さらに、依頼する会社によっては断熱材などの使用も選択可能で、高気密・高断熱などの最新の技術を取り入れやすく、エネルギー効率の高い住宅を実現できます。 たとえば、趣味の部屋や大容量の収納スペースなど、特別なニーズにも対応可能です。 デメリット 一方で、注文住宅にはデメリットも存在します。 最も大きな課題は、建売住宅と比較して一般的に高コストになりやすい点です。 メリットでもお伝えしましたが注文住宅は自分好みの家を建てられます。 そのためこだわりを盛り込むほど、コストが増加する傾向があります。 また、一つひとつ仕様を決めなければならないので、完成するまでの間、何度も打合せを実施しなければなりません。 選ぶのが好きな人は良いかもしれませんが、打合せに何度も足を運ぶのが苦痛に感じるという人も中にはみられます。 また、注文住宅は、計画から入居までは約8〜15ヵ月とされており、建売住宅と比較すると契約から入居までの期間が長いのも特徴です。 これらのデメリットを考慮し、自身の状況や希望と照らし合わせて検討することが重要です。 3.こんな時は建売住宅か注文住宅どっち?5つのケースごとにオススメの選択肢を解説 注文住宅と建売住宅にはそれぞれメリット・デメリットがあることを解説しましたが、「結局どっちを選ぶべきかわからない」という人もいるでしょう。 そこで以下のケース別に建売住宅と注文住宅のどちらがオススメかを解説します。 各ケースの詳細をみていくことで、自分に合った住宅タイプを見極める手がかりを得られるでしょう。 それでは早速、それぞれのケースごとに解説していきます。 費用を抑えたい|どちらも費用調整・コストカット可能 費用面を最優先に考える場合、一般的に建売住宅のほうが適しています。 しかし、注文住宅でも工夫次第でコストを抑えられる可能性があるのです。 注文住宅では、こだわる部分と費用を抑える部分にメリハリをつけることで、予算内に収めやすくなります。 たとえば、構造部分にお金をかけ、内装は既製品を使用するなどの方法があります。 また、担当スタッフと予算について事前に相談し、一緒に調整することも効果的です。 そのため予算をもとにどれくらいの費用を抑える必要があるのかを確認したうえで、注文住宅で建てられるか、それとも建売住宅のほうが現実的かどうかを判断するとよいでしょう。 費用面で悩んでいる場合は予算と希望のバランスを考慮して決定することが重要です。 資金計画をスムーズに進めたい|建売住宅 資金計画を立てるうえで、建売住宅は非常に有利です。 その理由は、販売価格が明確に示されているため、予算管理がしやすいからです。 建売住宅では、土地代や建築費、諸経費などを含んだ総額で提示されるため、必要な資金の把握が容易です。 一方、注文住宅では、設計段階で予算を決められますが、細部の仕様や材料の選択によって費用が変動する可能性があるので注意が必要です。 そのため、最終的な総費用が確定するまでに時間を要するケースがみられます。 資金計画をスムーズに進めたい場合は、明確な価格設定がある建売住宅を選ぶことで、予算オーバーのリスクを軽減し、計画的な資金準備が可能となります。 希望の土地に住みたい|注文住宅 希望の土地に住みたい場合、注文住宅が適しています。 注文住宅では、土地選びから始められるため、自分たちの理想とする立地条件を満たす場所を探せます。 たとえば通勤・通学の利便性、周辺環境、将来の発展性など、さまざまな要素を考慮しながら土地を選べる点が大きな利点です。また、予算に応じて土地の広さや場所を調整することも可能です。 一方、建売住宅は土地と建物がセットになっているため、実際に建っている物件からしか選べず、気に入った土地を自由に選ぶことはできません。 立地にこだわりがある場合や、特定のエリアに住みたいという希望がある場合は、注文住宅を選ぶことで、より自分たちの思い描いているマイホームを実現できる可能性が高くなります。 なるべく早く入居したい|建売住宅 なるべく早く入居したい場合、建売住宅がオススメです。 建売住宅は、すでに建物が完成しているか、建築中の物件が多いため、入居までの期間が短くなります。 一般的に建売住宅は契約から入居まで数週間から数ヵ月程度で可能な場合が多く、引っ越さなければならない期限が迫っている場合でも対応しやすいでしょう。 一方、注文住宅は設計から始まるため、入居までに時間がかかります。 一般的に、設計・施工を含めると約1年程度はかかるとされています。 また、建売住宅は土地と建物がセットになっているため、購入手続きが比較的シンプルです。 注文住宅では、土地の選定から始まり、設計、施工まで多くのステップを踏む必要があります。 時間や手間をかけたくない人、土地探しや設計の過程を省略したい人にとっては、建売住宅が適切な選択肢となるでしょう。 間取りや住宅設備にこだわりたい|注文住宅 間取りや住宅設備にこだわりたい場合は、注文住宅がオススメです。 注文住宅では、間取りを自由に設計できるため、家族のライフスタイルに合わせた空間づくりが可能です。 たとえば、リビングを広くしたり、書斎を設けたりと、自分たちの理想の住まいを実現できます。 また、設備や内装も好みに応じて選択できるため、こだわりの住空間を作り上げられます。 高気密・高断熱などの最新技術を取り入れることも容易です。 一方、建売住宅では間取りや設備がすでに決まっており、変更の自由度が低くなります。 細部まで自分好みの家にしたい、将来的な家族構成の変化に対応できる間取りにしたいなど、住まいの設計に積極的に関わりたい人にとっては、注文住宅が理想的な選択肢となるでしょう。 4.規格住宅という選択肢 建売住宅と注文住宅について詳しくみてきましたが、これらの中間に位置する「規格住宅」という選択肢も存在します。 規格住宅とは、建売住宅の手軽さと注文住宅のカスタマイズ性を併せ持つ住宅タイプです。 住宅メーカーがあらかじめ用意した複数のプランの中から、好みの間取りや外観を選択し、部分的にカスタマイズできる住宅のことを指します。 基本設計が決まっているため、建築期間の短縮やコスト削減が可能です。 一方で、建売住宅とは異なり、ある程度の自由度があり、間取りや設備など変更ができます。 注文住宅ほど細部までカスタマイズはできませんが、基本プランをベースに、自分好みの調整ができる点が特徴です。 規格住宅で気に入ったプランがみつかった そこまで多くのこだわりはないけれど、キッチンや床材などの仕様は選びたい 予算オーバーのリスクを抑えて家づくりを楽しみたい といった人にオススメの選択肢です。 5.まとめ 建売住宅と注文住宅、そして規格住宅について詳しくみてきました。 それぞれの住宅タイプには固有の利点があり、最適な選択は個人の状況や優先事項によって異なります。 建売住宅は価格の明確さと早期入居が魅力ですが、立地や間取りの選択肢に制限があります。 一方、注文住宅は自由度が高く、理想の住まいを実現できますが、時間とコストがかかる点が特徴です。 規格住宅は両者のメリットを併せ持つ中間的な選択肢となっています。 最終的な決断には、予算、希望する立地、入居までの期間、こだわりの程度など、さまざまな要素を総合的に考慮しなければなりません。 また、専門家のアドバイスも参考にしながら、慎重に検討を進めることをオススメします。 山口県・広島県のハウスメーカーであるタナカホームズは注文住宅はもちろん、建売住宅の販売も行っております。 明治元年創業の歴史を有し、地域密着型の経営を行っているので、地域の気候や特色を把握した家づくりが得意です。 タナカホームズでは会員のみが閲覧できる非公開の分譲地情報や建売物件情報も用意しております。 最短1分の簡単入力で無料登録可能なので、興味がありましたらぜひ登録お願いいたします。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>>
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2024年8月16日 / 家づくり
【要チェック】注文住宅の完成期間はどれくらい?完成までの流れと押さえておきたいポイントを解説
最近親や友人から注文住宅の話を聞き、具体的に家を検討し始めたけれど 「家を建てるためにはどれくらい時間がかかるのか分からない」 「新学期、新年度に合わせて引っ越したいけれど間に合うか不安」 といった悩みを抱えている人に向けて解説します。 注文住宅を検討し始めてから完成までの期間はおよそ8〜15ヵ月です。 その中には抑えておくべきポイントや注意点がいくつも存在します。 これらを抑えておけば、スムーズに家づくりが進むだけでなく、完成後、後悔につながるリスクもグっと減らせます。 ぜひ最後まで読んで、完成までの流れやポイント、注意点を理解しましょう。 目次 1.注文住宅の平均的な完成期間は8~15カ月 2.注文住宅の完成までの流れと期間の目安 3.注文住宅で期間が伸びやすいケースとは? 4.注文住宅の完成期間を短くするポイント 5.まとめ 1.注文住宅の平均的な完成期間は8~15カ月 注文住宅の完成までにかかる期間は、検討し始めて一般的に8ヵ月から15ヵ月程度です。 この期間は、さまざまな要因によって変動します。 早い場合では6ヵ月から8ヵ月程度で完成する例もありますが、平均的には14ヵ月から15ヵ月かかるのが一般的です。 とくにこだわりが強い場合や、複雑な設計を行う場合には、2年以上の時間を要することもあるでしょう。 完成までの期間は、土地の選定や設計の複雑さ、施工業者の選定など、多くの要因に影響されます。 そのため、余裕を持って計画を立てることが重要です。 早めに準備を始め、各段階で十分な時間を確保することで、理想の住宅を実現しやすくなります。 また、予期せぬ遅延にも対応しやすくなるでしょう。 2.注文住宅の完成までの流れと期間の目安 注文住宅を建てるまでには、いくつかの重要なステップがあります。 ここでは、その流れと各段階にかかる期間の目安を解説します。 具体的なポイントは以下の表にまとめました。 これらの段階を順に進めていくことで、理想の住宅が完成していきます。 各段階にかかる時間は状況によって変動しますが、この目安を参考に計画を立てると良いでしょう。 土地探し・購入(1週間~3カ月目) 土地探し・購入の段階では、まず希望するエリアや条件に合う土地を探します。 この過程では、土地の価格だけでなく、周辺環境や法的制限、災害リスクなども慎重に確認が必要です。 良い物件が見つかったら、土地所有者との交渉を行い、契約手続きへと進みます。 この段階は早ければ1週間程度で終わることもありますが、条件に合う土地が見つからない場合は3カ月以上かかることもあります。 理想の家のイメージ・予算の決定(1~3カ月) 次に、家族で希望する間取りや設備について話し合いを行います。 住宅展示場の見学や資料請求を通じて情報を収集し、具体的なイメージを固めていきます。 同時に、予算の上限を設定しておくと家づくりがスムーズに進みやすいです。 この段階は家族の意見をまとめるのに時間がかかる場合もあり、1~3カ月程度を見込むと良いでしょう。 ハウスメーカーや工務店の選定(1カ月) ハウスメーカーや工務店の選定は、理想の家を建てるうえで極めて重要な段階です。 まず、複数の業者から見積もりを取得し、比較検討します。 同時に、各業者のウェブサイトのチェックやオープンハウスなどのイベントに参加し施工実績や評判を調査しましょう。 最終的には、それぞれの担当者との相性や信頼性を考慮して決定します。 この過程には通常1ヵ月程度かかりますが、後々のトラブルを防ぐことにつながるので、慎重に選んでいきましょう。 住宅ローンの事前審査の申し込み(1週間~1ヵ月) 予算がある程度固まったタイミングで、住宅ローンの事前審査に申し込みましょう。 審査内容は金融機関によって異なるため、同じ条件で出しても審査に落ちる可能性がゼロではないためです。 住宅ローンの事前審査は、複数の金融機関に申し込むのが一般的です。 必要書類を準備し提出した後、審査結果を待ちます。審査結果が出れば、借入可能額が確定します。 この段階は1週間~1ヵ月程度かかりますが、事前に十分な準備をしておくことで、スムーズに進められるでしょう。 設計・プランニングの決定(2週間~1カ月) 選定した業者と共に、具体的な設計を進めていきます。 間取りや外観、内装などの詳細を決定し、必要に応じて設計の修正を行います。 この段階では、具体的なイメージや家族の希望条件を漏れなく伝え、理想の住まいを形にしていくのがポイントです。 2週間から1カ月程度の期間を要しますが、この時間を十分に使って納得のいく設計を完成させることが大切です。 ハウスメーカーや工務店との契約、住宅ローンの本審査の申し込み(1~2カ月) 間取りなどのプランが固まったら、ハウスメーカーや工務店との契約を行います。 契約はとても大切なステップです。 契約内容を十分に確認し、疑問点があれば担当に確認するなど、疑問点を解消してから締結しましょう。 同時に、住宅ローンの本審査に必要な書類を準備し、申し込みを行います。 住宅ローンは事前審査同様に複数の金融機関で本審査を受けるのがポイントです。 審査結果を待ち、融資を受けるまでに1~2カ月程度かかります。 この期間中に、工事開始に向けた準備を進めていきます。 着工~工事終了(3~6カ月) いよいよ工事が始まります。 基礎工事から始まり、躯体、内装工事と進んでいきます。 工事期間中のポイントは定期的に現場確認を行い、進捗状況を把握することです。 もちろん相手はプロなので施工の不具合が発生するリスクは低いですが、「打ち合わせ内容と異なった部材がついている」「イメージしていたよりスイッチの位置が高い」などのトラブルが発生する可能性はゼロではありません。 担当者に工程を定期的に確認し、工事現場に足を運びましょう。 必要に応じて設計変更などの対応も行います。 工事期間は通常3~6カ月程度ですが、天候や資材の調達状況によって変動する場合もあります。 引渡し・引越し(1カ月) 工事が完了したら、完成検査(竣工検査)を実施します。 問題がなければ鍵の受け取りと引渡し手続きを行います。 その後、引越し準備を進め、いよいよ新居での生活がスタートです。 この段階は約1カ月程度で完了しますが、余裕を持って荷物をまとめるなど、早めに引越し準備を行うことで、スムーズに新生活をスタートさせられます。 3.注文住宅で期間が伸びやすいケースとは? 注文住宅の建築期間が伸びる主な要因には、いくつかのパターンがあります。 まず、適切な土地がなかなか見つからない場合があります。 理想の立地や条件に合う土地を探すのに予想以上に時間がかかることがあるのです。 次に、自分に合うハウスメーカーや工務店を選ぶのに時間がかかるケースもあります。 信頼できる業者を見つけるまでに慎重な調査が必要になるためです。 また、予算と希望の仕様がなかなか合わず、設計が固まらないこともあります。 これは、イメージや優先順位が明確でないために起こりやすい問題です。 基本的に、自分たちの要望や優先順位が明確でない場合、さまざまな段階で決定に時間がかかり、全体の期間が延びる傾向にあります。 4.注文住宅の完成期間を短くするポイント 注文住宅の完成期間を短縮するためには、いくつかの重要なポイントがあります。 これらのポイントを押さえることで、効率的に家づくりを進められる可能性が高まります。 具体的なポイントは以下の通りです。 こだわりのポイントに優先順位をつける 無理のない資金計画を立て、おおよその予算を決める 土地探しを早くからはじめる 建てたい家のイメージを具体的にしておく 家族で話し合ってイメージや優先順位を共有する 事前に完成までのスケジュールを立てておく 各ポイントを意識しながら計画を立てることで、無駄な時間を省き、スムーズに家づくりを進められるでしょう。 こだわりのポイントに優先順位をつける こだわりのポイントに優先順位をつけることは、注文住宅の完成期間を短縮する上で非常に効果的です。 これにより、プラン設計の効率化が図れます。 優先順位が明確であれば、設計段階でのやり取りがスムーズになり、重要なポイントから順に決定していけるためです。 また、予算内での調整も容易になります。 こだわりたい部分と妥協できる部分が明確になるため、予算内でバランスを取りやすくなります。 これにより、予算調整のための再設計や変更が減少し、時間の節約につながるのです。 さらに、意思決定の迅速化も期待できます。 優先順位が決まっていれば、選択肢に迷った際の判断基準が明確になり、決定に要する時間の短縮が可能です。 加えて、施工業者との打ち合わせも効率化されます。 重要な点から順に議論を進められるため、打ち合わせの回数や時間を削減できる可能性があります。 無理のない資金計画を立て、おおよその予算を決める 無理のない資金計画を立て、おおよその予算を決めることは、注文住宅の完成期間を短縮する上で非常に重要です。 適切な資金計画があれば、予算内で実現可能な設計を最初から行えるため、予算オーバーによる設計変更や仕様変更の必要性が減ります。 これにより、工期の延長を防げるでしょう。 また、資金の見通しが明確であれば、設備や材料の選択などの意思決定をより迅速に行えます。 これにより、設計や施工のプロセスがスムーズに進み、期間短縮が実現可能です。 さらに、適切な資金計画により、必要な工事や設備を最初から組み込むことが可能になり、後からの追加工事や変更を最小限に抑えられます。 土地探しを早くからはじめる 土地探しを早くからはじめることは、注文住宅の完成期間を短縮する上で極めて重要です。 土地探しは注文住宅プロセスの中で最も時間がかかる部分の一つで、一般的に4〜12ヵ月程度かかるとされています。 条件によっては1〜2年以上かかることもあるため、早めにはじめることで、全体のスケジュールに余裕を持たせられるでしょう。 また、時間に余裕を持って探すことで、より多くの物件を検討できます。 これにより、希望条件に合った理想の土地を見つける可能性が高まります。 十分な時間があれば、土地の周辺環境や将来性などをじっくりと検討でき、後悔のない選択が可能です。 これは、設計変更などによる遅延を防ぐことにもつながります。 建てたい家のイメージを具体的にしておく 建てたい家のイメージを具体的にしておくことは、注文住宅の完成期間を短縮する上で非常に効果的です。 具体的なイメージがあれば、設計者との打ち合わせがスムーズに進みます。 要望を明確に伝えられるため、設計の修正回数を減らし、設計期間を短縮できるでしょう。 また、家のイメージが明確であれば、間取りや設備、外観デザインなどの選択肢に迷うことが少なくなります。 これにより、各段階での意思決定が迅速になり、全体の期間短縮が可能です。 さらに、具体的なイメージを視覚的に示すことで、施工会社との意思疎通が円滑になります。 これにより、誤解や行き違いによる手戻りを防ぎ、工期の遅延を回避できます。 家族で話し合ってイメージや優先順位を共有する 家族で話し合ってイメージや優先順位を共有することは、注文住宅の完成期間を短縮するために重要です。 家族全員の意見を事前にまとめることで、設計や仕様に関する合意を得やすくなります。 これにより、打ち合わせの際に意見の食い違いが減り、スムーズに進行できるでしょう。 また、どの要素が最も重要かを話し合うことで、施主の希望を優先順位に基づいて整理できます。 これにより、設計段階での迷いや変更を減らし、迅速な意思決定が可能です。 さらに、家族での話し合いを通じて、必要な情報や条件を明確にすることで、土地探しや施工業者の選定が効率的に行えます。 具体的な希望があれば、業者への依頼もスムーズになるでしょう。 事前に完成までのスケジュールを立てておく 注文住宅の完成期間を短くするために、事前に完成までのスケジュールを立てておくことは非常に効果的です。 スケジュールを立てることで、家づくりの全工程を把握できます。 これにより、各段階での準備や決断を適切なタイミングで行えるようになり、家づくりのスムーズな進行が可能です。 また、入居希望日などのデッドラインを設定することで、逆算して各工程の期限を決められます。 これにより、決断や作業に要する時間を明確にし、不必要な遅延を防ぐことが可能です。 さらに、スケジュールがあることで、各段階での決定事項や必要な準備が明確になります。 これにより、迷いや遅延を減らし、効率的に意思決定を行えるでしょう。 5.まとめ 注文住宅の完成までには平均8~15カ月かかりますが、適切な準備と計画で、この期間を効率的に活用できます。 土地探しから始まり、設計、契約、工事、そして引越しまで、各段階で重要なポイントがあります。 とくに、こだわりポイントの優先順位付け、無理のない資金計画、早めの土地探し、具体的な家のイメージ作り、家族との意見共有、そして詳細なスケジュール立案が重要です。 これらを意識することで、スムーズな家づくりが可能になります。 夢のマイホーム実現に向けて、この記事の情報を活用し、計画的に進めていきましょう。 タナカホームズは明治元年創業の建築会社です。 地域に根ざして家づくりに向き合ってきたからこそお客様に最適なご提案を行えます。 お客様のニーズに寄り添いながら、お一人おひとりに最適なスケジュールで家づくりを進めてまいります。 家づくりのことで不安がある方や悩みを相談したい方はオンライン相談も実施しておりますのでお気軽にお問い合わせください。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>>
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2024年8月16日 / お金・ローン
30坪の注文住宅の価格相場はいくら?間取りのポイントを含めて解説!
30坪で注文住宅を建てたいと考えているけれど、 「どれくらいの予算が必要か話から分からない」 「30坪で自分の理想の家が作れるか不安」 「どんなポイントに注意すべきか知りたい」 そんな風に感じている人は多いかと思います。 そこで、この記事では統計データなどを用いながら一般的な注文住宅の広さ、相場などを解説しつつ、30坪の注文住宅で出来ること、家を広く見せるためのコツまでも紹介します。 これから家を建てる人にとって役立つ情報が満載ですので、ぜひ最後までお読みください。 目次 1.一般的な注文住宅の坪数 2.30坪の注文住宅の価格相場 3.30坪の注文住宅でできること 4.まとめ 1.一般的な注文住宅の坪数 30坪の注文住宅について詳しく見ていく前に、一般的な注文住宅の平均坪数や地域ごとの特徴を統計データを用いて確認します。 これにより、30坪という広さがどのような位置づけにあるのか、より明確に理解することができます。 また、注文住宅の広さに影響を与える要因や、選択する際の考慮点についてもみていきましょう。 注文住宅の平均的な坪数 注文住宅の平均的な坪数について、具体的な数値を見ていきます。 令和元年に総務省が発表した統計データによると、注文住宅の平均坪数は約38坪(約126㎡)です。この数字は2018年度のデータに基づいています。 一方、建売住宅は30坪前半で作られているものが多く見られますが、日常生活に支障をきたすような狭さではありません。 このように30坪前後の住宅でも日常生活上問題なく住めますが、注文住宅となると間取りや部屋にこだわりが見られ、少々広めになる傾向があることが想像できるでしょう。 地域や家族構成別の平均的な坪数のちがい 地域や家族構成によって、住宅の平均的な坪数に大きなちがいがあります。 総務省統計局の「平成30年住宅・土地統計調査」のデータを基に、この差異を詳しく見ていきます。 上の表から読み取れるポイントは以下の通りです。 地域間の格差が顕著 最も広い富山県と最も狭い東京都では、2倍以上の差が生じている 家が広い地域は部屋数も多い 以上のことから地方と都市圏では家族の構成による部屋数のちがいが見られ、それに伴って家の広さも差がある点が読み取れます。 30坪の家は広い?狭い? 30坪(約100平方メートル)の住宅は、家族構成や生活スタイルによって広さの感じ方が異なります。 国土交通省のデータによると、平均的な住宅は約126平方メートルであり、30坪の住宅は平均でみると、やや狭い部類です。 しかし、先に述べたように建売住宅の場合は約30坪が平均的な大きさになっており、地域的には30坪の住宅は広い部類に入るケースも見られます。 ライフステージによっても適切な広さは変わるため、30坪という広さが適切かどうかは、個々の状況や将来のプランによって判断する必要があるでしょう。 2.30坪の注文住宅の価格相場 30坪の注文住宅の価格相場について詳しく解説していきます。 価格を左右するさまざまな要因や注意点もあわせて説明しますので、実際に住宅を建てる際の参考にしてください。 30坪の注文住宅の価格相場は3500〜3900万円 全国の注文住宅の建設費の平均は、120㎡の延床面積で3,500〜3,900万円程度となっています。 30坪に換算すると、価格相場は約2,900〜3,200万円程度と考えられます。 しかし、この価格はあくまで目安であり、実際の価格はハウスメーカーや地域によって大きく変動する点に注意が必要です。 坪単価も地域や住宅会社、設計の内容によって大きく異なります。 そのため、具体的な予算や要望に応じて慎重に検討することが大切です。 また、土地の価格や住宅構造、設備、デザインなども価格に影響を与える要因となるので、総合的に判断しましょう。 【注意点】延床面積の基準 ハウスメーカーや工務店を選ぶ際は、坪単価は延床面積と施工面積のどちらで算定しているのかをあらかじめ確認しておくと良いでしょう。 延床面積は建物の各階の床面積の合計を指し、外壁や柱に囲まれたスペースを基準に計算されます。 一方、施工面積は延床面積に含まれない部分も加えた面積です。 坪単価の算定基準は建築会社によって異なり、延床面積か施工面積のどちらかで計算されます。 そのため、算定基準の面積が延床面積か施工面積かによって、予算が大きく変動します。 予算管理のためにハウスメーカーや工務店を選ぶ際は、坪単価の算定基準をあらかじめ確認しておきましょう。 価格を左右する要因 注文住宅の価格を左右する要因は多岐にわたります。 主な要因としては以下の点が挙げられます。 ハウスメーカーか工務店か 土地の価格 住宅構造 設備 デザイン これらの要因は選択次第で数百万から1,000万円ほど差異が生まれる可能性もゼロではありません。 そのため、ここからは各要因について詳しく見ていきます。 各要素が価格にどのように影響するのか、みていきましょう。 ハウスメーカーか工務店か 注文住宅の価格は、ハウスメーカーか工務店かによって大きく変わります。 主なちがいは以下の通りです。 ハウスメーカーの場合は、一般的に坪単価は高めです。 これは、モデルハウスの維持費や広告費、大規模な研究開発費などが含まれるためです。 一方で、高品質で一貫したサービスや充実した保証制度が特徴となっています。 一方、工務店の場合、坪単価は30万~70万円程度と比較的低めです。 地域密着型で出張費や通信費が抑えられ、広告費やモデルハウスの維持費も少ないことが要因です。 地域の特性に合わせた柔軟な対応が可能である点が大きなメリットといえます。 それぞれの特徴を理解した上で、自身はどちらに向いているかを検討しましょう。 土地の価格 注文住宅において、土地の価格が総額に大きな影響を与える理由は主に以下の3つが挙げられます。 住宅の総額で大きな割合を占めている 地域によって土地の価値が変動する 土地の形状や条件によって価格が変動する まず、土地の価格が注文住宅の総額の中で大きな割合を占めています。 注文住宅を建てる際の費用の割合は、総額に対して土地の価格が3〜4割程度が一般的です。 ただし、土地の価格は地域によって大きく異なり、同じ建物でも立地によって総額が大きく変わってきます。 また、土地の形状や条件も価格に影響します。 整形地や南向きの土地は高価になりやすい一方、不整形地や日当たりの悪い土地は比較的安価になる傾向があります。 これらの要因により、土地の価格は注文住宅の総額を大きく左右する重要な要素となっているのです。 住宅構造 住宅構造は注文住宅の価格に大きな影響を与えます。 具体的にどの程度影響があるのかを知るためにデータを見てみましょう。 下記は国税庁がウェブサイトで掲載している1㎡あたりの工事費用表を抜粋したものです。 表から読み取れる通り地域によって価格差はありますが、基本的に木造が最も安価で、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の順に価格が高くなっていきます。 構造によって価格が変わる理由には、材料費、工期の長さ、必要な技術や労働力、耐久性や性能などのちがいがあります。 つまり選択する構造によっては、同じ広さの家でも数百万円から1,000万円以上の価格差が生じる可能性があるのです。 設備 注文住宅の設備のグレードは、総額に大きな影響を与えます。 たとえばキッチンやバスルームの価格帯は以下のようになっています。 バスルーム:90万〜150万以上 キッチン:50万〜200万以上 トイレ:30万〜50万以上 洗面台:20万〜100万以上 とくにキッチンはオーダーキッチンなどもあり、物によっては300万円を超えるケースも見られます。 価格差が大きく変動するため、注意が必要です。 設備のグレードを上げることで総額が大きく増加することがわかります。 そのため、設備の選択は慎重に行う必要があるでしょう。 デザイン 注文住宅のデザインにこだわると、価格が大きく変動する可能性があります。 その主な理由はデザインに関する部材のコストが大きな割合を占めるためです。 一般財団法人 建設物価調査会の調査データによると、デザインに関わる仕上げ工事と躯体工事の割合は以下のようになっています。 仕上げ工事(外装、内装、サッシ、設備機器など):約40% 構造材:約35% そのため、グレードの高い仕上げ材や設備機器でデザイン性を上げようとすると一気に費用が跳ね上がります。 また間取りや建物の形を複雑にすると構造体の費用も上がる傾向にあります。 以上のことから、デザインにこだわりすりすぎると結果として予算オーバーにつながりやすいです。 注文住宅を建てる際は予算とのバランスを考えながら、こだわるポイントを決めていきましょう。 3.30坪の注文住宅でできること この記事を読んでいる人にとって30坪の注文住宅でできることについてはとくに関心があるポイントではないでしょうか。 そこで、ここからは30坪の広さで具体的にどのような注文住宅が建築できるのか、詳細を解説していきます。 3LDK 3LDKとは、3つの個室とリビング・ダイニング・キッチンを組み合わせた間取りを指します。 この間取りは、さまざまな家族構成やライフスタイルに適しています。 3〜4人家族に向いており、それぞれの子供に個室を与え、夫婦の寝室も確保可能です。 プライバシーを重視する家族にとっては、個室が3つあることで、家族一人ひとりの個人空間を確保できます。 30坪の広さで3LDKを建てる際の各部屋の広さの目安は以下の通りです。 ※1 廊下や階段の面積は含まれておりません。 ※2 トイレは1部屋として計算しております。 3LDKの場合は各部屋の広さも一般的な広さを確保できます。 そのため各部屋の部屋を少しずつ小さくすれば、書斎や収納などのスペースを確保できるでしょう。 4LDK 4LDKは、4つの個室とリビング・ダイニング・キッチンを組み合わせた間取りです。 この間取りは、より大きな家族や将来の家族構成の変化に対応したい方に適しています。 4〜6人家族、たとえば子供3人と両親、または祖父母を含む家族に適しており、子供それぞれに個室を与え、夫婦の寝室も確保できます。 30坪で4LDKを建てる際の部屋の大きさの目安を一覧表にまとめました。 ぜひ参考にしてください。 ※1 廊下や階段の面積は含まれておりません。 ※2 トイレは1部屋として計算しております。 30坪の家を広く見せるポイント 先にも触れたように、30坪の家は全国的に見ると平均的な家の広さよりは小規模となります。 そのため生活する上で少し窮屈に感じる人もいるでしょう。 とはいえ予算にも限りがあるため、広さを断念して30坪で家を建てようと考えている人もいるのではないでしょうか。 実は家を広く見せるコツを取り入れれば、30坪の家でも広く感じる空間を演出できます。 ここからは、そのポイントについて解説します。 天井高 天井高を上げることは、空間に縦の広がりをもたらし、視覚的に開放感を増す効果があります。 一般的な家の天井高は約2.4メートルですが、これを2.7メートル以上にすれば、部屋全体が広く感じられます。 また、リビングの床を一段下げるなどでも天井までの高さを確保可能です。 これにより、空間が縦に広がり、圧迫感が軽減されます。 さらに、天井に鏡や光沢のある素材を使用により、光を反射し、空間をより広く見せる効果も期待できます。 自然光の取り入れ方 自然光は空間を明るくし、広々とした印象を与えるために非常に重要です。 大きな窓や天窓を設置することで、自然光を最大限に取り入れることができます。 とくに南向きの窓は、一日中光を取り入れるのに適しています。 窓の配置だけでなく、カーテンやブラインドの選び方も重要です。 薄手のカーテンや透け感のあるブラインドを使用すれば、光を遮らずに柔らかく拡散させることができます。 また、鏡を戦略的に配置することで、光を反射させ、部屋全体を明るくする効果もあります。 照明 照明の選択と配置は、30坪の住宅空間を効果的に演出する上で重要な要素です。 間接照明を活用すると、空間を柔らかく広く見せる効果が得られます。 たとえば、天井を折り上げ天井にし、上向きの間接照明で天井を照らすと、空間が上方向に広がって見えます。 また、造作家具の上部に照明を設置すれば、シンプルながら印象的な明かりを演出できるでしょう。 また照明の配置にも工夫が必要です。 天井中央に1つの照明を置くだけでなく、複数の光源を組み合わせると、空間に奥行きと広がりが生まれます。 このように照明を工夫することで、30坪という限られた空間でも、快適で広々とした印象を与えられます。 色づかい 色使いは視覚的に空間を広く見せるための重要な要素です。 一般的に、明るい色は空間を広く見せ、暗い色は空間を引き締める効果があります。 天井や壁には光が反射しやすい白や淡いブルー、グレーなどの比較的明るい色の使用をおすすめします。 また、床には少し暗めの色を選ぶことで、視覚的な安定感を与え、空間が縦に広がる印象を強調できます。 アクセントカラーを使う場合は、ポイント的に使用し、全体のバランスを崩さないように注意しましょう。 収納 収納は空間を有効に活用し、見た目をすっきりさせるために非常に重要です。 造り付けの収納を計画すれば、生活を始めてから物を置くスペースが減らせるため、部屋を広く使えるようになります。 たとえば、壁面収納や天井までの高さを利用した収納を取り入れることで、日常生活上利用しにくい空間(デッドスペース)を有効活用できます。 また、収納家具はできるだけシンプルで統一感のあるデザインを選び、視覚的なノイズを減らすことが大切です。 クローゼットやキャビネットの内部も整理整頓を心がけ、必要なものだけを収納することで、無駄なスペースを減らせます。 結果として部屋をすっきりさせ、広く見せられるでしょう。 4.まとめ 30坪の注文住宅は、適切な計画と工夫次第で、快適で魅力的な住まいを実現できることがわかりました。 価格相場は約2,900〜3,200万円程度ですが、ハウスメーカーや工務店の選択、土地の価格、住宅構造、設備、デザインなどによって大きく変動します。 3LDKや4LDKの間取りが可能で、天井高や自然光の取り入れ方、照明、色使い、収納の工夫により、限られた空間を広く感じさせることができます。 自分のライフスタイルや予算に合わせて、これらの要素を吟味し、理想の住まいづくりを目指しましょう。 タナカホームズは明治元年創業の建築会社です。 地域に根ざして家づくりに向き合ってきたからこそお客様に最適なご提案を行えます。 家づくりのパートナーとしてお客様のニーズをしっかり汲み取り、安心してお客様のライフスタイルに合った家づくりを一緒に作り上げていきます。 家づくりのことで不安がある方や悩みを相談したい方はオンライン相談も実施しておりますのでお気軽にお問い合わせください。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>>
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2024年7月1日 / お金・ローン
【8月31日まで!】決算キャンペーン開催中
毎年恒例の決算キャンペーンを今年も開催! 7月1日〜8月31日までにタナカホームズで新築住宅お申込みをいただいた方へ、 最大130万円分のとってもお得な2つの特典をプレゼントいたします!! 〖ご成約特典〗① 最大30万円分のオプションプレゼント! 理想のマイホームを実現するためのオプションを最大30万円分プレゼントいたします! 住宅設備をはじめ、エアコンやカーテン、今人気の乾太くんなど、対象となるオプションはさまざま。 お客様のライフスタイルに合わせてご自由にお選びください♪ 〖ご成約特典〗① 最大100万円分の地盤改良サービスプレゼント! マイホーム計画のなかでもついつい見落とされがちな、おうちを建てる土地の地盤。 地盤が弱いと、建物が傾いたり浮き上がったりさまざまなトラブルが起きてしまいます。 そのため、地盤が弱いと判断された場合は強い地盤へ改良する工事が必要になるのです。 キャンペーン特典として、改良工事の費用を最大100万円まで無料でサポートいたします! 保証会社による20年地盤保証もセットでプレゼントいたしますので、安心です♪ →対象となるオプションや地盤改良のことなど、詳細はお近くの店舗スタッフまでお気軽にお問い合わせください! お得にマイホームを叶えられるチャンスをお見逃しなく! まずは最寄りの店舗へご来場ください!! ★タナカホームズの店舗一覧★
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2024年6月18日 / 土地
【失敗しない】土地探しの注意点とは?基準と選び方を詳しく解説
「人生に一度のマイホームだから絶対に失敗したくない」 「土地を探しているけれど、何をみればいいかわからない」 「土地探しで失敗することはあるの?」 注文住宅でマイホームを建てようと考えている人はこのような疑問や悩みを抱えていることでしょう。 実は土地探しは家を建てる際の重要なステップです。 実際に土地探しで失敗し、希望通りの建物を建てられなかったり、土地を手放したりする人もいらっしゃいます。 そこで、このようなトラブルに遭わないために、土地選びの基本的な考え方から注意すべきチェックポイントを解説します。 ぜひ最後までお読みください。 目次 1.失敗しない土地選びの基本的な考え方 2.土地の状況を確認する 3.立地条件 4.建築制限や法規制の確認 5.まとめ 1.失敗しない土地選びの基本的な考え方 土地選びを始める前に失敗しない土地選びの基本的な考え方について理解しておきましょう。 具体的には以下の点についての考え方について解説します。 • 予算の設定 • 希望条件の明確化・優先順位決め • 注意点を理解してチェックする それぞれの考え方について内容をみていきましょう。 予算の設定 注文住宅を立てるためには土地代金だけでなく、建物の本体工事費や住宅ローン手数料や不動産取得税、登記費用など、さまざまな費用が発生します。 土地の購入段階で、これらの費用を含めた総額を把握し、予算を設定しておくことが重要です。 「良い土地があり、購入したが建物に予算が割けなくなってしまった」といった失敗もみられます。 このような失敗を防ぐためにも土地と建物、諸経費のおおよその割合を把握しておくと良いでしょう。 参考に平均的な割合をご紹介します。 自身が用意できる予算をあらかじめ設定しておくことで、無理のない範囲で最適な土地を選べます。 可能であれば子育てや老後の生活費なども考慮に入れ、ライフプランに合わせた適切な予算設定をするとより良いでしょう。 希望条件の明確化・優先順位決め 土地選びにおいては、立地条件や広さ、日当たりなど、さまざまな希望条件があります。 しかし、すべての条件を完璧に満たす土地を見つけることは非常に難しいのが現実です。 そのため、自分にとって譲れない条件と妥協できる条件を明確にし、優先順位をつけておくことが重要です。 たとえば、通勤の利便性を最重視するのであれば、少し予算がオーバーしていたとしても駅に近い土地を選ぶことが賢明でしょう。 希望条件を明確化し、優先順位を決めておくことで、限られた選択肢の中から、自分にとって最適な土地を選べます。 2.土地の状況を確認する 土地選びにおいては土地の状況を確認する点も大切です。 土地状況の確認を怠ると生活環境に影響が出るだけでなく、災害に建物が損傷したり、建物自体が建てられなかったりなどのトラブルに遭う可能性がゼロではありません。 具体的には下記点についてチェックを行いましょう。 • 土地の方角や形 • 地盤の状況・災害リスク • 接している道路の幅・高低差 • インフラの整備状況 それぞれのチェックポイントについて詳しく解説していきます。 土地の方角や形 土地選びにおいて、方位や形状は非常に重要な要素です。 南向きの土地は日当たりが良く、冬でも暖かいため、住宅の光熱費を抑えられます。 また、整形地は建物の配置がしやすく、有効活用が可能です。 一方、北向きの土地や不整形地は日照時間が短く、建物の配置に制約があるため注意しましょう。 ただし、予算との兼ね合いもあるため、方位や形状の条件を緩和して選択肢を広げることも検討すべきです。 土地の方角や形を適切に評価し、自分のライフスタイルに合った土地を選ぶことが大切です。 地盤の状況・災害リスク 災害リスクや地盤の状況は、住宅の安全性や耐久性に直結する重要な要素です。 たとえば軟弱地盤の上に家を建てると、地震で倒壊するリスクが高まります。 また、洪水などで床上浸水などが起きた場合は多額の修繕費用がかかってしまいます。 このようなリスクを抑えるためには土地選びの段階でのチェックが有効です。 実際の地盤の強さや災害リスクは下記方法から判断できます。 ただし、最終的には専門業者による地盤調査が不可欠です。 スウェーデン式サウンディング調査などで地盤の硬さを直接調べ、必要に応じて地盤改良工事や地盤保証を検討しましょう。 接している道路の幅・高低差などの道路状況 土地が接している道路の状況は、建築制限や生活の利便性に大きな影響を与えます。 道路状況での具体的なチェックポイントは下記の表の通りです。 したがって、幅員4m以上の道路に面し、高低差が小さく、敷地の有効活用が可能な土地を選ぶことが賢明です。 これらの点は土地の周辺も含めて確認が必要なため、実際に足を運んで道路状況をチェックすると良いでしょう。 インフラの整備状況 上下水道、電気、ガスなどのインフラは、快適な生活を送るために欠かせません。 土地選びの際は、インフラの整備状況を必ず確認しましょう。 インフラが整備されていない土地を購入すると、新たに引き込み工事が必要です。 この工事には費用がかかるため、追加コストが発生します。 一方、インフラ整備済みの土地なら引き込み工事などが不要になるため、追加コストを抑えられるだけでなく、インフラが整備されていない土地と比べて工期が短くなります。 インフラの整備状況は、不動産会社に確認すると良いでしょう。 また実際に足を運び、上下水道の蓋や電柱、ガス管の有無をチェックするのがおすすめです。 過去に建物があったかどうかも確認しておくと良いでしょう。 3.立地条件 土地選びにおいて、立地条件は大切だと理解されている人がほとんどかと思います。 しかし、立地条件とひと言で言ってもチェックすべき点はさまざまです。 ここからは、立地条件を確認する際のポイントについて、詳しく解説していきます。 ぜひ参考にしてください。 日常の生活に必要な施設の有無 土地選びの際は、日常生活に必要な施設の有無を確認することが重要です。 具体的には下記表に挙げた点をチェックしておきましょう。 日常生活に必要な施設が揃っている土地は、利便性が高く、快適な暮らしを送ることができます。 立地条件を総合的に判断し、自分のライフスタイルに合った土地を選びましょう。 日照・騒音・臭気 長い間住み続ける土地は日照・騒音・臭気などの周辺環境も住みやすさに大きく関わります。 快適な住環境を手に入れるためには、これらの点を事前に確認しておく必要があります。 具体的なチェックポイントは以下のとおりです。 土地選びの際は、これらの点について、あらかじめ地図や実際に土地を見に行く際にチェックしておくと良いでしょう。 ただし、日照・騒音・臭気に関しては風向きや時間帯などによって状況が大きく異なる可能性があります。 たとえば昼間は車通りが少なくても、通勤・帰宅時間に車がよく通ったり、距離が離れている畜産施設から風に乗って臭いが届く可能性も考えられます。 これらのポイントをチェックする際は複数の時間帯で現地を確認すると、失敗するリスクを抑えられるでしょう。 近隣世帯の年齢層 土地選びの際には、近隣住民の年齢層のチェックも可能であれば行っておきましょう。 近隣住民の年齢層や生活スタイルは、住環境に大きな影響を与えるためです。 とくに子育て世帯にとっては、近隣住民の年齢層が重要なポイントです。 土地を見に行く際には付近の公園やスーパーなど、人が集まる施設にも足を運び、利用者の年齢層を確認しておくと良いでしょう。 また比較的新しい家が多い場所は住民の年齢層が若い可能性が高いです。 近隣住民の雰囲気次第で、快適な住環境か問題の多い環境かが大きく変わります。 現地確認と情報収集を丹念に行い、総合的に判断することが重要です。 4.建築制限や法規制の確認 土地を購入する際には、下記のような建築制限や法規制を確認も大切です。 • 用途地域 • 高さ制限・斜線制限 • 建ぺい率・容積率 • 防火地域・準防火地域 場合によっては希望の建物が建築制限によって建てられないなどのケースもみられますので、これから解説する点はしっかり理解しておきましょう。 用途地域 用途地域とは、都市計画法に基づいて定められた土地利用の区分のことです。 住居専用地域、商業地域、工業地域など、用途地域によって建てられる建物の種類が異なります。 たとえば、住居専用地域では、住宅や小規模な店舗は建てられますが、工場や大規模な商業施設は建てられません。 一方、工業地域では、住宅の建設が制限される場合があります。 土地選びの際は、不動産会社へ用途地域を確認し、自分が建てたい建物が建築可能かどうかを確認してもらいましょう。 高さ制限・斜線制限 高さ制限や斜線制限は、隣地の日照や風通しを確保するために設けられた規制です。 建物の高さに上限が設定され、周辺環境との調和を図ることが目的です。 具体的には以下の制限があります。 高さ制限に関しては建物の配置に影響するため、基本的には設計士がチェックを行いながらプランを作成します。 そのため土地選びの段階でシビアになる必要はありません。 しかし、絶対高さ制限や日陰規制などがあるエリアは3階建てが建てられない場合もあるため、検討している人は用途地域に注意しておくと良いでしょう。 建ぺい率・容積率 建ぺい率と容積率は、建物の大きさを規制する重要な指標です。 建ぺい率は、敷地面積に対する建物の占有面積の割合の上限を定めたもので、容積率は、敷地面積に対する建物の延べ面積の割合の上限を定めたものです。 たとえば、建ぺい率が50%の場合、100㎡の敷地に建てられる建物の占有面積は、最大で50㎡になります。 容積率が200%の場合、100㎡の敷地に建てられる建物の延べ面積は、最大で200㎡になります。 土地選びの際は、建ぺい率と容積率を確認し、建てたい建物の大きさが実現可能かどうかを見極めましょう。 防火地域・準防火地域 防火地域と準防火地域は、火災の危険性が高い地域に指定され、建物の構造や外装材に制限がかけられる区域です。 都市部の商業地域や密集地など、火災の被害が大きくなりやすい地域に指定されています。 それぞれの規制内容については以下のとおりです。 表のように面積や構造を満たすために外装材などの使用材料に制限があったり、木造建築が建てられなかったりなどの制約があります。 防火地域や準防火地域に土地を購入する場合は、これらの点を理解しておきましょう。 木造建築を建てたいと考えている場合は、防火地域を避けるか、耐火構造にするための追加コストを見込んでおくことが賢明です。 5.まとめ 土地選びは予算の把握をあらかじめ行い、手の届く土地を見極めることが大切です。 その上で注意点や希望条件などを総合的に判断し、自身にぴったりの土地を見つけ出していきましょう。 とはいえ、今回の記事を読んだ人の中には、「こんなにたくさんのチェックポイントがあるのか…」「自分だけでチェックするのは大変そう…」と感じた人もいるでしょう。 そう感じるのも無理はありません。 建築はそれだけ専門性が高く、難しい分野なので、専門的な知識や資格を持った人が働いているのです。 そのため注文住宅で失敗しないためには、専門的知識や地域の特性を把握している建築会社に依頼するのが大切だと私たちは考えます。 タナカホームズは中国地方・山口県に地域密着のハウスメーカーとして創業150年の歴史を持っています。 長年培った家づくりのノウハウを活かし、あなたの生活スタイルに沿った理想の住まいがきっと実現できるでしょう。 「土地探しに困っている」「この土地で本当に大丈夫だろうか」と不安に感じている方は、ぜひタナカホームまでお気軽にご相談ください。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>>
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2024年6月18日 / 家づくり
【事例付き】失敗しない注文住宅のポイント
「大きな買い物だから後悔したくない」 「失敗しないための方法があれば知りたい」 このような悩みを抱える人に向けて注文住宅を建てる際に失敗しないためのポイントをご紹介します。 最大のポイントはズバリ「自身の生活スタイルを具体的に把握できているか」です。 少々意外に思われるかもしれませんが、この点をしっかり抑えているかどうかで失敗するリスクがグッと抑えられます。 ここからはその理由について失敗例とともに解説していきます。 目次 1.失敗しない住宅を建てるための基本的な考え方 2.失敗例から学ぶ失敗しない家づくり 3.注文住宅を建てる際に失敗しないためには 4.まとめ 1.失敗しない住宅を建てるための基本的な考え方 失敗しない住宅を建てるためには、生活スタイルをしっかりと把握し、それを具体的に間取りに落とし込むことがポイントです。 自分たちの日常生活を振り返り、どのような空間で過ごすことが多いのかなど、住まい方を細かく分析することが大切です。 そうすることで、自分たちに合った間取りや設備、収納などを計画するための材料が揃います。 一方で、SNSや雑誌などの情報が先行してしまい、「こんなデザインにしたい」「こんなキッチンがいい」などの要望を詰め込みすぎると、統一感のない住みにくい家になってしまう可能性があります。 漠然とした理想だけでなく、日々の生活の中で感じる「あったらいいな」という思いを大切にし、それを設計に反映させることが、満足度の高い住まいづくりにつながるのです。 2.失敗例から学ぶ失敗しない家づくり 注文住宅を建てる際に、失敗しないためには過去の失敗例から学ぶことが大切です。 ここでは、間取りに関する失敗例を2つ紹介します。 間取りの場合 間取りを考える際に、失敗しやすいポイントがいくつかあります。 以下では、デザイン性を重視しすぎた場合と、家具や家電のサイズを考慮しなかった場合の失敗例を見ていきましょう。 ⑴デザイン性を重視し家事が不便 デザイン性を重視するあまり、家事動線が考慮されていないと、日々の生活で不便を感じることになります。 たとえば、キッチンとダイニング、洗濯機と物干しスペースがそれぞれ離れていると、家事の効率が下がってしまいます。 まずは自分たちの家事の流れを把握し、それに合ったデザインを取り入れることが大切です。 また、家具の配置換えを頻繁に行いたい場合は、凸凹の少ない部屋の形状や、窓の配置にも気を配る必要があります。 ⑵家具や家電のサイズが部屋の広さに合っていない 家具や家電のサイズを考慮せずに間取りを決めてしまうと、使い勝手が悪くなったり、そもそも設置できなかったりするトラブルが起こりやすくなります。 とくに注意したいのが、図面上では必要なスペースを確保できていても、実際には天井の高さが足りずに家具が入らなかったり、建具と干渉して使いにくかったりするケースです。 家具や家電の高さを事前に測り、立体的にサイズ感を掴んでおくことが大切です。 キッチンの場合 キッチンは毎日使う場所だからこそ、使い勝手が重要です。 ここでは、キッチンの高さが合わない場合と、スペースが狭い場合の失敗例を見ていきましょう。 ⑴キッチンの高さが合わない キッチンの高さは、使う人の体のサイズと密接な関係があります。 たとえば、キッチンの高さが合っていないと、作業効率が下がったり、腰を痛めてしまったりするトラブルが考えられます。 キッチンの高さの目安は、下記2種類の方法で計算可能です。 • 身長で算出する方法:身長÷2+5cm • 肘の高さから算出する方法:肘高-10cm ただし、実際に使いやすいと感じる高さには個人差があります。 キッチンに良く立つ人を基準に、上記の計算で目安を求め、実際の使い勝手をシミュレーションしてみると良いでしょう。 ⑵キッチンと収納のスペースが狭い キッチンと収納のスペースが狭いと、使い勝手が悪いと感じるケースも見られます。 下記のようにキッチンは間口のサイズに応じて、作業スペースやコンロのサイズが変わります。 キッチンの間口と作業スペース・コンロのサイズ キッチンの作業スペースやコンロのサイズを大きくしたい場合は間口サイズが大きいものを選択すると良いでしょう。 また、収納スペースが狭く感じてしまう原因は、現在と将来の必要収納量を把握していない点にあります。 現在の食器や食材のストックをリストアップし、どれくらいの収納が必要かを把握しましょう。 将来的に家族が増えるなどが想定される場合は、さらに余裕をもった収納量の計画が必要なので注意しましょう。 ⑶収納に仕切りをつければよかった 収納に仕切りをつけなかったためにスペースを有効活用できず、意外と物が入らなかったという後悔も、しばしば見られます。 キッチン収納は、各メーカーが収納スペースに合う仕切りや棚を準備しています。 なかには、タカラスタンダードのようにマグネットで仕切りを自由に動かせるものもあるため、収納するものがはっきり決まっていない場合は、おすすめです。 市販品で仕切りを購入するのもひとつの手ですが、スペースを最大限に活用するためにはメーカーが用意している仕切りを利用すると良いでしょう。 玄関の場合 玄関は家の顔とも言える大切な場所ですが、失敗しやすいポイントもいくつかあります。 ここでは、玄関に関する4つの失敗例を見ていきましょう。 ⑴収納スペースのタイプが合わない 玄関収納には、各家庭の生活スタイルによって収納するものが変わります。 シンプルに靴だけを収納すれば問題ない人もいれば、ベビーカーや子供の自転車、趣味の道具などをしまえるスペースが必要な家庭もいるでしょう。 とくに注文住宅を建てる人は、これから何十年とその家に住むことになります。 将来的に何が必要になりそうかをイメージして、収納スペースを決めるとよいでしょう。 ⑵玄関ポーチの広さが不足 玄関ポーチとは、玄関ドアの前にある空間のことです。 駐車場スペースを確保するなど、敷地を有効活用するために、玄関ポーチの広さを犠牲になりがちですが、狭すぎるとトラブルや不満につながりやすくなります。 具体的には、ポーチが狭いと階段を踏み外したりする危険性があったり、大きな荷物を運ぶ際にドアの前に仮置きするスペースがなく、不便だったりします。 また、ポーチ上の庇も小さい場合は、雨に濡れてしまうことも考えられるでしょう。 上記のようなトラブルや不満を避けるために、最低でも1帖程度(幅1,820mm×奥行910mm)は確保し、雨に濡れないようなサイズの庇を計画しましょう。 ⑶照明スイッチの距離がある 玄関の照明スイッチの位置は悩みやすいポイントです。 壁にポツンとスイッチがつくため、できる限り目立たない場所に設置したいと考える人もいるでしょう。 とはいえ照明スイッチは基本的に、部屋の出入口から離れるほど使いづらくなります。 玄関の照明スイッチであれば玄関ドアの横やリビングドアの近くなどにスイッチを設けておくと使い勝手が良くなります。 どうしても見た目上スイッチを目立つ場所につけたくない場合は、センサー付きの照明器具を用いるとよいでしょう。 ⑷明るさが足りない 基本的に玄関は、狭い空間になりやすいです。 狭く暗い空間は圧迫感を与えやすいため、玄関は明るさを確保することが大切です。 具体的には以下の手段で明るさを確保しましょう。 • 高窓や縦長窓などを設置し採光する • 吹き抜けを計画し、上部から光を取り込む • 採光窓付きの玄関ドアやガラス面のあるリビングドアを採用し光漏れを活用する 玄関は家の顔です。 開放的な空間となるように、少しでも多くの光が入るように工夫をしましょう。 3.注文住宅を建てる際に失敗しないためには 注文住宅を建てる際に、失敗しないためのポイントがいくつかあります。 ここでは、プランの打ち合わせ、将来のライフスタイルの考慮、信頼できる住宅メーカーの選択について見ていきましょう。 プランに関する打ち合わせを入念に行う 注文住宅で失敗しないためにはプランの打ち合わせが重要です。 自身が思い描いている生活スタイルや間取り、部屋の広さなどを、できる限り具体的にイメージしましょう。 そのイメージを営業・設計担当に伝えることで、プロの目線でプランを作り上げてくれます。 またプランの打ち合わせでは費用と要望のバランスを取るために、優先順位を決めながら進める必要があります。 以上のことから、プランに関する打ち合わせを緻密に行うことで、後悔するリスクを抑えられるでしょう。 これからのライフスタイルを考慮したプランにする 先にも触れたように、注文住宅は何十年という長い期間住み続ける人がほとんどです。 現状のライフスタイルだけでなく、将来的な人生設計をイメージしながらプランを作り上げていくとよいでしょう。 たとえば、将来的に子供が欲しい人は、成長に合わせて模様替えできるような空間が必要です。 他にも、老後に趣味を楽しみたい、足腰が弱くなっても住み続けたいなど、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に対応できる空間づくりを行うことが重要です。 信頼できる住宅メーカーを選ぶの提案から学ぶおすすめのポイント これまでに挙げたポイントを着実に行うためには、信頼できる住宅メーカーをパートナーとして選ぶことが重要です。 家づくりには何度も打ち合わせが必要なため、担当者の対応力や提案力はもちろん、信頼性が大切です。 信頼できる担当者であれば要望や悩みごとを話せる関係性を構築しやすいでしょう。 相性が良く、要望をしっかり汲み取ってくれる担当者がいる住宅メーカーを選ぶことが、注文住宅で失敗を防ぐひとつの要因となります。 4.まとめ 注文住宅を建てる際に、失敗しないためには、自分たちの生活スタイルを深く理解し、それを間取りや設備、収納などに反映させることが重要です。 また、将来のライフスタイルの変化を見据えて、柔軟に対応できる空間づくりも注文住宅では大切なポイントです。 上記に加えて信頼できる住宅メーカーと入念に打ち合わせを行い、プロの提案から自分たちに合ったアイデアを取り入れることで、満足度の高い住まいを実現できます。 失敗しない注文住宅を建てるために、自分たちのニーズを明確にし、適切なパートナーを選んで、理想の住まいを実現していきましょう。 中国地方・山口県で注文住宅を建てるなら、タナカホームズがおすすめです。 中国地方・山口県に地域密着のハウスメーカーとして創業150年の歴史を持つタナカホームズなら、長年培った家づくりのノウハウを活かし、あなたの生活スタイルに沿った理想の住まいがきっと実現できます。 まずは無料会員登録で、住宅に関する情報を集めてみてはいかがでしょうか。 <<無料会員登録はコチラ>>
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2023年6月1日 / お金・ローン
【2023年】決算キャンペーン【8月31日まで】
《タナカホームズとは?》 山口県全域~広島市、大竹市、廿日市市、東広島市で 注文住宅、分譲住宅を展開する住宅会社です。 住まいづくりのご提案、設計、施工はもちろん、 住宅ローンなどの資金計画、お引渡し後のアフターフォローまで大切に考えています。 地域密着の住宅会社として、お客様に支持され、成長をつづけています。 ↓さらに詳しい紹介はコチラ↓ タナカホームズの住まいづくりについて //人気プラン// 1000万円台で建てるローコスト規格住宅 //開催中のイベントはコチラ// イベント情報》 【決算キャンペーンの特長】 ①最大40万円分のオプションと②地盤改良費 無料サービス! 8月31日までにタナカホームズで新築住宅の購入申込をすると、 最大40万円分のオプションをプレゼントします! オプション内容は、弊社オプションよりお客様のライフスタイルに合わせてお選びいただけます。(金額は商品によって異なります) さらに、 地盤改良費を無料サービスします! ※地盤改良費無料は、100万円が限度となります。 新築住宅建設の際に強い地盤が必要です。地盤が弱い地域では、住宅を支えられる強さにするために地盤改良工事が必要となります。地域によって金額は異なりますが、100万円以上かかる地域もあります。今回は、当社基準により地盤改良を行い、保証会社による20年地盤保証をセットでサービス致します。 ⇒オプション内容や詳しい情報は店舗スタッフまでお気軽にお問い合わせください! //店舗は一覧はコチラ// タナカホームズ 展示場・店舗 //同時開催// 【来場予約特典キャンペーン】 新築ご検討の方にオススメ! 初めてタナカホームズへご予約ご来場いただくと、QUOカード最大10,000円分をプレゼント! ------------------------------------ STEP1 ご来場で3,000円分 STEP2 事前アンケート回答で2,000円分 (注:初回来店日 前日までの回答) STEP3 LINEお友だち追加+アンケート回答で1,000円分 STEP4 資金計画・プラン提案で4,000円分 ------------------------------------ ※こちらのキャンペーンの事前アンケートにはメールアドレスが必要となります。 ※QUOカードは、店舗またはモデルハウスへのご来場が必要となります。 ご来場の際に進呈させていただきます。 ※タナカホームズへ初めてお問い合わせ、ご来場いただく方限定です。 ※各項目とも1家族様1回までとなります。 【決算キャンペーンをお近くの店舗またはイベントに参加して確認しよう!】 //店舗は一覧はコチラ// タナカホームズ 展示場・店舗 //開催中のイベントはコチラ//
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2023年5月26日 / 設備
太陽光パネルの最適な発電容量とは|最適な容量や効率よく活用する方法を解説
太陽光パネルを設置する際に最初に決める項目は、発電容量(発電スペックの値)です。 設置費用や収益性にも直結する部分で、自宅に適した発電量を考慮しつつ決断する必要があります。 今回は、最適な発電容量をどのように判断すればよいかわからない人のために、基礎知識から発電容量を下げる要因、効率よく活用する方法まで解説します。 目次 1.太陽光パネルの発電容量とは 2.太陽光発電の発電容量の決め方 3.5kWの太陽光発電を設置した場合 4.発電容量を下げる3つの原因(損失係数) 5.太陽光発電を効率よく活用する方法 6.山口県で太陽光パネルの容量を相談するならタナカホームズへ 7.まとめ 1. 太陽光パネルの発電容量とは まずは、太陽光パネルの最適な発電容量を判断するうえで欠かせない用語について解説します。 正しい理解しておきましょう。 発電容量と発電量の違い 発電容量と混同されがちな用語に、「発電量」があります。 両者は別物であるものの、深い関係性があります。 発電容量(kW)は、その太陽光発電システムがどれだけ発電できるかを示すスペック値です。 「システム容量」や「出力容量」と表されることもあり、kW値が高い(容量が大きい)ほど発電能力が高いことを意味しています。 発電量(kWh)は、1時間あたりの発電量を表す単位です。 「発電容量(kW)×時間(h)」の計算式で導き出されます。 公称最大出力(定格出力) 太陽光パネル1枚あたりの発電能力を示しているのは、「公称最大出力」です。 「定格出力」とも呼ばれています。 この数値が高いものほど、パネル1枚あたりの発電量が多いということです。 公称最大出力は、メーカーや製品によって異なります。 それぞれのカタログに、JIS(日本産業規格)が定めた一定条件下(モジュール温度25℃、放射照度1,000W/m2など)における値が記載されています。 変換効率(発電効率)の影響 太陽光エネルギーのうち、どのくらいの割合を電気に変換できるかを表すのが、「変換効率(発電効率)」です。 太陽光パネルの変換効率は、温度や日射量、パネルの角度などによって変わるため、世界共通の一定条件下で測定した値が示されます。 変換効率が高いほど、狭い面積で効率よく発電できることを表しており、高性能と評されます。 2. 太陽光発電の発電容量の決め方 ここからは、最適な発電容量を考える際に役立つ基本情報を紹介します。 判断材料として活用してください。 主流は3~5kWの太陽光発電システム 太陽光発電システムは、発電量の大きさによって住宅用と産業用に区分されています。 住宅用の発電量は10kW未満です。 理論上は、住宅には9.9kWまで搭載できるわけですが、3~5kWが主流となっています。 屋根の広さや費用面を考慮してのことでしょう。 容量が大きくなれば、当然、設置費用も上昇してしまいます。 1年間に使用する電気容量は約5,000kWh 統計局の家計調査によると、令和3年の2人以上世帯の電気代は、全国平均が123,804円/年(容量4,734kWh)、山口市は143,589円/年(容量5,640kWh)です。 ※参考:家計調査|統計局ホームページ 太陽光発電システムの発電量は、「1kWあたり年間約1,000kWh」が見込めるとされていますが、実際の発電量は、地域によって異なります。 山口県内では、全国の主流よりも少し高めの容量が向いていると考えられるでしょう。 3. 5kWの太陽光発電を設置した場合 ここでは、全国の主流のなかでも大きめにあたる、5kWhの太陽光発電システムを設置した場合の面積や発電量を紹介します。 太陽光パネルの面積 5kWhの太陽光発電システムを導入する際のパネル面積の目安は、25~30㎡ほどです。 ただし、パネルのメーカーや屋根の形状、設置箇所の状況などによっても変化します。 発電効率は、パネルを設置する方角や、傾き具合に大きく左右されるものです。 日本では、南向きの傾斜角度30度が最適だとされています。 【例】山口市での年間想定発電量の目安 太陽光発電の年間想定発電量の計算式は以下のとおりです。 年間想定発電量(kWh/年)=平均日射量(kWh/㎡/日)×損失係数(73%程度)×システム容量(kW)×年間日数(365日)÷1(標準状態の日照強度) 日射量は地域によって異なるため、NEDOの「日射量データベース」の数値を参照します。 山口市の平均日射量は、3.72kWh/㎡です。 ※参考:NEDO「日射量データベース閲覧システム」山口市 上記から、山口市で5kwの太陽光発電システムを搭載したときの年間想定発電量は、4,995kWhとなります。 4. 発電容量を下げる3つの原因(損失係数) 太陽光発電の実際の出力は、公称最大出力よりも低くなるのが一般的です。 ここでは、発電容量を下げる原因を3つ紹介します。 パワーコンディショナのロス パワーコンディショナは、太陽光発電の「直流電気」を、家庭内で使える「交流電気」に変換する機器です。 この変換時に、約5%のロスが生まれてしまいます。 常に最大出力で発電することは不可能であるため、太陽光パネルとパワーコンディショナの出力をそろえる必要はありません。 むしろ、太陽光パネルの出力がパワーコンディショナの出力を上回るようにしたほうが、多少の電気ロスは生じるものの、全体の発電量は増すといわれています。 高温時の発電量低下 太陽光パネルの公称最大出力は、「パネル温度が25℃」の環境下で測定された数値です。 25℃以上になると、1℃上がるごとに発電量が0.5%ほど低下してしまうといわれています。 つまり、夏のあいだは、日射量が多く、発電量が増加する半面、損失係数も高いということです。 特に、真夏の炎天下では、大幅な電気ロスが生まれてしまいます。 一年のなかで電気ロスが少ないとされているのは、春と秋です。 経年劣化と汚れ 多くのメーカーは、太陽光発電の運用開始から一定期間の出力を保証しています。 ただし、保証期間内であっても、必ずベストパフォーマンスを維持できるわけではありません。 ほかの電子機器同様、太陽光パネルも経年劣化します。 さらに、太陽光パネルは屋外に設置される電子機器で、鳥のフンや黄砂などが付着しやすい環境下にあるものです。 経年劣化や汚れも、発電量の損失につながります。 安全のためだけでなく、発電の維持・安定化のためにも、定期的なメンテナンスがおすすめです。 5. 太陽光発電を効率よく活用する方法 太陽光発電は、工夫次第でさらに効率よく活用することが可能です。 ここでは、2つのアイデアを紹介します。 消費蓄電池の併用で自己 50kW未満の太陽光発電システムで発電された電力は、まずは家庭内で消費されます。 太陽光発電における売電は、自家消費で余った電力を買い取ってもらう仕組みです。 2023年度の売電単価は、16円/1 kWhです。 売電単価は年々低下している一方、電気使用料は急激に高騰している今、余剰電力の売電メリットは低くなってきています。 ※参考:買取価格・期間等|FIT・FIP制度|なっとく!再生可能エネルギー|資源エネルギー庁 蓄電池を併用して余剰電力を貯めておけば、夜間にも自家発電した電力を利用できるようになるため、電気使用料の削減につながります。 HEMSで効率よく管理 HEMS(ヘムス)は、電力消費量を効率的に管理するためのシステムです。 電力消費量の記録だけでなく、太陽光発電システムや蓄電池の管理から、電化製品や電子機器の自動制御まで可能で、家庭内の電力を一元管理できます。 スマートフォンを活用すれば、出先からの管理も実現可能です。 最適な時間帯に、蓄電システムを作動できます。 6. 山口県で太陽光パネルの容量を相談するならタナカホームズへ 太陽光パネルの発電容量は、日射量を考慮して算出されるため、地域によって必要量が異なります。 山口県の日射量の目安となるのは、山口市の平均日射量3.72kWh/㎡です。 ※参考:日射量データベース閲覧システム|NEDO 地元に精通し、豊富な設置実績や充実した保証を誇るところであれば、安心して定期的なメンテナンス・点検まで依頼できます。 山口県で太陽光パネルの容量についてお悩みなら、ぜひ、山口県・中国地方で豊富な設置実績を有するタナカホームズへご相談ください。 7. まとめ 太陽光パネルの発電容量は、太陽光発電システムを導入する際に最初に直面する項目です。 適切な発電容量のパネルを選ぶためには、地域の日射量や特性を考慮した検討が求められます。 適切な容量がわからない場合には、プロに相談してみるとよいでしょう。 中国地方・山口県で太陽光発電の導入をご検討中なら、ローコストなのに高品質高性能な家を提供するタナカホームズにご相談ください。 地元で豊富な太陽光発電の設置実績を重ねてきたタナカホームズには、多くのデータが集まっています。 住宅展示場では、経験と知識を活かした適格なアドバイスもご提供しておりますので、ぜひご来場ください。 <<来場予約はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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