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2025年6月11日 / 家づくり
広島で狭小住宅という選択肢。予算や間取りでわかる納得の選び方

広島市でマイホームを検討する際、「土地がなかなか見つからない」「予算内で希望の広さの家が建てられない」といった悩みに直面する方も少なくありません。
そんな時に検討したいのが、狭小住宅という選択肢です。
限られた土地を最大限に活用し、住む人のライフスタイルに合わせた快適な空間を実現する狭小住宅は、特に都市部である広島市において、現実的な解決策として注目を集めています。
この記事では、広島市で狭小住宅を選ぶメリットやデメリット、費用の目安、そして納得の家づくりを進めるためのポイントを詳しく解説していきます。
目次
1.広島市で狭小住宅が選ばれる理由
広島市で狭小住宅が選ばれる理由とは何でしょうか。
ここでは、狭小住宅とはなにか、土地価格の高騰と狭小住宅との相性についてご紹介します。
そもそも『狭小住宅』とは?
「狭小住宅」とは、一般的に15坪(約50平方メートル)以下の狭い土地に建てられる住宅のことを指します。
坪数に明確な定義があるわけではありませんが、敷地の形状が特殊な場合や、都市部の細い路地に面した土地に建てられるケースも多く見られます。
限られたスペースを有効活用するため、縦の空間を意識した3階建てやスキップフロア、屋上庭園など、工夫を凝らした設計が特徴です。
採光や通風、プライバシーの確保など、狭いからこそ考え抜かれた設計アイデアが詰まっており、「狭い」という言葉のイメージとは裏腹に、非常に豊かで快適な暮らしを実現できる可能性を秘めています。
土地価格の高騰と狭小住宅の相性
広島市は、中国地方最大の都市であり、その利便性の高さから人口が集中し、それに伴い土地価格も高騰しています。
特に、交通アクセスが良好な都心部や人気エリアでは、広々とした土地を手に入れるのは非常に困難であり、予算オーバーになってしまうことも少なくありません。
このような状況において、狭小住宅は非常に現実的な選択肢となります。
広い土地に比べて坪単価が抑えられる傾向にある狭い土地を活用することで、総費用を抑えつつ、希望するエリアに住まいを持つことが可能になります。
また、変形地や旗竿地など、敬遠されがちな土地でも、設計の工夫次第で魅力的な住空間へと生まれ変わらせることができます。
土地の選択肢が広がることで、より理想に近い立地で家を建てられる可能性が高まるのです。
土地の有効活用という観点からも、狭小住宅はこれからの広島の住宅事情にフィットする、賢い選択肢と言えるでしょう。
2.広島市で狭小住宅を建てる際の費用の目安
広島市で狭小住宅を建てる際にどのくらいの費用がかかるのかが気になるところです。
ここでは、費用の目安とエリア別の価格の違いをご紹介します。
建築費用+土地代で見る費用感
狭小住宅の総費用は、「土地代」と「建築費用」の合計で決まります。
広島市内で狭小住宅を建てる場合、これらの費用はどのくらいになるのでしょうか。
まず、土地代ですが、狭小住宅を建てるような狭い土地は、広い土地に比べて坪単価が割安になる傾向があります。
しかし、広島市内の立地条件によって大きく変動します。
例えば、中心部の商業地域や駅に近いエリアでは、坪単価が非常に高くなるため、狭い土地であっても数千万円単位の費用がかかることも珍しくありません。
一方、郊外や駅から少し離れた住宅地では、坪単価が下がるため、土地取得の費用を抑えることができます。
次に、建築費用についてです。
狭小住宅は、一般住宅に比べて坪単価が高くなる傾向があります。
これは、限られた空間を最大限に活用するための特殊な基礎工事や構造計算、高機能な設備、複雑な設計などが求められるためです。
例えば、3階建てにする場合の構造強化、階段や水回りの配置の工夫、収納スペースの確保、採光・通風を考慮した窓の配置など、一般的な住宅ではあまり考えないような設計上の工夫が必要になります。
具体的な費用の目安としては、広島市内で狭小住宅を建てる場合、土地代と建築費用を合わせて3,000万円から5,000万円程度を一つの目安として考えることができます。
もちろん、これはあくまで目安であり、土地の広さや立地、建物の仕様、ハウスメーカーや工務店によって大きく変動します。
例えば、デザイン性の高い家や、高性能な設備を導入する場合は、さらに費用がかさむこともあります。
そのため、具体的な予算を立てる際には、複数のハウスメーカーや工務店から見積もりを取り、それぞれの費用の内訳を詳細に比較検討することが重要です。
エリア別価格のちがい
広島市は広範囲にわたり、中心部から郊外まで様々な特性を持つエリアがあります。
当然、それに伴い土地価格も大きく異なります。
狭小住宅の費用を考える上で、このエリアによる価格差を理解しておくことは非常に重要です。
例えば、広島市中区の紙屋町や八丁堀といった都心部に狭小住宅を建てる場合、利便性はよいですが、土地代が非常に高額になるため、総額で5,000万円を超えるケースも少なくありません。
一方で、安佐南区の祇園や佐伯区の五日市など、都心から少し離れたエリアであれば、土地代を抑えつつ、十分な広さの狭小住宅を建てられる可能性が高まります。
このように、エリアによって土地価格の相場が大きく異なるため、まずは「どのエリアに住みたいか」を明確にし、そのエリアの土地相場をしっかりとリサーチすることが、無理のない資金計画を立てる第一歩となります。
不動産情報サイトや地元の不動産会社に相談し、具体的な坪単価や物件情報を集めることをおすすめします。
3.狭小住宅のメリット・デメリット
狭小住宅は、その特性上、一般的な住宅にはないメリットとデメリットを併せ持っています。
これらを十分に理解した上で、自分たちのライフスタイルに合っているかを見極めることが、後悔しない家づくりの鍵となります。
暮らしやすさや光熱費削減などのメリット
狭小住宅には、限られたスペースだからこそ得られる多様なメリットがあります。
● 土地代を抑え、都心部に住める可能性が高まる
● 固定資産税の負担が軽減される
● 光熱費の削減
● 掃除やメンテナンスが楽
● プライバシーの確保と防犯性の高さ
● 設計の自由度が高い
狭小住宅は「狭い」というイメージがありますが、設計の工夫によって快適な家づくりをすることができます。
収納や空間の狭さなど注意点と対策
一方で、狭小住宅特有のデメリットも存在します。
これらを事前に把握し、対策を講じることが重要です。 以下に狭小住宅特有のデメリットをまとめてみました。

上記のように、対策を取ることで狭小住宅でも快適に過ごすことができます。
4.まとめ
広島市でマイホームを検討する際、土地価格の高騰や限られた予算の中で理想の住まいを手に入れることは、決して簡単なことではありません。
しかし、今回ご紹介した「狭小住宅」という選択肢は、これらの課題に対する有効な解決策となり得ます。
狭小住宅は、限られた土地を最大限に活用し、住む人のライフスタイルに合わせて空間を創造することができます。
土地代を抑えつつ、都市部の利便性を享受できる可能性があり、ランニングコストの面でも優位性があります。
もちろん、空間の狭さや日当たり・風通しといったデメリットも存在しますが、これらは設計の工夫や専門家の知恵を借りることで、十分に解決できる問題です。
重要なのは、ご自身のライフスタイルや家族構成、将来の計画をしっかりと見据え、メリットとデメリットを比較検討することです。
広島市内で狭小住宅を検討する際は、実績豊富なハウスメーカーや工務店、設計事務所に相談し、ご自身の希望を具体的に伝えることから始めてみましょう。
きっと、限られたスペースだからこそ実現できる、あなただけの理想の住まいが見つかるはずです。
広島で新しい暮らしをスタートさせるために、狭小住宅という選択肢をぜひ前向きに考えてみませんか?
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会社名:田中建設株式会社
部署名:経営企画部
執筆者名:大勢待 昌也
執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー
執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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