2026年6月2日
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設備
戸建て住宅の24時間換気システムとは?種類や選び方・3つの注意点を解説
新築の戸建てを建てるとき、「24時間換気システム」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
24時間換気システムとは、室内の空気を計画的に入れ替えるための設備です。窓を開けて行う一時的な換気とは違い、機械の力で家の中の空気を少しずつ入れ替え続ける仕組みです。
近年の住宅は、断熱性や気密性が高くなっています。外の暑さや寒さの影響を受けにくく、冷暖房効率が高い一方で、室内の空気がこもりやすくなることもあります。
この記事では、戸建てにおける24時間換気システムの役割や種類、第1種換気と第3種換気の違い、止めてはいけない理由、選び方のポイントをわかりやすく解説します。
目次
01.24時間換気システムとは?
02.戸建てに24時間換気システムが必要な理由
03.24時間換気システムの種類
04.第1種換気と第3種換気の違い
05.タナカホームズの商品別の換気方式
06.24時間換気システムを止めてはいけない理由
07.24時間換気システムで後悔しないための選び方
08.よくある質問
09.まとめ
01.24時間換気システムとは?
24時間換気システムとは、住宅の中の空気を常に入れ替えるための換気設備です。室内の空気を外へ排出し、外の新鮮な空気を室内に取り入れることで、空気環境を整える役割があります。
24時間換気システムは、2003年に施行された改正建築基準法によるシックハウス対策の一つとして、新築住宅に設置が求められるようになりました。住宅の居室では、原則として1時間あたり0.5回以上の換気回数を確保できる機械換気設備が必要とされています。これは、1時間に部屋の空気の半分程度が入れ替わるイメージです。
02.戸建てに24時間換気システムが必要な理由
戸建てに24時間換気システムが必要とされる大きな理由は、室内の空気を計画的に入れ替えるためです。
住宅の建材や家具、日用品などから発生する化学物質、料理や洗濯、入浴による湿気やにおいは、室内にこもることがあります。特に近年の住宅は高気密・高断熱化が進んでおり、自然に空気が入れ替わりにくい傾向があります。
そのため、24時間換気システムによって空気の流れをつくることは、シックハウス対策だけでなく、結露やカビ、におい対策の面でも大切です。
03.24時間換気システムの種類
24時間換気システムには、主に3つの種類があります。
第1種換気方式
第1種換気方式は、給気と排気の両方を機械で行う換気方式です。外の空気を機械で取り入れ、室内の空気も機械で排出します。給気と排気をどちらもコントロールしやすいため、計画的な換気がしやすい点が特徴です。
機種によっては熱交換機能を備えたものもあります。熱交換とは、排出する室内の空気の熱を利用して、外から入る空気の温度差をやわらげる仕組みです。冷暖房効率や快適性を重視したい方に向いていますが、設備費用やメンテナンス費用は第3種換気方式より高くなる傾向があります。
第2種換気方式
第2種換気方式は、給気を機械で行い、排気を自然に行う方式です。外から汚れた空気が入りにくい特徴があり、病院やクリーンルームなどで使われることがあります。ただし、一般的な戸建て住宅では採用例は多くありません。
第3種換気方式
第3種換気方式は、給気は自然に行い、排気を機械で行う換気方式です。室内の空気を換気扇で外へ排出し、その分の空気を給気口から自然に取り入れます。構造が比較的シンプルで、導入コストを抑えやすい点がメリットです。
一方で、外気がそのまま入ってくるため、冬場に寒さを感じたり、給気口の位置によっては空気の流れが気になったりすることがあります。
04.第1種換気と第3種換気の違い
戸建て住宅で比較されることが多いのは、第1種換気と第3種換気です。
比較項目
第1種換気方式
第3種換気方式
給気
機械で給気
給気口から自然給気
排気
機械で排気
機械で排気
換気の安定性
高い
比較的シンプル
快適性
高めやすい
給気口の位置に左右されやすい
初期費用
高くなりやすい
抑えやすい
メンテナンス
フィルターや機器の管理が必要
比較的シンプル
向いている人
快適性・性能を重視したい人
コストとわかりやすさを重視したい人
第1種換気方式は、快適性や空気のコントロール性を重視したい方に向いています。第3種換気方式は、シンプルな仕組みでコストを抑えながら、必要な換気を確保したい方に向いています。
どちらが正解というよりも、家の性能、予算、暮らし方、求める快適性に合わせて選ぶことが大切です。
05.タナカホームズの商品別の換気方式
タナカホームズでは、商品によって採用している換気方式が異なります。
コンパクトスタイル・オリジナルスタイルでは、第3種換気方式を採用しています。シンプルな仕組みで、必要な換気性能を確保しながら、コストとのバランスを取りやすい点が特徴です。
一方、プレミアムスタイルでは、第1種換気方式を採用しています。給気と排気の両方を機械で行うことで、より計画的な換気がしやすく、快適性を重視した住まいづくりに適しています。
家づくりでは、間取りやデザインだけでなく、住んだ後の空気環境も大切です。価格を重視するのか、快適性を重視するのか。家族の暮らし方に合わせて、換気方式も含めて検討してみましょう。
06.24時間換気システムを止めてはいけない理由
24時間換気システムは、基本的に止めないことが前提です。
「冬は寒いから」「電気代が気になるから」「音が気になるから」といった理由で止めたくなることもあるかもしれません。しかし、24時間換気システムを止めると、室内の空気が入れ替わりにくくなります。化学物質や湿気、においがこもりやすくなり、結露やカビの原因になることもあります。
また、給気口を閉めっぱなしにしたり、家具でふさいだりするのも避けましょう。空気の通り道がふさがれると、計画通りに換気できなくなる可能性があります。寒さや音が気になる場合は、自己判断で止めるのではなく、住宅会社に相談して調整方法を確認することをおすすめします。
07.24時間換気システムで後悔しないための選び方
費用とメンテナンス性を確認する
換気システムを選ぶときは、初期費用だけでなく、住んだ後の快適性やメンテナンス性も確認しましょう。第3種換気方式はコストを抑えやすい一方、第1種換気方式は快適性を高めやすい傾向があります。フィルター交換や掃除のしやすさ、メンテナンス頻度もあわせて確認しておくと安心です。
給気口の位置を確認する
第3種換気方式の場合、給気口の位置によっては、冬場に冷気を感じやすいことがあります。ベッドやソファの近く、長時間過ごす場所の近くに給気口があると、暮らし始めてから気になることもあります。間取りを見るときは、窓や収納だけでなく、給気口や換気扇の位置も確認しておきましょう。
住宅会社に換気計画を相談する
換気は、設備だけでなく、間取りや家全体の空気の流れと関係しています。そのため、「第1種だから良い」「第3種だから悪い」と単純に判断するのではなく、その家に合った換気計画になっているかが大切です。
気になることがあれば、打ち合わせの段階で住宅会社に質問してみましょう。
08.よくある質問
24時間換気システムの電気代は高い?
一般的には、24時間換気システムの電気代は大きな負担になりにくいといわれています。ただし、換気方式や機種、使用環境、電気料金プランによって異なります。正確な金額を知りたい場合は、採用する設備の消費電力を確認しましょう。
冬は寒くなりますか?
第3種換気方式では、外の空気が給気口から自然に入るため、冬場に冷気を感じる場合があります。一方、第1種換気方式では、熱交換機能付きの設備を採用することで、外気の温度差をやわらげられる場合があります。ただし、寒さの感じ方は間取りや給気口の位置、断熱性能によっても変わります。
フィルター掃除は必要ですか?
必要です。
フィルターや給気口にほこりがたまると、空気の流れが悪くなります。換気性能を保つためにも、定期的な掃除や交換を行いましょう。掃除の頻度は設備によって異なるため、取扱説明書や住宅会社の案内を確認してください。
09.まとめ
24時間換気システムは、戸建て住宅の空気環境を整えるために大切な設備です。新築住宅ではシックハウス対策として設置が求められており、高気密・高断熱住宅では換気計画の重要性が高まっています。
戸建て住宅では、第1種換気方式と第3種換気方式が主な選択肢です。第1種は快適性や換気の安定性を重視したい方、第3種はコストとシンプルさを重視したい方に向いています。
タナカホームズでは、コンパクト・オリジナルに第3種換気方式、プレミアムに第1種換気方式を採用しています。山口・広島で戸建てを検討している方は、ぜひモデルハウスで実際の住み心地も体感してみてください。
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会社名:田中建設株式会社
部署名:経営管理室
執筆者名:大勢待 昌也