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2025年6月4日 / 土地
広島市で平屋って現実的?迷ったら知っておきたいポイントを解説!

近年、平屋の人気が高まっています。
平屋は階段の上り下りがなく、小さな子どもや高齢者に優しいバリアフリーな住まいであり、地震にも強い特徴があるため注目されています。
今回は、平屋が注目される理由や価格と広さの目安、平屋に適したエリアを紹介します。
ぜひ、広島市内で平屋を検討している方は参考にしてください。
目次
2.広島市で平屋を建てるならこれくらいかかる!価格と広さの目安
1.いま平屋が注目される理由とは?
以前は、高齢者向けの住まいというイメージが強かった平屋ですが、今は若い世代からも支持されている人気の住まいに変わってきています。
最初に、平屋が人気の理由を解説します。
ワンフロアで完結する快適さと暮らしやすさ
平屋の最大の特徴はすべての生活空間がワンフロアで完結することです。
階段の上り下りの移動がないため家事が効率的になり、掃除が楽になります。
特に、洗濯は重い洗濯物を持って階段を上り下りする必要がないため家事動線が効率的です。
また、階段がない分、小さな子どもや高齢者に優しいバリアフリーな住まいと言えます。
将来、高齢者になった場合を想定して、階段での移動が必要な2階建て・3階建ての住宅より「一生暮らす家」として平屋を検討する方も増えています。
さらにリビングや寝室、子ども部屋が同じフロアにあるので、家族と顔を合わせる機会が増え、自然とコミュニケーションが取りやすいのもメリットです。
地震に強い構造で安心感も◎
日本は地震大国であり、広島でも過去に大きな地震が発生しています。
そのような背景から住宅選びにおいて耐震性は欠かせない仕様の条件です。
平屋は、構造的に地震に強く、安心して暮らせる住まいとして評価されています。
二階建てと比べて、建物の高さが低く重心が地面に近いため、地震の揺れによるダメージを受けにくい特徴があります。
また、平屋は正方形などのシンプルな構造を採用している場合が多く、振動が分散されるので変形するリスクが軽減します。
一方、複雑な形をした建物は、振動を上手に分散できず特定の箇所に力が加わり、変形することも少なくありません。
そのため、倒壊リスクが高くなる危険性が生じてしまいます。
2.広島市で平屋を建てるならこれくらいかかる!価格と広さの目安
平屋を建てる際に、多くの方が気になるのがどのくらいの広さが必要か、費用はいくらかかるのかといった点ではないでしょうか。
家族構成やライフスタイルによって必要な延べ床面積は異なり、建築費用も変わってきます。
次に、広島市の平屋の広さと価格の目安、コストを左右する要因について解説します。
広島市の平屋の平均的な延べ床面積
平屋を建てる際に最初に気になるのが、建物の広さ(延べ床面積)の目安です。
「e-Stat 政府統計の総合窓口」の令和5年度住宅・土地統計調査によると、広島市の1住宅あたりの延床面積は80.01㎡(24.2坪)になります。
また、国土交通省の住生活基本計画では、快適な暮らしを送るために必要な戸建住宅の広さを掲載しています。
その計算式(一般型誘導居住面積水準 2人以上の世帯:25㎡×世帯人数+25㎡の計算式)をもとに世帯人数の坪数は以下になります。

参考データ:国土交通省の「住生活基本計画における居住面積水準」
平屋を検討されている方は、世帯人数に合わせて上記の坪数も併せて参考にしてみましょう。
広島市の平屋の平均的な建築費用
次に気になるのが、広島市の平屋の建築費用の目安です。
住宅金融支援機構の「2023年度のフラット35利用者調査」によると、広島県で注文住宅を建てた方の平均建設費(建物にかかる費用)は、約3,959万円です。
平均住宅面積は121.3㎡(約36.6坪)のため、平均坪単価は108.1万円になります。
平屋の平均坪数は20~30坪程度が多いため、約2,200~3,200万円を建築費の目安と考えておくと良いかもしれません。
住宅の仕様によって金額は変動しますので、ひとつの目安として参考にしてください。
仕様や立地、地形などコストを左右する要因
広島市で平屋を建てようと検討した際には、建物本体の価格だけではなく、どのような仕様や立地・地形を選ぶかによって最終的な費用が異なります。
それぞれどのように価格と関係しているか見ていきましょう。
1. 仕様と住宅性能の関係
平屋は階段が不必要なため構造がシンプルですが、内装や設備のグレードを上げれば、建築費は高くなります。
例えば、隣家との距離が近い場合は、1階建てである平屋は十分な採光を確保できません。
吹き抜けや天窓を設置する必要があり、こうした設備を増やすことで建築費は高額になるでしょう。
また、吹き抜けやロフトの設置は住宅性能のグレードにも影響します。
これらの仕様は、天井を高くして縦の空間を活用することが一般的です。
開放的な空間を作るには有効ですが、空調の効き目を低下させます。
そのため、設備のグレードを上げて気密性や断熱性を高めなければいけません。
建材のグレードを上げてしまうと、当然、建築費が高くなってしまいます。
2. 立地条件
平屋を建築する際には、土地選びと法規制の確認が大切です。
平屋は広い敷地面積が必要なため、都市部よりも郊外の方が適しています。
しかし、郊外でも日当たりや風通しの良さ、周辺環境を考慮する必要があります。
また、建築基準法や自治体の条例による高さ制限や建蔽率、容積率を確認しておくと良いでしょう。
3.地形や地盤の状態
平屋は2階建てよりも建物の基礎面積と屋根面積が広くなるため、基礎工事や屋根工事の費用が高くなりやすい傾向があります。
また、土地の傾斜や変形地の場合は、造成費用や特殊な基礎構造が必要になる場合があります。
3.平屋にピッタリのエリアは?広島市内のおすすめ地域
平屋は建物の広さだけではなく、周辺環境やエリアの特徴も土地選びには重要です。
広島市内で平屋に適したエリアを探す際には、自然環境と利便性のバランスが取れた郊外地域に注目しましょう。
ここでは、広島市で平屋に適しているエリアと土地選びで気をつけたいポイントを紹介します。
安佐南区・西区など郊外エリアが狙い目
広島市内で平屋を建てる際には、安佐南区や西区などの郊外エリアは比較的広い土地を確保しやすく、平屋に適した地域とされています。
これらのエリアでは、自然環境が豊かで静かな住環境を求める方に人気があります。

紹介した2つのエリア以外でも広島市内では住環境に適したエリアがあるので、範囲を広げて探してみるのも良いかもしれません。
土地選びで気をつけたいポイント
敷地面積以外にも平屋に適した土地の特徴を紹介します。

平屋に向いている土地を見極めて、メリットを活かした住宅を建てるようにしましょう。
4.まとめ
平屋住宅は、ワンフロアで暮らしやすい、地震に強い構造などさまざまな魅力を備えた住まいです。
しかし、広島市で平屋を建てる際には、世帯人数に応じた適切な広さと予算感を把握し、仕様や土地の条件によってコストが変動することを理解しておきましょう。
また、日当たりや地盤の強度など土地選びのポイントを押さえることで、快適で長く暮らせる住まいづくりが可能になります。
広島市内には安佐南区や西区などのエリアは、広い土地を確保しやすく、自然と利便性のバランスが取れた平屋向きの地域として注目されています。
理想の平屋住宅を実現するには、地域の特性をよく知る住宅会社と相談しながら、じっくりと計画を進めることが成功への近道です。
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会社名:田中建設株式会社
部署名:経営企画部
執筆者名:大勢待 昌也
執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー
執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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