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2025年7月23日 / 設備

【2025年版】廿日市市で使える太陽光発電の補助金と導入ガイド

 

「地球環境に優しい暮らしがしたい」 「高騰する電気代を節約したい」

そんな思いから、太陽光発電システムの導入を検討している広島県廿日市市にお住まいの方、またはこれから移住を考えている方も多いのではないでしょうか。

太陽光発電は、クリーンなエネルギーを自宅で生み出せるだけでなく、余った電気を売ることで収入を得られる可能性もある、非常に魅力的な設備です。

しかし、その一方で、

「一体どれくらい発電できるの?」「初期費用が高いのでは?」「廿日市市で使える補助金はあるの?」

といった疑問や不安も尽きないのではないでしょうか。

本記事では、そんなあなたの疑問を解消すべく、2025年最新版として廿日市市で利用できる太陽光発電の補助金制度を徹底解説します。

さらに、太陽光発電の基本的な発電量から、導入前に知っておくべき注意点まで、専門的な視点で詳しく解説しますのでぜひご覧ください。

 

目次

1.太陽光発電の1日の発電量はどれくらい?

2.廿日市市で太陽光発電を導入するなら使いたい補助金

3.太陽光発電を導入する前に気をつけるべきこと

4.まとめ

 

 

1.太陽光発電の1日の発電量はどれくらい?

 

 

住宅に設置する太陽光発電は、システム容量1kWに対して1日の発電量は約2.7kWhと言われています。

住宅の太陽光発電のシステム容量は、3〜5kW程度なので1日の発電量の目安は約8.2〜13.7kWh(2.7kWh×3〜5kW)ほどになります。

ただし、これはあくまでも目安です。

日射量や季節、地域やソーラーパネルの設置向きなどによって発電量は増減します。

 

 

 

2.廿日市市で太陽光発電を導入するなら使いたい補助金

 

 

太陽光発電の導入における最大のハードルは、やはり初期費用です。

しかし、国や自治体は再生可能エネルギーの普及を促進するため、様々な補助金制度を用意しています。

廿日市市でも、市民の導入を後押しする手厚い補助金が利用できます。

 

 

令和7年度住宅用太陽光発電設備等導入促進補助金

令和7年度住宅用太陽光発電設備等導入促進補助金」は、2050年カーボンニュートラル実現に向けた再生可能エネルギーの導入促進・エネルギー費用を含む物価高騰への対策を目的とした制度です。

自宅に住宅用太陽光発電設備などを設置する廿日市市民に対して国の交付金を活用して予算の範囲内で補助金が交付されます。

補助額は補助対象経費に次の補助率を掛けた額もしくは上限額のうち、どちらか低い方の金額が交付されます。

 

 

受付期間は、令和7年6月13日〜令和7年11月28日までです。

ただし、この補助金は予算に上限があるため、予算額に達したら受付期間内でも受付が締め切られます。

補助金交付を受けたい方は、早めに申請を行うことをおすすめします。

 

 

 

3.太陽光発電を導入する前に気をつけるべきこと

補助金を活用できるなどメリットの大きい太陽光発電ですが、導入してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、事前に知っておくべき注意点も存在します。

 

 

太陽光発電パネルの設置に向いた家を建てる必要がある

太陽光発電は、どんな家にも同じように設置できるわけではありません。

最大のパフォーマンスを発揮するためには、いくつかの条件があります。

まず屋根を設置する方角は、真南向きが最も理想的です。

また、屋根の形状は、パネルを効率よく配置できる「片流れ屋根」や「切妻屋根」が向いています。

 

 

複雑な形状の屋根だと、設置できるパネルの枚数が限られたり、工事費用が割高になったりする場合があります。

次に、十分な発電量を得るためには、ある程度の屋根面積と強度が必要です。

太陽光パネルは1枚あたり約15kgあります。

パネルを大量に搭載すると数百kgの重量になるため、この重さに長期間耐えられるだけの構造的な強度の屋根にしなければなりません。

特に築年数が古い住宅の場合は、事前に専門家による強度診断が必要です。

さらに周辺環境や日射条件も考えなければなりません。

自宅の屋根が理想的な形状でも、南側に高いビルや山、大きな樹木などがあり、パネルに影がかかる時間が長いと、発電量は大幅に減少してしまいます。

土地選びや新築の設計段階から、将来にわたって日照が確保できるかを確認することが重要です。

 

 

初期費用やランニングコストがかかる

補助金があるとはいえ、導入にはまとまった費用が必要です。

また、設置後もコストがかかることを理解しておく必要があります。

2025年現在の家庭用太陽光発電の設置費用は、新築だと1kWあたり26万円前後、既存住宅で28万円が相場です。

例えば4.5kWのシステムを導入する場合、約110万円〜126万円が目安となります。

これに蓄電池を加えると、さらに高額になります。

廿日市市の補助金や国の補助金(子育てグリーン住宅支援事業など)を組み合わせることで、この負担をどれだけ軽減できるかがポイントです。

また4年に1回程度の定期点検が推奨されています。

1回あたりの定期点検には2万円程度が目安です。

故障を防ぎ、発電効率を維持するために必要な投資です。

太陽光パネルが作った直流電力を家庭で使える交流電力に変換するパワーコンディショナも寿命がきたら交換しなければなりません。

寿命は大体10〜15年と言われています。

交換には20万円程度の費用がかかります。

さらに、台風や落雷、飛来物によるパネルの破損などに備え、火災保険の補償内容を確認したり、別途保険に加入したりする必要もあります。

保険料の負担も考えなければなりません。

これらのコストと、電気代の削減額や売電収入を比較し、何年で初期投資を回収できるか(投資回収期間)をシミュレーションすることが不可欠です。

 

 

20〜30年後には寿命で廃棄の必要がある

太陽光発電は半永久的に使えるわけではなく、将来的な寿命とそれに伴う廃棄の問題も視野に入れておく必要があります。

設備の中心である太陽光パネルの寿命は、一般的に20〜30年と言われています。

多くのメーカーが25年以上の出力を保証していますが、経年劣化によって発電効率は少しずつ低下していくことを理解しておかなければなりません。

また、太陽光パネルが作った電気を家庭で使えるように変換するパワーコンディショナは、パネルよりも寿命が短く、10〜15年で交換時期を迎えます。

そのため、パネル自体の寿命が来るまでに、1〜2回の交換が必要になる計算です。

さらに、寿命を迎えた設備の処分も重要な課題です。

太陽光パネルには鉛やセレンといった有害物質が含まれている場合があるため、法律に則った適切な方法で処分しなければなりません。

その際の撤去・運搬・処分にかかる費用は以下の通りです。

 

 

例えば、太陽光パネルを20枚搭載(約5kW)だと17万円〜54万円の処分費用がかかります。

現在、使用済み太陽光パネルの不法投棄が社会問題となっており、将来的にはリサイクル費用をあらかじめ積み立てることが義務化される可能性も議論されています。

これは持続可能なエネルギー利用における重要な責務の1つです。

導入を検討する際には、設置業者が将来の撤去やリサイクルについてもきちんと相談に乗ってくれる業者かどうかを確認しておくことが、長期的な安心につながるでしょう。

 

 

 

4.まとめ

 

 

今回は、廿日市市で太陽光発電を導入する際に活用できる補助金制度と、事前に知っておくべきポイントを解説しました。

太陽光発電は、システムの容量や天候、季節によって発電量が変わりますが、平均的な家庭であれば日中の電力消費を十分に賄えるポテンシャルを持っています。

導入コストが懸念されがちですが、廿日市市では「住宅用太陽光発電設備等導入促進補助金」が用意されており、太陽光パネルで1kWあたり7万円、蓄電池で1kWhあたり5万円といった手厚い補助を受けられる可能性があります。

予算には限りがあるため、早めの申請が成功の鍵となります。

一方で、導入には屋根の方角や強度、日照条件といった住宅の適性が重要です。

また、初期費用だけでなく、定期的なメンテナンスや将来のパワコン交換、そして20〜30年後の廃棄費用まで見越した長期的な資金計画が不可欠です。

太陽光発電の導入は、高騰する電気代への対策や環境貢献など、多くのメリットをもたらす大きな決断です。

補助金制度を賢く利用し、メリットと注意点の両方を正しく理解した上で、あなたの暮らしに最適な選択をしてください。

まずは信頼できる専門業者に相談し、具体的なシミュレーションから始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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会社名:田中建設株式会社

部署名:経営企画部

執筆者名:大勢待 昌也

執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 

執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi