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2025年7月30日 / 家づくり

【2025年版】防犯対策に使える!廿日市市の補助金制度

防犯対策で使える!廿日市市の補助金制度

 

広島県廿日市市にお住まいの方、またこれから移住を考えている方で、「自宅の防犯対策を強化したいけれど、費用が心配」と感じていませんか?

空き巣や不審者など、日々のニュースで犯罪に関する報道を目にすると、自分や家族の安全が気になりますよね。

防犯カメラやセンサーライトなど、有効な対策はたくさんありますが、導入にはコストがかかるのが現実です。

しかし、諦める必要はありません。

実は、廿日市市には市民の安全な暮らしをサポートするための補助金制度があるのです。

本記事では、廿日市市が実施する「住宅用犯罪対策補助金」制度について解説します。

補助金の対象となる防犯設備のメリットや導入コストから、補助金以外に家を建てる際にできる防犯対策まで、専門的な視点で詳しくご紹介します。

 

目次

1.廿日市市の防犯対策に使える補助金

2.補助対象設備のそれぞれのメリットと導入コスト

3.その他家を建てるときにできる防犯対策

4.まとめ

 

 

1.廿日市市の防犯対策に使える補助金

廿日市市では、市民が安心して暮らせるまちづくりを推進するため、住宅の防犯性能を高めるための費用の一部を補助する制度を実施しています。

この貴重な制度を理解し、有効活用しましょう。

 

 

住宅用犯罪対策補助金

住宅用犯罪対策補助金は、廿日市市民の防犯意識の向上を図り、安全で安心なまちづくりを推進するため、自らが居住する住宅に新たに防犯対策を行う方に対して交付される補助金です。

補助金交付される補助対象設備には以下のようなものがあります。

 

● 屋外防犯カメラ(設置場所、撮影範囲は住宅敷地内に限る)

● モニター付きインターホン(録画機能付き)

● 人感センサーライト(設置場所は屋外に限る)

● 防犯フィルム・防犯ガラス

● 防犯性の高い錠への交換、補助錠の設置

● 防犯砂利

 

補助金額は設備購入及び設置費用の1/2、上限1万円まで交付されます。

1つの住宅につき申請は1回限りなので、複数設備での補助金を希望される方は1度にまとめて申請しましょう。

 

 

 

2.補助対象設備のそれぞれのメリットと導入コスト

この補助金制度で対象となる代表的な防犯設備について、それぞれの特徴と導入コストの目安を解説します。

ご自身の住まいの状況や予算に合わせて、最適な設備を選びましょう。

 

 

屋外防犯カメラ

 

防犯カメラ

 

犯罪者にとって、姿を記録されることは最大のリスクです。

防犯カメラの存在は「この家は防犯意識が高い」という強いメッセージとなり、侵入を未然に防ぐ非常に高い抑止効果があります。

万が一被害に遭った場合でも、犯人の特定につながる決定的な証拠映像を残すことができます。

最近では、スマートフォンと連携し、外出先からでもリアルタイムで映像を確認できるモデルが主流です。

導入にかかる費用の目安は、20〜35万円ほど。

高機能なモデルや複数台設置する場合は高額になりますが、補助金を活用すれば少し初期費用を抑えられます。

 

 

モニターつきインターフォン

 

 モニター付きインターホン

 

訪問者の顔を室内モニターで確認してから応対できるため、不審者を安易にドア先まで招き入れるリスクを減らせます。

特に、悪質な訪問販売や宗教勧誘などを玄関先で断る際に有効です。

録画機能付きのモデルを選べば、留守中の訪問者を記録できるため、空き巣の下見などをチェックする手がかりにもなります。

導入にかかる費用の目安は、本体価格が5,000〜10万円。

設置費用は、配線工事が不要なら5,000〜2万円、配線工事が必要なら1.5万円〜3万円ほどです。

 

 

屋外人感センサーライト

 

 人感センサーライト

 

夜間、人の動きを感知して自動で点灯するライトです。

暗がりに潜む侵入者に突然光を浴びせることで驚かせ、犯行を断念させる効果が期待できます。

防犯カメラと併用すれば、夜間でも鮮明な映像を記録する助けになります。

また、帰宅時に玄関先を明るく照らしてくれるなど、日常生活での利便性も高いのが魅力です。

導入にかかる費用の目安は、本体費用は大体2,000〜2万円。

取り付けには5,000〜1万円ほどかかります。

比較的安価で導入しやすく、防犯対策の第一歩としておすすめです。

電源不要のソーラータイプなら、さらに手軽に設置できます。

 

 

防犯フィルム・防犯ガラス

 

防犯ガラス

 

空き巣の侵入経路で最も多いのが「窓」からの侵入です。

防犯フィルムや防犯ガラスは、ガラスを破壊しようとしても、貫通するまでに時間がかかるように設計されています。

侵入に5分以上かかると、約7割の空き巣は犯行を諦めると言われており、侵入を遅らせることが非常に重要です。

また、台風や地震などの災害時にガラスが飛散するのを防ぐ効果もあります。

導入にかかる費用の目安は、防犯フィルムのサイズによって異なりますが、大体1.6万円〜3.4万円。

防犯ガラスへの交換もガラスのサイズによって異なります。

大体3万円〜7万円ほどが費用相場です。

特に侵入されやすい1階のリビングや死角になる窓への設置が効果的です。

 

 

防犯性の高い鍵への交換、補助錠の設置

 

補助錠

 

ピッキングやサムターン回しといった不正開錠に強い、CPマーク(防犯性能の高い建物部品の目印)付きのディンプルキーなどに交換することで、玄関からの侵入リスクを大幅に低減できます。

さらに、既存の鍵に加えて補助錠を取り付ける「ワンドア・ツーロック」は、侵入にかかる時間を倍増させ、犯行を諦めさせるのに極めて効果的です。

防犯性の高いディンプルキーに交換した場合、本体価格が大体1.6〜2.7万円ほど。

施工費は1万円ほどかかります。

スマートロックやリモコンキーを取り付ける場合、6〜20万円ほどの費用相場になります。

高額ですが、防犯性も高いのでセキュリティを高めたい方にはおすすめです。

補助錠の設置には、大体4万円ほど の費用がかかります。

玄関は家の最も重要な出入り口です。

補助金を使って、最新の防犯性の高い鍵にアップグレードしましょう。

 

 

防犯砂利

 

防犯砂利

 

家の周りや窓の下などに敷き詰める砂利で、上を歩くと「ジャリジャリ」と75デシベル以上(掃除機やセミの鳴き声に相当)の大きな音が出ます。

音を立てずに侵入したい犯罪者にとっては非常に嫌な存在です。

比較的安価で、ホームセンターなどで購入して自分で敷くことも可能です。

防犯砂利は30㎡(厚さ3cm)の範囲に敷いた場合、4〜9万円円が費用相場です。

購入する砂利によって金額が変わってきます。

補助金の対象となるかは、購入・設置の形態によりますので、事前に市へ確認しましょう。

建物の死角になりやすい場所に敷くだけでも、大きな防犯効果が期待できます。

 

 

 

3.その他家を建てるときにできる防犯対策

補助金制度の活用と合わせて、特にこれから家を建てる方やリフォームを検討している方に知っておいてほしい、より根本的な防犯対策をご紹介します。

 

 

防犯統計などを参考に安全な土地を選ぶ

 

 

すべての防犯対策の基礎となるのが「立地」です。

家を建てる土地を選ぶ段階で、防犯の視点を持つことが重要です。

まずは公的データの活用です。

広島県警察がホームページで公開している「犯罪発生マップ」などを確認し、検討しているエリアの犯罪発生状況を把握しましょう。

次に現地での確認も大切です。

日中だけでなく、夜間にも現地を訪れることをおすすめします。

街灯の数や明るさ、人通りの多さ、周辺の建物の状況(空き家や見通しの悪い公園などがないか)を自分の目で確かめましょう。

土地を選ぶ際は、見通しの良い立地を選ぶことも重要です。

道路から玄関や窓が見通せるオープンな外構は、一見プライバシーが心配に思えますが、犯罪者が隠れる場所がなく、周囲の目も届きやすいため防犯性は高まります。

 

 

スマート家電の活用

近年のテクノロジーの進化は、防犯対策にも大きな変革をもたらしています。

スマート家電を導入することで、より高度で便利な防犯システムを構築できます。

例えば、スマートロックの導入。スマートフォンで玄関の鍵を施解錠できます。

外出先から施錠状態を確認したり、万が一閉め忘れても遠隔でロックしたりすることが可能です。

期間限定の合鍵(デジタルキー)を発行できるため、鍵の紛失リスクもありません。

他にもスマート照明やスマートカーテン旅行などで長期間家を空ける際に、タイマー機能で照明を点けたり、カーテンを開閉したりすることで、在宅を装うことができます。

これは、留守を狙う空き巣に対して非常に有効な対策です。

他にもネットワークカメラの導入もおすすめです。

補助金対象の防犯カメラと同様に、スマホで家の内外を確認できます。

ペットの見守り用として普及していますが、室内に設置することで侵入者を検知し、スマホに通知を送る機能を備えたモデルもあります。

 

 

ホームセキュリティの利用

最高の安心感を求めるなら、専門警備会社によるホームセキュリティの導入が最も確実な選択肢です。

SECOMやALSOKといった警備会社なら、24時間365日の監視体制でセンサーやカメラを通じて住まいを常時監視してくれます。

侵入や火災などの異常を検知すると、瞬時に警備会社の指令センターに通報され、最寄りの待機所からプロの警備員が駆けつける「異常時の駆けつけサービス」もおすすめです。

警察や消防への通報も迅速に行ってくれます。

ホームセキュリティの導入は、初期費用に30〜40万円、月額料金として4,000円~10,000円程度が費用相場になります。

ただし、ホームセキュリティをレンタルするか買い上げるかなど、プランによって初期費用・月額料金が大きく異なるため、 警備会社のホームページを確認しましょう。

補助金の対象にはなりませんが、プロに守られているという安心感が得られる点は非常に大きなメリットです。

 

 

 

4.まとめ

今回は、廿日市市の「住宅用犯罪対策補助金」制度を中心に、住まいの安全を守るための具体的な方法を解説しました。

この制度は、防犯カメラやモニターつきインターフォンといった効果的な設備の設置費用を最大1万円まで補助するもので、賢く活用すれば低コストで自宅の安全性を高めることが可能です。

ただし、申請は必ず工事の着手前に行う必要があり、市の予算にも限りがあるため、検討している方は早めに行動しましょう。

また、1つの設備に頼るだけでなく、土地選びの段階から防犯を意識したり、スマート家電やホームセキュリティを導入したりと、複数の対策を組み合わせる「多重防犯」の考え方が極めて重要です。

あなたと大切な家族が心から安らげる住まいを守るため、防犯対策は「何かあってから」では手遅れです。 廿日市市が提供する制度を利用して、住まいの防犯性を高めるのはいかがでしょうか。

 

 

 

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会社名:田中建設株式会社

部署名:経営企画部

執筆者名:大勢待 昌也

執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 

執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi