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2025年11月4日 / 暮らし・育児

パパママ必見!下関市で子育てするなら知っておきたい支援制度・サポート体制

 

子育てをする場所選びは、パパママにとって最も重要な決断の一つですよね。

特に、初めての子育てとなると、「どんなサポートがあるの?」「安心して暮らせる環境なの?」といった不安は尽きません。

この記事では、そんな子育て世代の不安を解消し、下関市での新生活を後押しするために、下関市が提供する手厚い子育て支援制度とサポート体制を徹底的に解説します。

妊娠期から出産、子育て、そして住まいに関する経済的なサポートまで、下関市がどのように「今」と「未来」の子育てを支えているのか、具体的な制度やサービスを深掘りしていきます。

ぜひ最後までお読みいただき、あなたの下関市での子育て計画にお役立てください。

 

目次

1.今と未来をつむぐ下関市の子育て支援

2.妊娠期から子育て期を切れ目なくサポート

3.安心・充実の子育て環境・サービス

4.あると嬉しい経済的なサポート

5.家を建てたいパパママに向けたサポート

6.まとめ

 

 

1.今と未来をつむぐ下関市の子育て支援

 

 

下関市は「For Kids For Future ~今と未来をつむぐ子育て支援~」をスローガンに、子どもの「今」と「未来」を支える施策を市を挙げて強力に推進しています。

この支援は、主に3つの分野で構成されています。

 

● 妊娠期から切れ目のない安心サポート

● 家計を強力に助ける経済的サポート

● 子どもの夢を育む教育サポート

 

こども家庭センターが窓口となり、あらゆる子育ての悩みに対応する相談体制を構築し、地域での見守りや、保育所を利用しない家庭も利用できるこども誰でも通園制度 (New‼) など、多様なニーズに応じた支援を提供します。

また、高校卒業までの医療費(令和7年12月から)と、市立小中学校の学校給食費(令和7年度2学期以降)を完全無償化し、第二子以降の保育料も所得制限なしで無償化します。

さらに1・2歳児子育て応援給付金を支給し、子育て世帯の経済的負担を大幅に軽減します。

不登校生徒の居場所拡充や学校環境の整備に加え、郷土を学ぶ事業や地元企業を体験するしごとの魅力発信事業などを通じ、未来のキャリア形成も支援します。

下関市は、これらの手厚い支援により、子育て世代にとって「住みやすく、育てやすい街」の実現を目指しています。

 

 

 

2.妊娠期から子育て期を切れ目なくサポート

 

 

下関市が最も重視する子育て支援の基本理念の一つが、「切れ目のない支援」です。

特に出産・育児の初期段階で感じる不安や戸惑いを解消するため、お子さんが生まれる前、つまり妊娠期から、手厚いサポート体制を構築しています。

母子の健康と、家庭の状況に合わせたきめ細やかなサポートを、必要な時に提供できるように設計されています。

 

 

下関市妊娠出産子育て支援

下関市は、令和7年4月1日より「妊婦等包括相談支援事業」と「妊婦のための支援給付」を組み合わせた新制度を開始し、妊娠期から子育て期まで一貫した伴走型相談支援と経済的支援を一体的に提供しています。

この伴走型相談支援では、保健センターで保健師等が妊婦さんと面談し、母子健康手帳の交付時や妊娠8か月頃、さらには出産後の赤ちゃん訪問時に至るまで、切れ目なく子育ての不安や体調の相談に応じ、必要なサービスにつなげます。

 

経済的な支援としては、「出産応援ギフト支給金」(妊娠1回につき5万円)と「子育て応援ギフト支給金」(妊娠していた子どもの人数1人につき5万円)を支給し、産前産後の心身の負担を軽減します。

例えば、双子の場合は合計15万円が支給されます。

これらの給付金は非課税で、流産・死産等された場合も対象となるなど、手厚い配慮がされています。

この制度により、下関市は、すべての妊産婦さんが安心して出産・子育てができる環境を整えています。

 

 

こども家庭センター

下関市のこども家庭センターは、子育て家庭が抱えるあらゆる問題に対応する総合相談窓口であり、支援体制の中心的な役割を担っています。

このセンターの大きな特徴は、従来の「児童福祉」(子どもの健やかな成長を支える)と「母子保健」(妊産婦と乳幼児の健康を支える)の機能が一体となっている点です。

妊娠や出産に関することから、子育て全般の悩み、さらには虐待や貧困、家族のケアを担うヤングケアラーに関する問題まで、幅広い相談や情報を受け付けています。

専門の相談員が、妊産婦の方や子どもとその家庭が安心した生活を継続できるよう、それぞれの状況や意見、希望を丁寧に聞き取り、一緒に考えます。

相談内容に応じて、センター以外のさまざまな関係機関や制度、支援と切れ目なくつなげることで、地域全体で子育てを支える体制を構築しています。

「どこに相談したらいいかわからない」といった時でも、まずここへ相談すれば必要なサポートにたどり着ける、心強い存在です。

 

 

子育て支援センター

下関市における地域の子育て支援の拠点となるのが子育て支援センターです。

ここは、子育て中のお父さんやお母さんだけでなく、妊婦さん、そしてお孫さんのお世話をされているおじいさんやおばあさんまで、誰もが気軽に利用できる交流の場です。

センター内では、いろいろな遊具やおもちゃを使って、お子さんが自由に遊びを楽しめます。

保護者の方は、他のお父さんやお母さんと気軽におしゃべりをしてリフレッシュしたり、情報交換をしたりと、くつろぎの時間を過ごせる場となっています。

また、サークル活動の情報などを共有する「みんなの掲示板」や、子育てに関する情報紙、資料なども置かれており、必要な情報収集の場としても活用できます。

子育ての不安を和らげ、親子が安心して過ごせる「地域のセーフティネット」のような存在です。

 

 

ふくふく母子モ

ふくふく母子モ』は、下関市が妊娠・出産・子育てまでを切れ目なくサポートするために、令和5年11月から提供している母子手帳アプリです。

スマートフォンやタブレット端末、パソコンに対応しており、忙しいパパママにとって非常に便利なデジタルツールです。

このアプリの最大の魅力は、妊産婦と子どもの健康データの記録・管理や、複雑になりがちな予防接種のスケジュール管理が手軽にできる点です。

また、子育てに関する必要な情報がまとめて入手できる機能も充実しており、デジタルで日々の育児をサポートしてくれます。

なお、このアプリは紙の母子健康手帳の補完的な位置づけであるため、健診や予防接種の際には必ず紙の母子健康手帳を持参してください。

 

 

 

3.安心・充実の子育て環境・サービス

 

 

下関市は、経済的な支援だけでなく、日々の暮らしの中での「安心」と子育ての「ゆとり」を確保するための環境づくりに力を入れています。

特に、働くパパママや、緊急時の対応に不安を感じる家庭のために、柔軟な預かりサービスや専門性の高い移動サポートを充実させています。

ここでは、下関市が提供する、子育て世代の生活の質を向上させるための具体的なサービスをご紹介します。

 

 

ベビタク

下関市が提供する『しもまちBabyタクシー』(愛称:ベビタク)は、下関市に住民票を持つ妊婦さん・産婦さんの出産や妊婦健診時の移動を支援する専用のタクシーアプリサービスです。

このサービスの最大の特長は、無料クーポンの提供です。

母子健康手帳の交付時に発行されるエントリーコードをアプリに登録することで、自宅と医療機関等との移動に使える片道4回分の無料クーポンを受け取ることができます。

アプリには、1週間前からの日時指定が可能な事前予約機能に加え、陣痛時のために24時間配車にも対応しています。

車両にはマタニティセットを完備し、助産師研修を受けた認定ドライバーが安全・安心に送迎します。

ベビタクは、いざという時の妊婦さんの移動の不安を解消する、下関市の心強いサポート体制の一つです。

 

 

子ども誰でも通園制度

『子ども誰でも通園制度』は、保育所等を利用していない0歳6ヵ月~満3歳未満のお子さんが対象の新しい通園制度です。

これは、すべての子育て家庭に「月10時間の枠内」で柔軟な預かりサービスを提供し、保護者のリフレッシュや孤立防止を目的としています。

下関市では、令和7年度に試行実施し、令和8年度からの本格実施を目指しており、多様な子育てニーズに応える重要な一歩となります。

 

 

 

4.あると嬉しい経済的なサポート

 

 

子育ては、教育費、食費、医療費など、多くの経済的な負担を伴います。

下関市は、この家計負担を直接的かつ大胆に軽減するための支援策を多数展開しており、これが子育て世代にとって下関市を選ぶ大きな理由の一つとなっています。

特に、「完全無償化」をキーワードに、日常的な出費や急な出費に対する支援を大幅に拡充しています。

ここでは、あると本当に嬉しい、下関市独自の経済的なサポートをご紹介します。

 

 

学校給食費の無償化

下関市は、子育て世帯の経済的負担を大幅に軽減するため、市立小中学校の学校給食費を無償化します。

この無償化は令和7年度の2学期から適用され、下関市内の市立小中学校に通うすべての子どもの給食費が公費で賄われます。

この支援にはボートレース未来基金が活用され、地域全体で子どもの成長を支える強い意志が示されています。

無償化により、保護者の金銭的な心配がなくなり、子どもたちは栄養バランスの取れた給食を安心して享受できる環境が整います。

 

 

高校卒業まで医療費無償化

下関市は、子育て世帯の医療費負担を完全に無くします。

令和7年12月1日から、高校生年代まで全てのこどもの医療費(医療保険適用の自己負担分)を完全無償化します。

この無償化の対象は、下関市に住民票があり、健康保険に加入している18歳到達後の年度末までの方です。

従来の小学生・中学生に加え、高校生年代の通院費も助成対象となり、入院だけでなく通院も全額助成されます。

なお、助成を受けるには、医療機関で費用を支払った後に、市役所で払い戻しを申請する手続きが必要です。

これにより、急な病気や怪我の際も、経済的な心配なく必要な医療を受けさせられる、安心の体制が整います。

 

 

1.2歳児子育て応援給付金

下関市は、低年齢期の子育て世帯を支援するため、本市独自の経済的支援として『1.2歳児子育て応援給付金』を支給します。

対象は、令和4年4月1日から令和6年3月31日生まれの1・2歳児を養育する方で、令和7年7月1日時点で下関市に住所を有する世帯が対象です(令和7年度限定)。

支給額は、子ども1人あたり一律5万円です。

児童手当を受給している世帯は原則申請不要で10月3日に支給されます。

それ以外の公務員の方などは申請が必要となり、申請受付期限は令和7年11月28日です。

この給付金は、子育てで出費が多い時期の家計を直接応援する、大変ありがたい支援策です。

 

 

第二子以降保育料無償化

下関市は、多子世帯の子育てを支援するため、令和6年4月より第二子以降の保育料を無償化しています。

この支援は、従来の国の基準とは異なり、同時利用や子どもの年齢に関係なく適用されるのが大きな特徴です。

生計を同一にする子どものうち、最年長者を第一子とカウントし、第二子以降の保育料が完全無償となります。

これにより、認可保育園や認定こども園、幼稚園などの利用に係る費用負担が大幅に軽減されます。

認可保育施設を利用する場合は申請不要で自動的に無償化されます。

この市独自の取り組みは、子育て世帯の経済的な心配をなくし、安心して出産・子育てができる環境を整えます。

 

 

 

5.家を建てたいパパママに向けたサポート

 

 

子育てと同時に「マイホーム」の夢を考えるパパママに対し、下関市は住居に関する経済的支援も手厚く用意しています。

これは、若い世代の定住を促進し、子育てしやすい環境を長期的に維持するための重要な施策です。

ここでは、下関市への定住や新生活を強力に後押しする、住まいに関するサポート制度をご紹介します。

 

 

下関市結婚新生活支援補助金

下関市は、新婚世帯の新しい生活の初期費用を応援するため、『結婚新生活支援補助金』を支給します。

この補助金は抽選制で、当選した夫婦にのみ交付されます。

夫婦ともに39歳以下で、世帯所得などの要件を満たした方が対象です。

支援内容は、住居取得費用、賃借費用、引越費用、リフォーム費用の一部助成で、夫婦ともに29歳以下なら最大60万円、その他の場合は最大30万円が支給されます。

エントリー期間は定められており(例:令和7年8月1日~10月31日)、当選すれば、新生活で発生する大きな出費の負担を大きく軽減できます。

 

 

下関市暮らしサポート補助金(移住者向け)

下関市は、市外からの若者・子育て世帯の移住を促進するため、『下関市暮らしサポート補助金』を提供します。

これは、移住相談窓口などを通じてUIJターンした世帯に対し、最長2年間の家賃の一部を助成する制度です。

補助の対象は「世帯主が39歳以下の世帯」または「中学生以下の子どもがいる世帯」です。

特に子育て世帯は手厚く、月額家賃の1/2を対象に上限2万円(若者世帯は上限1万円)が支給されます。

申請には転入後6カ月以内などの要件がありますが、移住後の住居費の負担を大きく軽減し、下関での新生活を後押しします。

 

 

 

6.まとめ

下関市は「For Kids For Future ~今と未来をつむぐ子育て支援~」を掲げ、子育て世代への手厚い総合サポートを構築しています。

特に、高校卒業までの医療費無償化や学校給食費の完全無償化、第二子以降の保育料無償化(所得制限なし)といった大胆な経済支援が大きな魅力です。

また、こども家庭センターによる妊娠期からの切れ目ない相談体制、ベビタクや子ども誰でも通園制度などの利便性の高いサービス、そして結婚・移住者向け補助金による住まいへの支援も充実しています。

下関市は、経済的な安心と手厚いサポートにより、「住みやすく、子育てしやすい街」を実現しています。

 

 

 

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会社名:田中建設株式会社

部署名:経営企画部

執筆者名:大勢待 昌也

執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 

執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi