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2022年11月26日 / 家づくり

分譲住宅とは?言葉の意味やメリット・デメリットをわかりやすく解説

住宅市場では、「分譲住宅」という言葉が広く使用されています。

不動産ポータルサイトや折込チラシなどでも頻繁に見かける言葉ですが、その意味について、しっかり理解できている人はそれほど多くありません。

そこで本記事では、分譲住宅という言葉の意味や、メリット・デメリット、建売住宅との違いなどを詳しく解説します。

分譲住宅について深く理解し、今後の住宅購入にお役立てください。

 

目次

1. 分譲住宅とは

2. 分譲住宅の特徴

3. 分譲住宅と建売住宅の違いは

4. 分譲住宅のメリット

5. 分譲住宅のデメリット

6. 分譲住宅はこんな人におすすめ

7. 分譲住宅を選ぶ際の注意点

8. 山口県のコンパクトな街づくり

9. まとめ

 

 

 

1.分譲住宅とは

分譲住宅とは、分譲地に建てられた住宅のことです。

そもそも分譲とは、「分譲譲渡」の略語で、広い土地や集合住宅などをいくつかに分割して譲渡(販売)することを指します。

そのため、分譲住宅は「土地付き一戸建て」を指す場合が一般的です。

 

 

2.分譲住宅の特徴

ここからは、分譲住宅の特徴をさらに詳しく解説します。

 

土地と建物をセットで販売する

分譲住宅は広い土地を分割し、それぞれの土地に1戸ずつ建物が付属します。

そのため、分譲住宅は、基本的に「建物」と「土地」をセットで販売します。

広い土地をいくつかの区画に分けたあと、それぞれの土地に住宅を建てて、番号を付けて売り出す形式が一般的です。

 

同じ外観の住宅が複数並んでいる

一般的に、同じ分譲地内に建てられた住宅は、外観のデザインが統一されています。

分譲地があるエリアの雰囲気や、ターゲット層に合わせたコンセプトを持ってつくられるため、外観や間取りがある程度規格化されているのです。

大規模な分譲地では100軒以上の家が並び、1つの街のように感じられることもあります。

 

 

3.分譲住宅と建売住宅の違いは

「分譲住宅」と「建売住宅」は同じものとして扱われる場合もありますが、厳密な定義は異なります。

分譲住宅は、分譲地を複数の土地に分けて、同じ規格の複数の建物を建てたものです。

一方、建売住宅は、1つの土地に対して1つの住宅を建設します。

どちらも土地と建物をセットで販売する点は同じですが、「土地を分割して販売しているか」という点が大きな違いです。

ただし、なかには分譲地に建売住宅が建てられることもあり、実際にはあまり明確に区別されないことも多々あります。

 

 

4.分譲住宅のメリット

ここからは、分譲住宅を購入するメリットを解説します。

 

費用を抑えられる

分譲地では、ハウスメーカーが広い土地をまとめて買い上げ、複数の建物を一度に建設します。

建設資材も大量に仕入れることになるため、1軒あたりの建設コストを抑えられる点がメリットです。

建設コストは販売価格にも反映されるので、住宅購入費用を抑えたい人におすすめできます。

分譲住宅なら、グレードの高い仕様を、通常よりも安く取り入れることも十分可能でしょう。

また、販売価格が決まっているため、予算を組みやすい点もメリットです。

 

入居までの予定を立てやすい

完成済みの家を購入するため、スピーディな入居を実現できます。

引っ越し期日が決まっている人や、なるべく引っ越しを急ぎたい人におすすめです。

住宅がすでに完成しているため、引っ越しの予定も立てやすいというメリットもあります。

 

事前に実物を確かめられる

すでに完成した住宅を販売しているため、実物を事前に確認できる点もメリットです。

周辺の街並みとの調和も含めて、住宅の外観を細かくチェックできます。

また、ハウスメーカーがモデルハウスを用意している場合も多く、間取りや設備の使い勝手などを確認してから購入を決められます。

実物を見学することで、新居での生活をより具体的にイメージできるでしょう。

 

将来的に売却しやすい

施主の理想を追求する「注文住宅」とは異なり、分譲住宅は不特定多数へ向けて作られたものです。

そのため、ある程度のコンセプトを守りつつも、幅広い層に受け入れられる間取りやデザインを採用しています。

良い意味で癖がなく万人受けする住宅なので、もしも将来的に家を手放すことになった場合も、スムーズに買い手が見つかるでしょう。

 

街並みに統一感がある

大型分譲地は「街づくり」の一環として開発されることも多く、公共施設や商業施設を含めて、1つの街が形成されている事例も少なくありません。

住宅だけでなく、歩道や街灯など、街全体を計画的に開発していくため、街並みに自然と統一感が生まれます。

「家」だけでなく「街」のコンセプトで分譲住宅を選べば、美しく整備された街並みも含めて、我が家に対する愛着がさらに深まるでしょう。

 

 

5.分譲住宅のデメリット

分譲地にはさまざまなメリットがある反面、いくつかのデメリットもあります。

ここからは、分譲住宅を購入するデメリットを解説します。

 

間取りやデザインを選べない

規格化された住宅のうちの1戸を購入するため、間取りやデザインはあらかじめ定められています。

また、周囲にも同じような外観の家が立ち並んでいるので、オリジナリティを重視する人には不向きです。

 

施工会社が決まっている

分譲住宅は施工会社が決まっており、自分で選ぶことはできません。

施工過程もチェックできないため、実績や評判を加味して、信頼できる施工会社か確認する必要があります。

 

新築ではない場合もある

分譲住宅は購入者を待たずに、あらかじめ建てた家を売る、という形式の販売方法を取ります。

そのためすべての住宅に購入者が現れるとは限らず、なかには何年も売れ残ってしまう区画もあります。

自分が購入した住宅が新築とは限らないため、築年数が気になる場合はあらかじめ確認しておきましょう。

 

 

6.分譲住宅はこんな人におすすめ

分譲住宅は、以下のような人におすすめです。

・住宅購入費をできるだけ抑えたい

・できるだけ早く入居したい

・転勤などで引っ越し期日が決まっている

・間取りや外観のデザイン選びに手間をかけたくない

・住宅の実物を見てから決めたい

・間取りや動線を事前に確認したい

・計画的に整備された街に住みたい

・「コンセプトのある街」に惹かれる

 

 

7.分譲住宅を選ぶ際の注意点

ここからは、分譲住宅を選ぶ際の注意点を解説します。

 

間取りのデザインや使い勝手

分譲住宅は、間取りやデザインがある程度規格化されています。

「自分たちの暮らしに合わせて間取りをカスタマイズする」ということが難しいため、新居での暮らしやライフプランをイメージして、住み心地をしっかり検討しておきましょう。

分譲住宅の間取りをチェックする際は、以下の点に気をつけることをおすすめします。

・リビングの広さ

・キッチンの動線

・洗濯機置場からベランダまでの動線

・収納の数や位置

・ベランダの日当たり

・子ども部屋の位置

 

アフターサービスの有無

ピカピカだった我が家も、長く住み続けているとあちこちに不具合が出てくるものです。

とくに、雨風に晒される外壁や屋根、キッチンやお風呂などの水回りは、築年数とともに劣化症状が表れはじめます。

施工会社の情報を確認する際は、住み始めてからのアフターサービスもチェックするとよいでしょう。

 

周辺環境

「住みやすさ」は家そのものだけでなく、周辺環境によっても左右されるものです。

住まい選びでは、駅からのアクセスや、病院・学校・商業施設など、周辺の環境についてもしっかりとチェックしておきましょう。

 

 

 

8.山口県のコンパクトな街づくり

山口県では、自治体をあげて、住宅や福祉・商業施設などを一定の区画に集約する「コンパクトな街づくり」を推進しています。

平成25年には「コンパクトなまりづくりモデル事業」が創設され、柳井市・山陽小野田市・光市の3つの自治体がモデル地区に決定されました。

各地区において、それぞれのエリアの特性を踏まえた街づくりが進められています。

また、近年は下関市や山口市などの人気エリアに分譲地が次々と開発され、100区画以上の大型分譲地も登場しています。

 

9.まとめ

分譲住宅とは、広い土地をいくつかに分割した「分譲地」に建てられた住宅のことです。

分譲住宅には、住宅購入費を抑えられる、あらかじめ実物を確認できるなど、さまざまなメリットがあります。

一方で、外観や間取りが規格化されているため、オリジナリティを重視したい人にはあまりおすすめできません。

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会社名:田中建設株式会社

部署名:経営企画部

執筆者名:大勢待 昌也

執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 

執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi