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2026年4月17日 / 暮らし・育児
【呉市】ハザードマップで見る災害リスク|家づくり前に確認すべきポイント

呉市で新築を検討している方の中には、土地の安全性や災害リスクに不安を感じる方は少なくありません。
そこで、周辺の災害リスクを知るために活用したいのがハザードマップです。
今回は、過去の災害事例とあわせて、ハザードマップの見方や活用ポイントを分かりやすく解説します。
自分の身は自分で守る意識を持ち、積極的に情報を入手しましょう。
目次
1.呉市で過去にあった自然災害

呉市は海と山に囲まれた地形のため、豪雨による土砂災害や地震など、さまざまな自然災害の影響を受けてきた地域です。
過去の災害事例を知ることは、現在のリスクを正しく理解するうえで、重要な手がかりになります。
最初に、呉市で発生した代表的な災害について解説します。
平成30年7月豪雨災害
平成30年7月豪雨災害は、呉市に甚大な被害をもたらした大規模な水害・土砂災害です。
2018年7月5日~8日までの記録的な集中豪雨により、市内各地で土砂崩れや河川の氾濫が発生しました。
山間部や傾斜地が多い呉市では、土砂災害が連鎖的に発生し、多くの住宅が被害を受けたほか、道路の寸断やライフラインの停止など、生活基盤にも深刻な影響が及びました。
また、一部地域では長期間にわたり断水が続き、日常生活の復旧にも時間がかかっています。
交通被害に関しては、呉市と広島市を結ぶ広島呉道路や、東広島市とを結び山陽自動車道へ直結する東広島・呉自動車道など、呉市と周辺市町を結ぶ幹線道路や市内の各地区を結ぶ国道・県道の多くが土石流や斜面の崩壊、倒木によって通行不能になりました。
呉市と広島市を結び市域を東西に貫くJR呉線においても、豪雨による線路冠水や線路への土砂流入などが発生したため、7月6日(金)から全線運休になり全線で運転が再開されるまでに約5ヶ月の期間がかかっています。
この災害から、地形条件に応じたリスクの把握や、事前の避難行動の重要性が強く認識されています。
家づくりにおいても、土砂災害警戒区域や浸水想定区域の確認を行い、安全性を十分に考慮した土地選びが求められます。
平成13年芸予地震
平成13年芸予地震は、2001年3月24日に発生したマグニチュード6.7の地震により、呉市を含む広島県南部に大きな被害をもたらしました。
震源が比較的浅かったことから揺れが強く、呉市では建物の損壊や屋根瓦の落下、ブロック塀の倒壊などが各地で確認されています。
また、斜面地では地盤の緩みや小規模な土砂崩れも発生し、地形条件による被害の差が顕著に現れました。
人的被害は死者1名、重傷者33名でした。
家屋被害は、全壊40戸、半壊242戸、一部損壊28240戸の被害をもたらしています。
公共土木施設関係では593箇所、概算被害額2,774百万円の多大な損失もありました。
今回の地震では、民間宅地での擁壁被害が多発したことにより、特に山腹まで擁壁を積み上げた宅地が発達し震源に近い呉市に被害が集中しています。
被災戸数では、全壊家屋の87%の35戸が呉市で発生しています。
この地震を通じて、耐震性の確保や地盤の安全性の重要性が改めて認識されています。
建物の耐震性能だけでなく、土地の地盤状況や周辺環境を事前に確認することが重要です。
2.呉市WEBハザードマップ

災害リスクを具体的に把握するためには、ハザードマップの活用が欠かせません。
呉市ではWEB上で確認できるハザードマップが公開されており、誰でも簡単に地域ごとの危険性を調べることが可能です。
ここでは、その内容や活用方法について解説します。
呉市WEBハザードマップでわかること
呉市WEBハザードマップでは、災害リスクを地図上で視覚的に確認できるのが大きな特徴です。
具体的には、土砂災害警戒区域や特別警戒区域、洪水による浸水想定区域、高潮や津波の浸水範囲などを重ねて表示することができます。
自宅や検討中の土地の位置を入力することで、その場所がどのようなリスクを抱えているのかを個別に把握することも可能です。
さらに、避難所の位置や避難経路も確認できるため、災害時の行動計画を事前に立てる際にも役立ちます。
普段から自宅や学校、通勤・通学路にどんな災害リスクがあるか確認しましょう。
「自らの命は自らが守る」意識を持ち、家庭や地域、そして学校や職場で活用することをおすすめします。
家を立てる際には、こうした情報を活用し、安全性を踏まえた土地選びを行うことが大切です。
▼詳細な情報は、広島県のポータルサイトで確認できます。
土砂災害リスクを「キキミルAR」でもチェック
「キキミルAR」は、スマートフォンを活用して土砂災害のリスクを現地で直感的に確認できるツールです。
従来の地図では、地図やGISに馴染みのない住民や子供にとって、操作性に課題があり、災害リスクを自分事として捉えにくい側面がありました。
「キキミルAR」は専用アプリを起動し、カメラを周囲の風景にかざすことで、実際の地形に重ねて土砂災害警戒区域や特別警戒区域などの情報が表示されます。
これにより、地図だけでは把握しづらい斜面の位置や高低差、危険箇所との距離感をその場で視覚的に理解することが可能です。
災害時にどの方向へ避難すべきかといった判断にも役立ち、具体的な行動イメージを持つことができるでしょう。
初めて土地を購入する方にとって、安全そうに見える土地に潜むリスクに気づける点が大きなメリットです。
新築を検討する際には、候補地に足を運び、このようなツールを活用して周辺環境のリスクを確認することがポイントです。
ハザードマップと併用することで、より精度の高い安全確認ができ、安心して暮らせる住まい選びにつながります。
3.呉市で家を建てる前にハザードマップをチェック!

住む予定の場所がどんな災害に遭う可能性があるか、どの程度の被害を受けるかがわかっていれば、事前の対策や、災害が迫ってきている際に避難することで、被害を最低限に抑えることも可能になります。
呉市で家を建てる際は、事前にハザードマップを確認しましょう。
呉市は山と海に囲まれた地形のため、土砂災害や浸水、高潮など複数の災害リスクが存在します。
同じ市内でも立地によってリスクの程度は大きく異なるため、土地選びの段階で正確に把握しておく必要があります。
具体的には、呉市WEBハザードマップで住所検索を行い、土砂災害警戒区域や浸水想定区域に該当していないかを確認します。
該当する場合は対策やリスクの許容度を検討することが大切です。
次に、周辺エリアも含めて確認し、近隣に危険箇所がないかも把握すると安心です。
避難所の位置や避難経路も確認しておくことで、万が一の際にスムーズに行動できます。
ハザードマップは参考資料だけではなく、安全な暮らしを実現するための重要な判断材料です。
安心して長く住める住まいを実現するためにも、必ずチェックしておきましょう。
4.まとめ|ハザードマップを活用して納得の家づくりを
呉市で安心して暮らせる住まいを実現するためには、ハザードマップを活用した事前確認が欠かせません。
過去の災害事例からも分かるように、同じ地域内でも立地条件によって被害の程度が大きく異なります。
そのため、土地選びの段階で土砂災害や浸水のリスクを把握し、自分や家族にとって許容できる範囲かを見極めることが大切です。
また、WEBハザードマップやキキミルARなどのツールを活用することで、より具体的かつ視覚的にリスクを理解することができます。
さらに、避難所や避難経路の確認もあわせて行うことで、万が一の際の備えにもつながります。
家づくりは長期的な視点で考える必要があるからこそ、安全性の確認を後回しにせず、納得したうえで判断することが大切です。
ハザードマップを上手に活用し、安心して暮らせる住まいづくりを進めていきましょう。
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会社名:田中建設株式会社
部署名:経営管理室
執筆者名:大勢待 昌也
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