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2026年4月8日 / 土地
家づくり前に知る尾道市の災害リスク|ハザードマップと南海トラフ対策

尾道市は瀬戸内の中央に位置し、山陽自動車道、瀬戸内しまなみ海道、中国やまなみ街道が交差する、さらなる発展が期待される都市です。
また、市民の方が地域で安全かつ快適に暮らせるまちづくり(立地適正化計画)が進められています。
この街に理想のマイホームを建てたいと検討されている方も多いのではないでしょうか?
しかし、家族が末永く安心して暮らせる住まいを建てるためには、南海トラフ巨大地震などの災害リスクをあらかじめ把握しておくことが大切です。
そこで今回は尾道市で家づくりを始める前に知っておきたい災害リスクについてご紹介します。
ハザードマップの見方まで解説しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
1.尾道市の災害リスク

尾道市の災害リスクには「土砂災害」「洪水」「ため池」「高潮」「津波」が挙げられます。
過去の自然災害の発生状況を見ると、多くは台風と豪雨に起因しています。
台風の時には異常潮位が発生し、高潮による家屋の倒壊、浸水被害をもたらしてきました。
加えて、強風による農作物の倒伏などの被害も発生しました。
一方、豪雨の時には御調川や藤井川の氾濫による床下浸水が起きました。
近年で最も甚大な被害を出したのが、2018年7月の豪雨です。
この豪雨では3人の命が失われたほか、家屋の全壊や半壊、一部損壊、床上浸水なども発生しました。
そのため、家族を守るためにもハザードマップを確認して防災に備えることをおすすめします。
2.尾道市WEB版ハザードマップでわかること
自然災害リスクを踏まえて土地探しする際に活用したいのが「尾道市WEB版ハザードマップ」です。
スマートフォンやパソコンから住所を入力するだけで、調べたい場所の自然災害リスクを確認できます。
ここでは、尾道市WEB版ハザードマップの見方をご紹介します。
土砂災害

尾道市WEB版ハザードマップ(土砂災害)にチェックを入れると、土砂災害のリスクが潜む地域を把握できます。
北部の内陸部から中心市街地、さらには瀬戸内海に浮かぶ島しょ部に至るまで、土砂災害の危険区域が点在しており警戒が欠かせません。
このように危険区域が密集している背景には、尾道市特有の地形が深く関係しています。
市内には平地が少なく、山地や丘陵地、急傾斜地が入り組んでおり土砂災害が発生しやすくなっています。
そのため、崖などから十分な距離を確保するようにしましょう。
洪水

尾道市WEB版ハザードマップ(洪水)では、大雨によって河川が氾濫した際に浸水が想定されるエリアを把握できます。
マップを見ると洪水の危険区域は河川沿いに集中しているのが大きな特徴です。
とくに、北部の御調川や藤井川の河川沿いと市街地が危険区域となっています。
一方で、南部の瀬戸内海に浮かぶ島しょ部や河川から離れた山間部には洪水の危険区域があまり見られません。
対策として、基礎を通常より高くしたり、寝室を2階以上に配置したりする間取りの工夫が有効です。
ため池

尾道市WEB版ハザードマップ(ため池)を確認すると、地震や大雨でため池が決壊した際に、水や土砂が流れ込む範囲を把握できます。
マップを見渡すと、北部の内陸エリアから南部の島しょ部に至るまで、浸水想定区域が広がっているのが特徴です。
これは、年間を通して降水量が比較的少ない瀬戸内特有の気候が影響しています。
尾道市の農業と人々の生活を水不足から守るため、市内の至る所に大小さまざまなため池が造られ、点在しているという地域特性を色濃く反映しています。
万が一の決壊に備え、高い場所へ逃げられる避難経路を確認しておきましょう。
高潮

尾道市WEB版ハザードマップ(高潮)を確認すると、台風の接近や発達した低気圧に伴って海面が異常に上昇し、防波堤などを越えて海水が陸地に流れ込んだ際に想定される浸水範囲を視覚的に把握することができます。
マップ全体を見渡すと、内陸や山間部にリスクが広がっていた土砂災害などとは対照的に、瀬戸内海の海岸沿いや尾道水道の周辺、そして南部の島しょ部に集中していることがはっきりとわかります。
高潮対策として、1階部分の防水性を高めるほか、飛来物から窓を守る強風用シャッターを設置するなどがおすすめです。
津波

尾道市WEB版ハザードマップ(津波)を確認すると、南海トラフ巨大地震など地震に伴って発生した津波が沿岸部に押し寄せた際に、想定される浸水範囲を把握することができます。
マップを見ると津波による浸水想定区域は沿岸の低地などより限定的な範囲に留まっていることがわかります。
これは、尾道市が島々に囲まれた瀬戸内海に位置しており、太平洋などの外洋から巨大な津波が直接到達しにくいという地理的な特徴が反映されているためです。
しかし、少なからず危険区域は点在しており、決して油断はできません。
津波対策として避難場所を確認しておき、すぐに逃げられるようにしておきましょう。
3.尾道市の南海トラフ巨大地震による影響

日本全国で警戒が呼びかけられている南海トラフ巨大地震ですが、尾道市も例外ではありません。
これから家づくりをするにあたっては、南海トラフ巨大地震でどのような被害が想定されているのかを知り、建物の耐震性や立地選びに反映させることが重要になります。
そのため、南海トラフ巨大地震が尾道市にどのような影響を与えるかを見ておきましょう。
被害想定
2025年10月に広島県地震被害想定調査報告書が改定され、尾道市における南海トラフ巨大地震の被害想定についても最新のデータに基づき見直しが行われました。
南海トラフ巨大地震で尾道市の揺れは大部分「震度5強」または「震度6弱」となっており、一部の地域では「震度6強」という激しい揺れが見込まれています。
また、想定されている被害規模は以下の通りです。
【尾道市で想定される主な被害規模】
□ 人的被害: 死者約1,000人を含む合計約4,000人
□ 避難者数: 約28,700人
□ 建物被害: 全壊が約2,700棟、半壊が約10,300棟
前回と比較すると、死者数や建物の全壊、半壊棟数は減少しました。
しかし、数千人規模の人的被害や甚大な建物被害が想定されているため、防災対策をしておきましょう。
激しい揺れによる建物の倒壊を防ぐため、家づくりにおいては最高等級である耐震等級3を取得するなど、万全な備えをしておくことをおすすめします。
津波は起きる?
南海トラフ巨大地震が発生した場合、尾道市にも津波は到達します。
見直し後の想定では、以下のような津波が予測されています。
【尾道市で想定される津波】
□ 最高水位3.3m
□ 津波の高さ1.2m
□ 最大波到達時間309分後(約5時間強
最大波が到達するまでには約5時間の猶予があるように見えますが、最も警戒すべきなのは一番高い波が来るよりも前に、津波の第一波が到達する可能性があるという点です。
海沿いで強い揺れを感じたら、津波ハザードマップで確認しておいた安全な高台へすぐに逃げてください。
4.まとめ|災害リスクをチェックして安全な家づくりを
尾道市での家づくりにおいて、地域の災害リスクを事前に把握することは、家族の命と暮らしを守るための大切な第一歩です。
今回ご紹介した尾道市WEB版ハザードマップを活用すれば、検討している土地にどのようなリスク(土砂災害、洪水、ため池決壊、高潮、津波)が潜んでいるのかを具体的に確認することができます。
また、見直しが行われた南海トラフ巨大地震の被害想定からもわかるように、大規模な災害は決して他人事ではありません。
土地探しの際は、価格や生活の利便性だけでなく、災害への強さや避難所への安全なルートが確保できるかも重要な判断基準になります。
もし災害に強く、家族が末永く安心して暮らせる理想の住まいをご検討中なら、タナカホームズにお任せください。
山口・広島エリアで地域密着の家づくりをサポートするタナカホームズでは、尾道市でのマイホームづくりをトータルで応援しています。
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会社名:田中建設株式会社
部署名:経営管理室
執筆者名:大勢待 昌也
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