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2026年2月13日 / 土地

防府市で家を建てる前にハザードマップでリスクをチェック

 

注文住宅を建てる際、間取りやデザイン、住宅性能に目が向きがちですが、同じくらい重要なのが土地の安全性です。

防府市で家づくりを検討する際に、津波や洪水、土砂災害などのリスクを事前に把握しておくことが大切です。

防府市では、公式のハザードマップや地理情報サービスを通じて、災害リスクを確認できる環境が整っています。

本記事では、防府市が提供するハザードマップの種類や見方、家を建てる前に確認しておきたいポイントを整理し、後悔のない土地選びにつながる情報を紹介します。

 

目次

1.防府市が提供するハザードマップ

2.ほうふ情報マップでわかること

3.防府市で家を建てる前にはハザードマップをチェック

4.まとめ

 

 

1.防府市が提供するハザードマップ

注文住宅を検討する際、間取りやデザイン、性能と同じくらい重要なのが「土地の安全性」です。

近年、豪雨や台風、地震などの自然災害が各地で発生しており、「どこに家を建てるか」の判断そのものが、将来の暮らしやすさを左右する要素のひとつです。

防府市では、市民や移住・定住を検討している方に向けて、複数のハザードマップや地理情報サービスを公開しています。

これらをしっかりと理解することで、災害リスクを把握し、比較検討が可能になります。

 

 

ほうふ情報マップ

 

出典:山口県防府市|ほうふ情報マップ

 

ほうふ情報マップ」は、防府市が提供するWebGIS(地理情報システム)です。

地図上で市内のさまざまな情報を確認でき、住宅購入を検討している方にとって住宅検討時に活用しやすいツールです。

 

このマップでは、住所や地番を入力することで、該当する土地周辺の情報を視覚的に把握できます。

ハザード情報だけでなく、都市計画区域、用途地域、公共施設の位置なども確認できるため、「この場所に家を建てた場合、どのような環境になるのか」生活環境を整理しやすくなります。

 

紙のハザードマップと異なり、拡大・縮小やレイヤーの切り替えができる点も特長です。

気になる土地が複数ある場合でも、条件を揃えて比較しやすく、注文住宅の検討段階で一度は確認しておきたい情報源といえるでしょう。

 

 

重ねるハザードマップも便利

 

出典:国土交通省|重ねるハザードマップ

 

防府市の情報に加えて、国土地理院が提供している「重ねるハザードマップ」も、併用することで補足的に確認できます。

 

これらのサービスでは、洪水、土砂災害、津波など複数の災害リスクを重ね合わせて表示できます。

ひとつの災害だけでなく、複合的なリスクを俯瞰できる点が大きなメリットです。

 

また、全国共通の基準で作成されているため、防府市内の他エリアや、将来的に比較検討する可能性のある他市町村とも条件を揃えて確認できます。

「防府市内では比較的安全だが、念のため全国的な指標でも確認しておきたい」という方にとって、防府市の資料と照らし合わせる際の参考資料となります。

 

 

 

2.ほうふ情報マップでわかること

 

 

ほうふ情報マップでは、災害種別ごとにリスク情報を確認できます。

ここでは、注文住宅を検討する際に意識しておきたいポイントを整理します。

 

 

津波

防府市は瀬戸内海に面しており、沿岸部では津波リスクを把握しておく必要があります。

津波ハザードマップでは、想定される津波の浸水範囲や深さが示されています。

内陸部に比べるとリスクが限定的なエリアもありますが、海に近い土地ほど「想定最大規模」での確認が重要です。

住宅を建てる際は、浸水の有無だけでなく、避難経路や避難場所の位置もあわせて確認しておくと安心でしょう。

土地が浸水想定区域に含まれているかだけでなく、避難場所までの距離や高低差も合わせて確認しておくと判断しやすくなります。

 

 

土石流

防府市は山地と平野が近接している地形のため、土石流のリスクがあるエリアも存在します。

土石流ハザードでは、急傾斜地や渓流沿いを中心に警戒区域が示されています。

注文住宅の場合、造成地や分譲地であっても、背後の地形まで含めて確認することが重要です。

「土地自体は平坦でも、裏山が急斜面になっている」ケースでは、想定外のリスクが潜んでいることも考えられます。

敷地の背後に斜面や山林がある場合は、現在の地形だけでなく、将来的な土砂流入の可能性も含めて確認することが大切でしょう。

 

 

地すべり

地すべりは、長期的な地盤の動きによって発生する災害です。

土石流に比べると発生頻度は低いものの、一度発生すると被害が大きくなる傾向があります。

ハザードマップでは、地すべり防止区域や注意すべきエリアが示されています。

地盤調査や基礎設計と合わせて、行政が示すリスク情報も確認しておくことで、より安全性の高い家づくりにつながります。

地すべり指定区域に該当していなくても、過去の造成履歴や周辺の地盤状況を住宅会社に確認しておくと安心です。

 

 

高潮

高潮は、台風や低気圧の影響で海面が上昇し、沿岸部で浸水が発生する現象です。

防府市でも、沿岸エリアを中心に想定区域が設定されています。

高潮は津波とは異なり、比較的頻繁に発生しやすい点が特徴です。

過去の被害事例や、排水設備の状況なども含めて確認することで、日常生活への影響を具体的にイメージできます。

沿岸部では高潮時の浸水深さだけでなく、排水計画や周辺道路の冠水状況も含めて確認しておくと実生活を想定しやすくなるでしょう。

さらに、洪水やため池についても確認できます。

 

 

洪水

洪水ハザードでは、河川の氾濫による浸水想定区域が示されています。

防府市内には複数の河川が流れており、大雨時には注意が必要なエリアもあります。

河川ごとの洪水リスクを以下にまとめました。

 

 

佐波川流域

 

 

佐波川は防府市を代表する一級河川で、市内の広い範囲に影響を及ぼす可能性があります。

洪水ハザードマップでは、想定最大規模の降雨時における浸水範囲や浸水深が示されており、沿川の低地では注意が必要な区域も確認できます。

佐波川流域で土地を検討する際は、浸水の有無だけでなく、想定される浸水深を確認し、床上浸水の可能性があるかどうかを踏まえた判断が求められるでしょう。

 

柳河流域

柳河は市街地を流れる河川で、住宅地に近いエリアを通っている点が特徴です。

比較的小規模な河川であっても、短時間の集中豪雨によって水位が急上昇するケースがあります。

柳河周辺では、河川沿いだけでなく、周辺道路や宅地への浸水想定もあわせて確認しておくことで、実際の生活への影響を具体的にイメージしやすくなります。

 

 

馬刀川流域

馬刀川流域では、周辺の地形や土地利用状況によって浸水リスクが異なります。

洪水ハザードマップでは、一定規模の降雨を想定した浸水区域が示されており、局地的に注意が必要なエリアも存在します。

馬刀川周辺で家づくりを検討する場合は、敷地の高さや周辺との高低差を確認し、浸水が想定される場合には建物計画でどのような対策が取れるかを住宅会社と相談することが重要です。

 

 

重要なのは、「浸水するかどうか」だけでなく、「どの程度の深さになる可能性があるか」です。

床下浸水なのか、床上浸水なのかによって、住宅の設計や設備計画の考え方も変わってきます。

浸水の有無だけでなく、想定される浸水深によって建物の基礎計画や設備配置をどう考えるかが検討のポイントです。

 

 

ため池

防府市には多くのため池が存在しており、決壊時の浸水想定区域もハザードマップで確認できます。

ため池は普段意識されにくい存在ですが、豪雨時には注意が必要です。

住宅地の近くにため池がある場合は、決壊時の影響範囲を把握したうえで、土地選びや建物配置を検討しましょう。

ため池が近い場合は、決壊時の浸水範囲に加えて、自治体の管理状況や日常的な点検体制も確認しておくとよいです。

 

 

 

3.防府市で家を建てる前にはハザードマップをチェック

 

 

防府市で注文住宅を建てる際、ハザードマップの確認は、特別な人だけが行うものではありません。

むしろ、多くの検討者にとって基本的な確認事項と言えるでしょう。

ただし、ハザードマップは「危険だからやめる」という判断材料だけではありません。

リスクの内容を正しく理解し、対策を講じたうえで判断するための情報です。

 

たとえば、浸水想定があるエリアでも、敷地の高さや建物の基礎設計、設備の配置を工夫することで、リスクを軽減できる場合があります。

また、ハザードマップに該当しないエリアであっても、過去の災害履歴や周辺環境を確認することが重要です。

 

ハザードマップは、できれば一人で確認するのではなく、家族や住宅会社、設計者と一緒に共有しながら見ることが望ましいです。

家族と確認することで、災害時の避難行動や立地に対する考え方を共有しやすくなります。

また、住宅会社や設計者と共有することで、敷地条件を踏まえた基礎計画や建物配置、設備計画について具体的な提案を受けやすくなります。

行政が示すハザード情報を共通認識として持つことが、後悔の少ない家づくりにつながります。

 

ハザードマップを確認するタイミングとしては、土地探しの初期段階と、購入や契約を検討する段階の少なくとも2回は確認しておくと安心です。

土地探しの段階では候補地を比較する材料として活用し、契約前には設計内容や対策を含めて最終確認をすることで、判断の精度を高められるでしょう。

 

 

4.まとめ

防府市で注文住宅を検討する際、ハザードマップの確認は重要です。

ほうふ情報マップなどの公式ツールを活用することで、津波・土砂災害・洪水・高潮・ため池など、さまざまな災害リスクを事前に把握できます。

重要なのは、ハザードマップを「不安材料」として捉えるのではなく、「判断材料」として活用することです。

リスクを正しく理解し、設計や土地選びに反映させることで、安全性と納得感のある家づくりが判断しやすくなります。

注文住宅は、一度建てると簡単には建て替えられない大きな選択です。

だからこそ、目に見えにくい土地の情報にも目を向け、防府市が提供する公的データを活用しながら、将来を見据えた住まいづくりを進めていきましょう。

 

 

 

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会社名:田中建設株式会社

部署名:経営管理室

執筆者名:大勢待 昌也

執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 

執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi