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2026年2月6日 / 土地

【南海トラフ以外にも】防府市で過去に起きた地震とこれからの備え

 

防府市でマイホームを検討中のみなさん、こんにちは。家づくりを考える際、デザインや間取りと同じくらい大切なのが“地震への備え”です。

山口県は地震が少ないという噂を耳にすることもありますが、過去に何度も揺れに見舞われています。

今回は防府で安心して暮らすために知っておくべき地震の歴史と、強い家づくりのポイントをご紹介します。

ぜひ家づくりにお役立てください。

 

目次

1.防府市で過去にあった地震

2.南海トラフ巨大地震が起きたら場合の防府市への影響

3.その他、防府市で起きるかもしれない地震

4.地震に強い家づくりのポイント

5.まとめ

 

 

1.防府市で過去にあった地震

 

 

防府市は地震の際に安全な場所とは言い切れません。

過去を遡ると、海域や内陸の断層を震源とする地震によって被害が出ています。

まずは、防府市で過去にあった地震を振り返り、どのようなリスクがあるかを把握しましょう。

 

 

2001年3月 芸予地震

2001年3月24日に発生した芸予地震は、瀬戸内海西部に位置する安芸灘を震源とするマグニチュード6.2の地震 でした。

防府市では震度4を観測 して強い揺れを実感しました。

芸予地震が発生した後、防府市は「防府市地域防災計画」を見直し、土砂災害警戒区域や津波災害警戒区域のある地区を対象に災害時の避難等の啓発、避難所運営のマニュアル作成、災害時の情報伝達体制の整備を行うと発表しました。

瀬戸内海沿岸に位置する防府市にとって、海域で発生する地震は警戒すべきリスクの一つであることを証明した出来事でした。

 

 

1997年6月 山口県北部地震

1997年6月25日に発生した山口県北部地震は、山口県北部を震源とするマグニチュード6.6 の内陸型(直下型)地震でした。

市内の被害は限定的でしたが、県内では家屋が全半壊したり道路に亀裂が生じたり負傷者が出るなど大きな被害が出ました。

島根県とあわせた被害総額は約4億2,700万円にも及び、山口県でも内陸型(直下型)地震が発生するため住まいの耐震化を進めて地震に備えようと、住民に強く意識させる出来事となりました。

 

 

1854年11月 安政南海地震

歴史を遡ると、江戸時代末期の安政元年にマグニチュード8.4の安政南海地震が発生しました。

安政南海地震は南海トラフを震源とする巨大地震で、山口県のほか、高知県や徳島県、兵庫県、和歌山県など西日本全域に甚大な被害をもたらしました。

町屋の建物が傾いたり、寺の本門が地中に沈んだりなどの被害が発生しました。

また、瀬戸内海沿岸では液状化現象が起き、1.80mの津波が報告されたので、地震が発生したら高い場所に避難するという心の準備をすることが大切だと言えます。

 

 

 

2.南海トラフ巨大地震が起きたら場合の防府市への影響

 

 

今後30年以内に高い確率で発生するとされる南海トラフ巨大地震。

防府市も南海トラフ地震防災対策推進地域に指定されており、地震の備えが欠かせません。

地震に備えるためにも、まずは南海トラフ巨大地震が起きた場合の防府市への影響を把握しておきましょう。

 

 

震度

 

出典:気象庁「南海トラフ地震で想定される震度や津波の高さ」

 

防府市における南海トラフ巨大地震の想定震度は5強と予測されています。

震度5強とは、物に掴まらないと歩行が困難になり、固定していない家具が倒れる危険な揺れです。

とくに平野部や埋立地などは地震の揺れが大きくなりやすいため、建物に耐震性能が備わっていないと、大きな被害を受けてしまいます。

そのため、新築時には震度6程度の揺れに耐えられる耐震構造や設計を意識することをおすすめします。

 

 

被害想定

山口県が公表した南海トラフ巨大地震における県内の被害想定では、全壊や火災による焼失を合わせた建物被害は9,783棟にも及ぶとのこと。

また、死者は502人となり、最大が周南市で83人、平生町82人、柳井市67人、岩国市66人、防府市51人と続きます。

防府市は佐波川の堆積物によって形成された平野部や埋立地が多く存在しますが、こうした場所では、地面が泥水のようになり家が傾いたり沈んだりする被害が出る可能性もあるため注意してください。

 

 

津波

 

出典:気象庁「南海トラフ地震で想定される震度や津波の高さ」

 

防府市は瀬戸内海に面しているため、津波への警戒も必要です。

山口県が公表した南海トラフ巨大地震における県内の被害想定では、津波は3mを超えると記載されています。

3mの津波の高さは建物の一階に相当し、木造住宅だと破壊されてしまいかねません。

避難が遅れれば命に関わります。

そのため、沿岸部に家を建てる場合は、ハザードマップを確認して避難経路を確保しておくことが必須条件となります。

 

 

 

3.その他、防府市で起きるかもしれない地震

南海トラフ以外にも、防府市には地震を引き起こす可能性が高い活断層(佐波川断層と周防灘断層)が潜んでいます。

直下型地震は、南海トラフよりも前触れなく、激しい揺れをもたらすため注意しましょう。

 

 

佐波川断層地震

 

出典:防府市「ゆれやすさマップ地震編」

 

防府市内を流れる佐波川に沿うよう位置する層が佐波川断層です。

マグニチュード7.4の地震が発生する可能性があると指摘されています。

佐波川断層地震が発生した際の揺れは極めて激しく、防府市で震度6強に達する恐れもあります。

局所的に甚大な被害をもたらす直下型地震のリスクとして、最も警戒すべき断層の一つと言えるでしょう。

 

 

防府沖海底断層地震

 

出典:防府市「ゆれやすさマップ地震編」

 

意外と知られていないのが、瀬戸内海に位置する防府沖海底断層です。

防府市の南側、海域に位置する防府沖海底断層が動いた場合、強い揺れと津波の両方が同時に襲ってくるリスクがあります。

海底断層による地震の発生から津波到達までの時間が極めて短いのが特徴です。

海に近いエリアでの家づくりを検討されている方には、景観の良さだけでなく、こうした隠れた断層の存在を知り、対策を講じることをおすすめします。

 

 

 

4.地震に強い家づくりのポイント

防府市の自然災害リスクが気になった方は対策をしましょう。

ここでは、防府市にて安心して暮らすための、家づくりのポイントを3つお伝えします。

 

 

ハザードマップで土地についてリサーチする

 

 

家づくりは土地選びから始まります。

防府市が公開しているハザードマップを活用し、検討している土地が「津波や土砂災害の警戒区域に入っていないか」「指定緊急避難所が近くにあるか」をチェックしてください。

市内でも、少し場所がずれるだけでリスクが大きく変わることもあります。

もしリスクがある土地に建てる場合は、地盤改良工事を行うなど、注文住宅の予算に災害対策を組み込んでおくことをおすすめします。

 

 

耐震等級にこだわる

 

 

住宅の耐震性能を示す指標に耐震等級がありますが、耐震等級1ではなく耐震等級3を目指してください。

耐震等級3は消防署や警察署など災害復興時の拠点となる建物に求められる水準の強さです。

過去の震災では、耐震等級3の建物は繰り返しの大きな揺れにも耐え、その後も住み続けられた例が報告されています。

家族の命と財産を守るためにも、耐震等級3を取得することをおすすめします。

 

 

屋根を軽量化する

地震に強い家づくりで盲点となるのが、屋根の重さです。

建物は屋根が重いほど、地震の際に振り子のように大きく揺れます。

昔ながらの重い和瓦は風情がありますが、地震対策の観点からは、スレートやガルバリウム鋼板などの軽量な屋根材が有利です。

最近では、瓦のような見た目で軽い防災瓦 も登場しています。

屋根を軽くすることで建物の重心が下がり、構造への負担を減らすことができるため、軽量の屋根材を採用することをおすすめします。

 

 

 

5.まとめ

山口県は地震が少ないという言葉を過信せず地域の特徴を知ることが、後悔しない家づくりに欠かせません。

防府市には、南海トラフ巨大地震だけでなく、佐波川断層や防府沖海底断層といった地震リスクが存在します。

しかし、過度に恐れる必要はありません。

大切なのは、リスクを正しく把握し対策を講じることです。

タナカホームズでは、地震リスクに配慮した安心の住まいづくりをご提案しています。

「私たちが検討している土地は大丈夫?」「耐震等級3の家って、具体的に何が違うの?」そんな疑問をお持ちの方は、ぜひタナカホームズ防府店へご相談ください。

 

 

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会社名:田中建設株式会社

部署名:経営管理室

執筆者名:大勢待 昌也

執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 

執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi