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2025年1月9日 / 家づくり
平屋で実現する、“ちょうどいい暮らし”

近年、世代関係なく平屋の人気が高まっています。
平屋は、ワンフロアで完結するため生活動線がシンプルで、段差も少なくバリアフリーに対応しやすいなどメリットが多いです。
平屋を建てるなら、平屋のメリットを最大限生かした間取りにしたいですよね。
そこで、本記事では、平屋とはどのような家なのか、平屋にはどんなメリットがあるのかを詳しく解説していきます。
平屋での家づくりを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.平屋とは?
平屋とは、1階部分のみで生活スペースが完結している建物のことです。
一般的な平屋は、階段がなく、リビングやキッチンのほか、浴室などの水まわりや寝室、子どもなどの個室が全てワンフロアにあります。
そのため、階段による上下階の移動が少ないことから、効率よく家事を進められるだけでなく、小さい子どもや高齢者にとっても安全な生活を実現することが可能です。
そんな平屋は、ライフスタイルが変わっても住みやすいという魅力があります。
そのため、年齢に関係なく家を建てる際に平屋を選ぶ方も多いです。
また、最近ではテレワークの普及により出勤回数が減ったことから、都心にある職場から少し離れた郊外に家を建てる方も増えています。
郊外は都心部よりも安く土地を購入できるので、広い土地を安く購入して平屋を建てる方も多いです。
そういった背景もあり、最近では家づくりを計画している20〜30代の方の約40〜50%が平屋を選んでいるほど、平屋の人気が高まっています。
2.平屋のメリット5つ
平屋は、ワンフロアで生活が全て完結するという特徴から、様々なメリットが得られます。
● バリアフリーに対応しやすい
● ワンフロアで生活できる
● 家族のコミュニケーションが取りやすい
● 地震や台風に強い
● メンテナンスコストを抑えられる
それぞれのメリットについて詳しくみていきましょう。
バリアフリーに対応しやすい
まず、平屋はワンフロアなのでバリアフリーに対応しやすいというメリットがあります。
2階建ての場合、どうしても階段があるため、高齢者や小さい子どもには大きな負担になることも多いです。
しかし、1階だけで生活できる平屋なら、室内をフラットに設計することで段差をなくせます。
段差や階段による不慮の事故を防止できるので、怪我の心配も少なくなるでしょう。
また、将来足腰が弱くなった場合や、車椅子を使うようになった場合でも、平屋であれば問題なく移動できます。
老後の生活を見据えて平屋を建てることで、将来建て替えやリフォームをする必要もなくなるため経済的です。
ワンフロアで生活できる
平屋の大きな特徴の1つであるワンフロアは、効率の良い動線計画を立てられます。
2階建ての場合、1階で洗濯した衣類を2階のベランダに干しに行ったり、2階の寝室から1階のトイレに行ったりと、1つひとつの動作に時間を要します。
しかし、ワンフロアしかない平屋なら平行移動のみになるので、生活動線をシンプルかつコンパクトにまとめることが可能です。
平屋の間取りで動線効率を高めるためには、部屋と部屋の距離や水まわりの位置などを意識する必要があります。
しかし、ご自分の生活に合わせて間取りを工夫することにより、住みやすい家づくりをすることが可能です。
ただ、玄関の位置だけは気をつけたほうが良いでしょう。
玄関を家の角に設けると、反対側にある部屋への廊下が長くなってしまいます。
玄関をできるだけ中心に設けるような間取りなら、どの部屋でも移動距離が短いので、効率よく移動が可能です。
家族のコミュニケーションが取りやすい
平屋はワンフロアで完結しているので、家族の気配を感じやすいです。
また、リビングを通って自室や寝室に行けるような間取りにすれば毎日必ず家族と顔を合わせることができます。
年頃の子どもだと、自室にこもりがちになったり会話が減ってしまったりといったことも多いです。
しかし、毎日リビングで顔を合わせられるような間取りにすれば、言葉を交わさなくても子どもの様子を伺うことができます。
平屋は家族のコミュニケーションを手助けしてくれるでしょう。
地震や台風に強い
平屋は2階建てよりも地震や台風に強いです。
それは、平屋が2階建てよりも建物の高さが低いことから構造的に安定しおり、台風や地震の影響を受けにくいためです。
また、2階建ての場合、2階部分を支えるために1階に強固な壁や柱を立てなければなりません。
そのため、1階に柱や壁のない広々としたLDKを作りたくても、構造上柱や壁が必要になるなど間取りの制限も出てきます。
開放的な空間を作るために、リビングに大きな掃き出し窓を付けたくても、建物を支える柱や壁が必要な場合だとその希望も叶えられません。
しかし、平屋の場合、支えなければならない2階部分がないため、建築基準法で規定されている耐震性を確保していれば、柱や梁を減らして開放的で広々とした空間を作ることが可能です。
例えば、家族が集まるリビングに、柱のない大空間を作ったり、大きな掃き出し窓を作ったりすることもできます。
地震や台風への強度を確保しながら、開放的な家を作りたいというニーズを満たしてくれます。
メンテナンスコストを抑えられる
家は住み始めてからも定期的にメンテナンスをしなければなりません。
しかし、平屋は2階建てと比較してもメンテナンス費用を抑えやすいというメリットがあります。
例えば、2階建ての場合だと外壁や屋根のメンテナンスをする時に大がかりな足場を組まなければなりません。
しかし、平屋は大掛かりな足場は必要ないため、足場代を浮かせることができます。
また、水まわりを集約した間取りにすれば、給排水管のメンテナンスもしやすいというメリットがあります。
さらに平屋は光熱費を抑えることも可能です。
大きな片流れ屋根に太陽光発電を設置すれば、自宅で電気を作ることができるので電気代の節約を期待できます。
電気が余れば電力会社に売ることで売電収入を得たり、災害時の電力として蓄えたりといったことも可能です。
3.平屋の間取りのコツ
平屋はワンフロアだからこそ、バリアフリーに対応でき、シンプルな動線で生活しやすいく非常にメリットが多いです。
そんな平屋で、より生活しやすい間取りを作るコツを3つご紹介します。
● 生活をコンパクトにまとめ、毎日をスムーズに
● 掃除がラクでいつでもスッキリとした住空間
● 家族が自然と集まる、つながりを感じる間取り
それぞれのコツについて、詳しく解説していきます。
生活をコンパクトにまとめ、毎日をスムーズに
2階建てのように階段を使った上下移動がない分、平屋は生活動線が非常にシンプルです。
平行移動だけで動線が完結するため、生活がコンパクトにまとまります。
その結果、洗濯物を干したり、それぞれの部屋の掃除をしたりといった家事の負担も減らすことが可能です。
そんな平屋の間取りですが、「コンパクト」を意識することでより移動をスムーズにすること ができます。
廊下を長くしすぎない、家事で使用する場所の位置関係を短くする、水まわりをまとめるなど、ご自身の生活をイメージし動線設計をコンパクトにすることを意識すると、毎日をよりスムーズに過ごせる間取りに近づけることができるでしょう。
掃除がラクでいつでもスッキリとした住空間
平屋は掃除を楽にすることができます。
2階建ての場合、2階に上がる際に掃除機を抱えて階段を上らなければなりません。
また、2階フロアの掃除だけでなくベランダや階段の掃除もする必要があるため、負担が大きく感じる方もいるでしょう。
平屋なら、階段やベランダ、2階フロアの掃除が一切ありません。
ワンフロアの掃除のみで完結するため、掃除が楽々です。
いつでもスッキリとした住空間にしたい方は、柱や壁のない広々としたリビングを作るなどできるだけ間仕切りのない間取りにすると、より掃除がしやすくなるでしょう。
家族が自然と集まる、つながりを感じる間取り
平屋は、家族のコミュニケーションを増やせるというメリットがあることを紹介しました。
家族のコミュニケーションを重視するなら、リビングを中心とした家づくりがおすすめです。
家から帰ったり、自室へ移動したりする場合に必ずリビングを通る間取りにすることで、最低でも1日1回は家族と顔を合わせる機会を作れます。
自室にこもりがちの年頃の子どもでも、リビングから自室に向かう際に顔を合わせることができれば、その日の体調や様子を見ることができるので安心です。
4.まとめ
ワンフロアで生活しやすく、様々なメリットがある平屋は、近年人気が高まっています。
将来も過ごしやすい家を目指すなら、バリアフリーに対応した平屋がおすすめです。
ただ、平屋は基礎や屋根の面積が広い分、坪単価が高くなりやすいという傾向があります。また、広い土地がなければ平屋の建築も難しいでしょう。
そういったデメリットもあるため、家づくりの際は事前に資金計画を建て、土地と建物それぞれにどのくらいの予算をかけるのかをしっかりと考えることが重要です。
山口・広島で注文住宅を建てるなら、明治元年創業のタナカホームズがご相談承ります。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
会社名:田中建設株式会社
部署名:経営企画部
執筆者名:大勢待 昌也
執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー
執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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