Blog

スタッフブログ

  1. TOP
  2. 平屋に太陽光パネルを載せるべきか?メリット・デメリットや注意点を解説

2023年4月28日 / 性能

平屋に太陽光パネルを載せるべきか?メリット・デメリットや注意点を解説

 

近年、平屋が人気を集めています。

「マイホームを平屋で建てたいが、太陽光パネルを載せても大丈夫か」と気になる人も多いのではないでしょうか。

この記事では平屋に太陽光発電システムを搭載するかどうか迷う人に向けて、「平屋と太陽光発電システム」のメリットとデメリットを解説します。

平屋だからこそ知っておきたい注意点もまとめました。

快適で暮らしやすい平屋のマイホームを建てるヒントにしてください。

 

目次

1.  太陽光発電システムを導入するメリット

2.  夜間や停電の電力使用に備えるなら蓄電池の併用がおすすめ

3.  太陽光発電システムを導入するデメリット

4.  平屋ならではの太陽光発電のメリット

5.  平屋を建てられる土地の必要要件

6.  平屋に太陽光パネルを載せる際の注意点

7.  中国地方・山口県で平屋を建てるならタナカホームズへご相談を

8.  まとめ

 

 

 

1. 太陽光発電システムを導入するメリット

マイホームに太陽光発電システムを導入するメリットには、どのようなものがあるでしょうか。

3つの観点から、メリットを解説します。

 

電気代を節約できる

太陽光発電システムは3つの方法で電気代節約に貢献します。

 

まず、発電した電力を自家消費するため、電力会社からの電気購入量を減らします。

自家消費して余った電力(余剰電力)を電力会社に売却し、収入も得られます。

一般家庭向けの太陽光発電システムは設置から10年間の固定価格売電が可能です。

これを「FIT(電力固定価格買取制度)」と呼びます。

毎月の「再エネ賦課金(固定買取制度を支えるお金)」は、電力使用量に応じて上がります。

自家発電・自家消費により再エネ賦課金も削減可能です。

 

ZEHをはじめとする省エネ住宅が建てられる

現在、政府主導で補助金も用意しエネルギー使用量の少ない省エネ住宅の普及が進められています。

エネルギー収支を実質的にゼロにする「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」は省エネ住宅の代表例です。

省エネ住宅には、エネルギーを自家創出する設備が欠かせません。

太陽光発電システムは補助金がつく省エネ住宅の建築を可能にします。

住宅のエネルギー使用量を可視化できる「HEMS」も導入すれば、エネルギーの使い方が把握できさらなる節電意識にもつながります。

 

災害時にも電力を確保できる

太陽光発電システムは、災害時にも威力を発揮します。

災害などで停電した場合でも、日が出でいるだけで電力を自家発電・自家供給できるためです。

太陽光パネルが発電した電力を停電時に使う場合は、システムを「自立運転モード」に切り替える必要があります。

切り替え作業そのものは簡単です。

万一に備えて、覚えておくと安心でしょう。

 

 

 

2. 夜間や停電時の電力使用に備えるなら蓄電池の併用がおすすめ

太陽エネルギーを使って発電する太陽光発電システムは、日照がある時間帯しか稼働しません。

夜間や悪天候時に停電した場合は、電力の自家供給は不可能です。

太陽光発電システムが動かない時間帯の停電に備えるには、蓄電池の用意がおすすめです。

日中、太陽光で発電した電力を蓄電池に溜めておけば夜間・悪天候時の停電でも電力を利用できます。

容量が4kWh以上程度の蓄電池があれば、一般家庭1日分程度の電力確保が可能です。

 

 

 

3. 太陽光発電システムを導入するデメリット

太陽光発電システムはメリットの大きな設備ですが、デメリットもあります。

2つの観点からデメリットを解説します。

 

設置費用がかかる

太陽光パネルの設置費用は、年々下落しています。

とはいえ、いまだ一戸建て住宅向けの太陽光発電設備の設置には、100万~150万円程度の費用が必要です。

平屋の大きな屋根を利用し大容量のパネルを載せる場合は、費用がさらにかさむかもしれません。

「初期費用0円のリースを利用する」「太陽光発電設備向けの補助金を利用する」など、導入コストを減らせる手段も検討しましょう。

 

屋根の形状に制約がつく場合がある

太陽光発電設備を十分に機能させるためには、パネルの大きさと方角が重要です。

出力を確保するために、屋根の形状が指定される可能性があります。

切妻屋根や片流れ屋根は太陽光発電に適していますが、寄屋根は発電量が落ちます。

搭載できるパネルが小さくなるためです。

また、屋根の向きや角度の指定により、間取りが影響を受ける場合もあります。

 

 

 

4. 平屋ならではの太陽光発電のメリット

平屋には、2階建て住宅では得られない太陽光発電のメリットがあります。

平屋ならではのメリットを3つ、解説します。

 

大きな太陽光パネルを搭載できる

同じ延べ床面積の住宅を建てた場合、平屋は2階建て住宅より屋根の面積が大きくなります。

平屋は屋根が広い分、2階建て住宅より多くの太陽光パネルの設置が可能です。

太陽光発電システムによる発電量は、設置しているパネルの数に比例します。

平屋の大きな屋根に十分な数の太陽光パネルを設置すれば、必然的に発電量が増え売電収入も高まる可能性があります。

 

2階建てよりメンテナンス費用を抑えられる

太陽光パネルを設置すると、定期的にメンテナンスが必要になります。

メンテナンスコストを抑えやすい点も、平屋ならではのメリットです。

2階建て住宅なら、メンテナンスの度に足場を組まなければなりません。

足場を組む費用や手間もかかり、メンテナンスにかかる総額が上がります。

平屋なら、足場を組まずに屋根に上がってメンテナンスが可能です。

平屋の方がメンテナンスにかかる費用も手間も節約できるのです。

 

屋根の断熱性能が向上する

2階の居室がなく、屋根からの温度が直に室内に伝わりやすいのが平屋の特徴です。

とくに真夏は屋根からの熱で室内が暑くなりやすいといわれます。

ところが太陽光パネルを設置すると、パネルが屋根に当たる直射日光を遮ってくれます。

太陽光パネルが断熱材の役割を果たしてくれるため、住宅全体の断熱性能が向上します。

太陽光パネルにより屋根からの熱伝導が抑えられ、光熱費の節約も可能です。

 

 

 

5. 平屋を建てられる土地の必要要件

住宅建築は建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)を考えなければなりません。

平屋には「平屋を建てられる土地」が必要です。

80坪・建ぺい率50%の土地を考えてみましょう。

この土地に建てられる家の建築面積は40坪です。

2階建なら1・2階とも40坪の総2階で、延べ床面積80坪の家を建てられます。

ところが2階がない平屋では、延べ床面積40坪の家が建築可能な最大サイズです。

建ぺい率50%の土地に平屋80坪を建てる場合、160坪の土地が必要になります。

平屋を希望する場合は、十分な土地面積が確保できるかチェックしておきましょう。

 

 

 

6. 平屋に太陽光パネルを載せる際の注意点

平屋住宅を建て太陽光発電設備を搭載する場合、着工前に確認しておきたい点があります。

注意点を2つ解説します。

 

周囲に高い建物がないか確認する

まず周囲の建物の高さを確認しましょう。

軒高が低くなる平屋は、家の周囲の建物により日照が遮られやすいためです。

日照がないと、せっかく太陽光パネルを載せても十分に発電できない可能性があります。

高い建物がない場合は、将来的に建つ可能性があるかどうかもチェックしましょう。

将来の土地の様子は、用途地域を見るとある程度予測できます。

「第一種/第二種低層住居専用地域」は建物の高さ制限がつくため、将来的にも安心度が高いでしょう。

 

反射光が近隣の迷惑にならないか確認する

太陽光パネルの反射光が近隣住宅の迷惑にならないかも確認します。

軒高の低い平屋は、太陽光パネルの反射光が近隣住宅の2階や3階に入り込み「光害」となるおそれがあるためです。

太陽光の入射角は季節によって異なります。

施工会社と相談し、季節ごとの反射角度をチェックしておくと安心です。

長く安心して住み続けるためにも、近隣の住民とははじめからよい関係を築く努力をしておきましょう。

 

 

 

7. 中国地方・山口県で平屋を建てるならタナカホームズへご相談を

中国地方や山口県での平屋建築なら、地域に根付いたタナカホームズにご相談ください。

タナカホームズはZEHを建てられる「ZEHビルダー」の認定を受けており、毎年多数のZEH住宅を手掛ける工務店です。

2025年度には建築する新築住宅の50%をZEHにするとの目標を掲げ、省エネ住宅の普及に貢献しています。

太陽光を搭載したコスパの高い省エネ住宅や平屋住宅の施工実績も豊富です。

中国地方の風土にあった「太陽光発電システムのある暮らしやすい平屋」をご提案します。

 

 

 

8. まとめ

屋根面積が大きな平屋は、大容量の太陽光パネルを設置できる点がメリットです。

ただし軒高が低いため、日照量の確保が課題になります。

土地の環境をチェックし、日当たりの心配がない土地に建てるようにしましょう。

太陽光発電設備の導入には費用がかかりますが、リースや補助金を利用するとイニシャルコストを抑えられます。

コストを抑えた太陽光発電システムの導入なら、タナカホームズにご相談ください。

中国地方・山口県で明治から住宅建築を手掛けてきたノウハウで、平屋に最適な太陽光発電システムをご提案します。

まずは来場予約し、実際の施工事例を見てみてはいかがでしょうか。

 

<<来場予約はコチラ>>

 

会社名:田中建設株式会社

部署名:経営企画部

執筆者名:大勢待 昌也

執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 

執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi