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2022年2月26日 / 設備

ビルトインガレージで後悔することは?メリットやデメリット、後悔した実例と予防策も解説

家の中に車庫があるような作りをビルトインガレージと呼びます。

雨風や窃盗から愛車を守れるなどのメリットがある一方で、作った後に後悔することもあります。

この記事では、ビルトインガレージのメリット・デメリットのほか、作って後悔した実例と、後悔しないための対策を紹介します。

家族にとって心地よい注文住宅を建てるためにも、ぜひ参考にしてください。

 

 

目次

1.ビルトインガレージとは

2.ビルトインガレージのメリット

3.ビルトインガレージのデメリット

4.ビルトインガレージを作って後悔した5つの実例

5.ビルトインガレージで後悔しないための対策

6.ビルトインガレージを成功に導くには

7.山口県なら安価にビルトインガレージを建てられる

8.まとめ

 

 

 

1.ビルトインガレージとは

建物内部に車やバイクを駐車できるスペースを組み込んだものをビルトインガレージ(インナーガレージ・ガレージハウス)と呼びます。

一般的に、1階がガレージ、2階が居住スペースになっており「狭い土地に家を建てる際にスペースをうまく利用できる」「駐車場を用意せずにすむ」との理由から都市部でのビルトインガレージが増加しています。

さまざまなメリットがありますが、一度建てると簡単に作り直しができません。

後悔する実例もあるため、建てる際は入念な事前検討が必要です。

 

 

 

2.ビルトインガレージのメリット

ビルトインガレージが人気を集めるのはなぜなのでしょうか。

ここでは、ビルトインガレージのメリットを4つ解説します。

 

風雨や窃盗から愛車を守る

シャッターやドア付きの屋内に車・バイクを収納するビルトインガレージは、風雨や雪、いたずらなどから愛車を守れます。

高級車などの場合は、外の駐車場に停めると盗難被害に遭いやすいこともあり、防犯性の高さからも人気です。

外装が劣化したり、飛来物などで愛車が傷つくなどのトラブル防止にも役立ちます。

 

荷物の出し入れがスムーズになる

ビルトインガレージによって、駐車スペースと人の居住スペースが近くなるという側面があります。

車から家、家から車の移動距離が少なくなり、荷物の出し入れなどがスムーズになります。

雨の日にも、荷物を濡らさずに自宅に運び込むことが可能です。 天候を気にせず買い物ができ、週末のまとめ買いなどの際にも便利でしょう。

小さなお子さんを送迎するのにもおすすめです。

 

趣味を楽しむ部屋・収納スペースとしても活用できる

ビルトインガレージの活用法は、駐車場としてだけではありません。

趣味を楽しむ部屋・季節品の収納スペースとしても活用できます。

車のお手入れ用品を置いたり、ロードバイクを壁掛け式で収納するなど、多用な活用方法があります。

フリマなどイベントを楽しむスペースとしてガレージを活用できます。

 

駐車場代を節約できる

ビルトインガレージを車庫にすれば、ほかの駐車場を借りる必要がありません。

都心で駐車場を借りると、車1台あたり月2万円程度の費用がかかります。

一家に2台車があれば、ビルトインガレージで毎月4万円ほど節約できる計算です。

ビルトインガレージの初期費用やランニングコストを差し引いても、長い目で見れば元が取れるといえます。

また、狭小地に駐車スペースを確保できるという点も見逃せないメリットです。

 

 

 

3.ビルトインガレージのデメリット

さまざまなメリットがあるビルトインガレージですが、デメリットもあります。

ここでは、ビルトインガレージのデメリットについて紹介します。

 

耐震性能が弱くなる

ビルトインガレージを作ると、本来は壁であるべきところに開口部ができることになります。

さらに、家の中に大きな空洞を作る必要があるため、ビルトインガレージのない家と比べると耐震性能はどうしても弱くなります。

不足する強度を補うために、そのほかの壁を補強する必要があるため、耐震性能対策にある程度の費用がかかるのは避けられません。

 

居住空間が削られる

ビルトインガレージの多くは1階に設置されています。

一般的な住宅では1階が居住空間となっていますが、1階を駐車スペースとして活用することで、居住空間は少なくなります。

そのため、建物の中に駐車スペースを設けるかどうかについては家族の意見が分かれるケースもあるでしょう。

デメリットを踏まえたうえで、検討する必要があります。

 

 

 

4.ビルトインガレージを作って後悔した5つの実例

失敗のリスクを軽減するためには、ビルトインガレージで後悔した点について知っておくことが大切です。

ここでは、ビルトインガレージで後悔した実例を5つ挙げ、解説します。

 

建築費用が想像以上に高くなった

ビルトインガレージの建設費用は高くなる傾向があります。

特別に凝った作りでなくても、耐震性能を高めるために壁を補強したり、電動シャッターを導入したりで費用が上がるといった例は多く、想像以上にまとまったお金が必要になります。

初めての注文住宅でビルトインガレージを検討している場合は、家全体の費用をどのように配分するかをよく考えておきましょう。

 

固定資産税が高くなった

車庫の面積が家の総面積の5分の1を超える場合、車庫の面積も延床面積に入るため、固定資産税が割高になります。

反対に、車庫が家の総面積の5分の1以下であれば床面積とはみなされず、固定資産税を抑えることが可能です。

ビルトインガレージに必要以上の大きなスペースを割き、翌年の固定資産税の請求金額に驚くことがないようにしましょう。

 

エンジンやシャッターの音がうるさい

ビルトインガレージでは、家の中に車を駐車します。

「エンジン音やシャッターの開閉音がうるさくて眠れない」

「騒音が気になって夜遅くに車ででかけにくい」という問題から、小さなお子さんや高齢者が家族にいる場合は、睡眠を邪魔してしまう可能性も否定できません。

シャッターの開閉音が周辺住民の迷惑になることも考慮するなど、さまざまな方面に気を配る必要があります。

 

ガレージにあわせて車を選ばなければならない

家を建てたあとに車を買い替えることもあるでしょう。

車のサイズや台数は、ライフスタイルの変化や家族の人数に応じて変化するものですが、ビルトインガレージのある家ではガレージの大きさが決まっています。

ガレージに入る車のサイズや台数が制限されたり、余剰スペースが限られたりして、使い勝手が悪いと感じるケースが少なくありません。

 

ビルトインガレージからの動線に問題がある

都心部にビルトインガレージの家を建てる場合は、1階をガレージ、2階以上を居住空間とするケースが多数です。

3階建ての家も多く、生活するうえで階段の上り下りが大変なことも少なくありません。

また、ビルトインガレージから居住空間に上がる際の動線が悪く、「移動しづらい」「居住空間へのアクセスが悪い」という問題が起きることもあります。

年齢を重ねてから生活しづらくなる可能性についても考慮しておくべきでしょう。

 

 

 

5.ビルトインガレージで後悔しないための対策

ビルトインガレージのある家を建てる際は、その特徴を知り、後悔しないための対策を練る必要があります。

ここでは、ビルトインガレージの後悔例を解決するための対策を紹介します。

 

シンプルな間取りやオプションの削除で費用を抑える

ビルトインガレージでは費用が高くなりがちですが、シンプルな間取りにする、設備のグレードを落とす、オプションを削るなどのオプションを削除することで費用を抑えられます。

窓のないビルトインガレージの場合は、照明類の設置が避けられません。

電気代を少しでも節約するため自動照明にするといった工夫で、少しずつランニングコストを削りましょう。

業者選びも、費用の削減に大きく影響を与えます。

 

ガレージの面積を総面積の1/5に抑える

先にご紹介したとおり、固定資産税を抑えるためには、ガレージの面積を家の総面積の5分の1に抑える必要があります。

条件を満たせばガレージが延床面積に換算されず、固定資産税が安くなるためです。

無自覚のうちに高い固定資産税を払っていたという事態を避け、維持費をできるだけ抑えるためにも、住宅延べ床面積とガレージの面積については意識しておく必要があります。

もちろん、家にこだわりがあり理想のビルトインガレージがほしいという場合はこの限りではありません。

 

寝室とガレージを離した設計にする

ビルトインガレージ内でのエンジン音やシャッターの開閉音に対処するには、間取りの工夫が必要です。

寝室や子ども部屋、高齢者の部屋からガレージを離した間取りにしましょう。

リビングや趣味の部屋、浴室、トイレなどはガレージの近くにあっても構いません。

シャッター開閉音は、手動タイプより電動タイプのほうが静かです。

音の出にくいシャッターを選ぶなどしましょう。

 

将来の車選びも視野に入れてガレージを作る

ビルトインガレージを作る際には、将来的な車選びも考慮しておかなければなりません。

将来的に今よりも大きな車が欲しくなったり、車の台数を増やしたりする可能性があるためです。

家族構成やライフスタイルの変化に合わせて車を選べるよう、柔軟な対応ができるガレージを作りましょう。

 

階段を上下せずにすむ間取りにする

居住空間が2階以上にあると、階段の上り下りが大変になります。

主な居住スペースであるリビングダイニングを1階に設置し、階段の上り下りの負担を軽減したり、エレベーターを設置したりして階段を上下せずにすむ工夫をしましょう。

マイホームを建てる段階で予算を用意できない場合は、将来的にエレベーターを設置するスペースを確保する方法もあります。

必要だと感じた段階で導入できるよう準備しておけば、リフォームなしでエレベーターを設置できます。

 

 

 

6.ビルトインガレージを成功に導くには

ビルトインガレージの家を建てるには、ある程度の費用がかかります。

事前に計画していた予算と建築費用が乖離する可能性があるため、注意しましょう。

同じ条件でも、各社のデザインや工法、建材の違いなどによって見積金額にはかなりの差が出ます。

複数のハウスメーカーや工務店から建築費用の相見積もりをとり、比較してみるのがおすすめです。

自分の要望と見積金額を見比べて要望を見直すことができます。

ビルトインガレージを得意とするハウスメーカーに相談するのもひとつの方法です。

多くの実績をもとにさまざまな間取りを提案してくれます。

 

 

 

7.山口県なら安価にビルトインガレージを建てられる

山口県は、注文住宅の坪単価が40~80万円に収まりやすいため、ローコストな住宅を建てやすくなっています。

全国のビルトインガレージの相場は、30坪程度で約1,000~1,600万ほどです。

山口県は、40坪程度で1,600万円となり、全国平均よりも価格が抑えられます。

ビルトインガレージを割安に建てたい場合には、ぜひご検討ください。

 

 

 

8.まとめ

シャッターやドア付きの車庫を家の中に作るビルトインガレージは、都心だけでなく、全国的に人気を集めています。

ビルトインガレージには、安全性が高かったり荷物の出し入れが便利になったりといったメリットがあります。

しかし、コストがかかる、音の問題が生じるといった失敗により後悔する例もあるため、ビルトインガレージの実績豊富なハウスメーカーに相談するのがおすすめです。

タナカホームズは、ローコストで品質の高い家づくりをするハウスメーカーです。

来場予約も手軽にできるため、ぜひご検討ください。

 

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会社名:田中建設株式会社

部署名:編集部

執筆者名:大勢待 昌也

執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 

執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi