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2022年5月21日 / お金・ローン

一戸建ての修繕費は?維持費の目安や内訳、費用を抑えるコツまで

一戸建ての住宅で長く暮らすには、定期的なメンテナンスが必要です。

少しのダメージでも放置しておくと劣化が進行してしまい、結果として修繕に多額の費用がかかることがあります。

この記事では、一戸建ての修繕費や維持費について解説します。

これから一戸建ての新築を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

目次

1. 入居10年目以降からメンテナンスが必要

2. 一戸建ての修繕費はどの程度かかるのか

3. 一戸建ての主な修繕箇所と費用相場

4. 一戸建ての修繕費を抑えるコツ

5. 中国地方・山口県の一戸建ての修繕事例

6. まとめ

 

 

1.入居10年目以降からメンテナンスが必要

新築の一戸建てでは、入居10年目以降メンテナンスが必要になることが多いです。

メンテナンスや修繕が必要な箇所は幅広いですが、屋根や外壁の修繕となると100万円を超えることもあります。

費用の捻出を計画的に行いたいところです。

また、修繕費のほかにも保険や税金などの維持費が発生することも念頭に入れておきましょう。

 

 

 

2.一戸建ての修繕費はどの程度かかるのか

一戸建てのメンテナンスや修繕にかかる費用を気にする方は少なくありません。

ここでは、一戸建ての修繕費の目安を紹介します。

 

一戸建ての年間修繕費の目安

アットホーム株式会社が新築一戸建て居住者を対象に実施した「一戸建て修繕の実態」調査によると、修繕は築年数の平均36.8年で発生し、費用は平均532.1万円であることがわかりました。

それらをもとに年間修繕費を計算すると、年間で15万円程度の修繕費の積み立てが必要になります。

ただし、住宅が古いほど修繕費が高くなる傾向があり、築年数50年になると木造住宅の修繕費の平均が630万円であることもわかっています。

積み立てる修繕費の目安は、年間15万〜20万円を想定しておきましょう。

※参考:2021年“新築一戸建て購入後 30 年以上住んでいる人に聞く「一戸建て修繕の実態」調査”

 

一戸建ての維持費も覚えておこう

一戸建てでは建物の修繕費だけでなく、税金や保険などの維持費も必要です。

税金は固定資産税のことで、住宅や土地の評価額から決まります。

お住まいのエリアによっては都市計画税もあります。

保険は火災保険のことで、地震保険とセットで加入することが一般的です。

建物の構造とエリア、補償の対象や特約の有無などの契約条件によって、保険料が大きく異なります。

修繕費は毎月支払う必要はありませんが、維持費は定期的に発生するため金額を確認しておきましょう。

 

 

 

3.一戸建ての主な修繕箇所と費用相場

ここからは、一戸建ての主な修繕箇所と費用相場を紹介します。

費用の確保などに活かしてください。

 

外壁

外壁は最も劣化が早い箇所で、耐用年数を考えると10〜20年です。

外壁の劣化は、エリアや環境、気候条件などにより進行スピードが変わりますが、10年未満でも修繕が必要な住宅もあります。

新築時に耐久性が高く長持ちする材料を使用すれば、外壁の劣化を遅らせることが可能です。

しかし、費用面で折り合いがつかない場合もあります。

ちなみに、外壁の耐久性を高めるサイディング材の場合、相場として100〜150万円を想定しておきましょう。

 

屋根

屋根も外壁と同様に修繕費がかかる箇所です。

屋根の修繕は、築20年ほどで必要となることが多く、費用は100万円を超えることもあります。

屋根を修繕する場合、足場の設置などによっても費用が発生します。

修繕の内容は、主に塗装や劣化部分の補修、葺き替えなどです。

費用が高額になる箇所であるため、施工内容と金額の内訳をしっかりと確認しておきましょう。

 

バルコニーやベランダ

バルコニーやベランダは外部環境の影響を受けるため、劣化しやすい箇所です。

紫外線や雨、雪などによって床面のひび割れや手すりのサビ、屋根部分の破損などがあげられます。

バルコニーやベランダも屋根同様に築20年ほどで修繕が必要になることが多いです。

10〜20万円ほどの修繕費用を想定しておきましょう。

なお、劣化が進行しているとベランダごと取り替えるほうが費用を抑えられるケースもあります。

 

壁紙

壁紙は、水を利用する場所で劣化が早いです。

たとえば、トイレや脱衣所は湿気で壁紙の劣化しやすく、築数年で修繕するケースもあります。

一般的に、壁紙の張り替え時期は10年が目安です。

費用は、壁紙の種類や面積などで異なりますが、6畳の部屋であれば5万円ほどとなっています。

また、壁紙の張り替え工事は範囲が広く、大掛かりな工事になることもあります。

 

フローリングなどの床の張り替え時期は、15〜20年が目安です。

部分的な劣化であればご自身で修繕できる場合もありますが、全面的な張り替えは専門業者に依頼すると確実です。

床の張り替えの費用相場は10㎡あたり5〜10万円が目安ですが、床素材や工事内容によってさらに費用がかかる可能性があります。

 

洗面所

洗面所もほかの箇所と同様に15年が交換の目安です。

主に水漏れや排水管が詰まった場合に修繕が必要で、費用は数万円で済むことが多いでしょう。

ただし、洗面台を新調するなど全面的な交換を行うと20〜30万円が相場です。

さらに洗面台周りの床や壁紙を交換する際は、それ以上の費用が予想されます。

 

キッチン

キッチンの耐用年数は10〜20年ほどですが、使用頻度や使い方、メンテナンスの状況によって劣化が早まる可能性があります。

水回りは洗面所と同様に、蛇口やシンク下からの水漏れ、排水関係のトラブルなどの要因で修繕や交換が必要になるでしょう。

費用は数万円から数十万円まで、修理箇所によって異なります。

ちなみに、キッチンを丸ごとリフォームする場合は、100〜150万円が費用相場です。

 

トイレ

トイレは15年ほどが交換の目安時期とされています。

特に、陶器製の便器は部分的な劣化が生じると修理が必要です。

一般的に、10年ほど経過すると劣化が見られ、15年ほどで交換になります。

部品交換は数千円で、便座の交換費用は3万円前後から可能です。

トイレを全面的に交換する場合は、30~40万円が相場となっています。

 

バスルーム

バスルームも劣化の進行が早い箇所です。

部分的な修繕で済む場合がありますが、壁や床などの交換は大掛かりな工事になることも考えられます。

換気扇、暖房乾燥機などの設備の故障が多く、10年が交換の目安とされています。

バリアフリーなどを目指して全面的なリフォームとなると100万円ほどが相場です。

 

雨どい

雨どいは屋根の雨水を集めて地上に誘導する一連の設備です。

雨どいがないと外壁などに雨水が直接当たってしまい、住居自体の劣化を早める可能性があります。

雨どいの交換目安は20年ほどですが、部分的に修理が必要な場合もあるでしょう。

部分的な修理であれば数万円程度で済みます。

全面的な交換となると、10〜70万円など家の広さによって大きく変わります。

 

シロアリ対策

木造建築であればシロアリ駆除対策にも費用が発生します。

シロアリ駆除の相場は1㎡あたり3,000円ほどです。

1坪1万円前後を想定するといいでしょう。

散布する薬剤の効果が5年であることが多いため、5年ごとの点検や消毒が望ましいです。

ほかの箇所よりも修繕サイクルが短いため、「20〜30坪の住宅であれば1回の消毒で20〜30万円」など、費用相場を把握しておきましょう。

 

 

 

4.一戸建ての修繕費を抑えるコツ

前述のとおり、一戸建ての修繕費は決して安くありません。

以下で一戸建ての修繕費を抑えるコツを紹介します。

 

耐久性の高い住宅を新築する

住宅の建築にはさまざまな建材や素材が使われており、グレードも多岐にわたります。

高価な素材は新築時に費用がかかりますが、中長期的な視点で考えると修繕回数を減らすことが可能です。

結果として、定期的な修繕よりも費用の節約につながることもあるでしょう。

新築時は業者と相談をして使用する建材を検討してみてください。

なかには、高価な素材ですがメンテナンスフリーの建材もあります。

 

定期的な点検・修繕を行う

専門業者から定期的な点検を受けてその都度修繕を行っていれば、長期的に修繕費用を抑えられることがあります。

各箇所の劣化が進行する前に直すようにすれば、後に大規模な修理を避けられる可能性が高いです。

年に1回は点検を受けて状況を把握してみてください。

また、日頃からご自分でも掃除やメンテナンスを行うことで、修繕費を抑えられるでしょう。

 

新築時にアフターサービスが充実している業者を選ぶ

これから新築を検討する方には、将来かかる修繕費を軽減するためにも入居後のメンテナンス対応が充実している業者(ハウスメーカー)をおすすめします。

なお、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく「住宅瑕疵担保履行法」では新築住宅の瑕疵(欠陥)について、住宅販売者などに10年間の瑕疵担保責任を負うことが決められています。

また、一般的な業者は建築後2年程度で無償点検期間が終了します。

この点も踏まえて業者を選択してみてください。

※参考:住宅の品質確保の促進等に関する法律 ※参考:住宅瑕疵担保履行法について

 

 

 

5.中国地方・山口県の一戸建ての修繕事例

中国地方や山口県においても一戸建ての修繕事例が豊富です。

浴室やトイレ、リビングなどを中心に、さまざまな築年数の住宅で修繕やリフォームが行われています。築50年や築70年などの修繕事例もあります。

適切なタイミングでの修繕やリフォームを行うと、長期間の居住が可能です。

まずは、新築および現在のお住まいの住居の状態を確認し、メンテナンス計画を立ててみましょう。

 

 

 

6.まとめ

一戸建てに住み始めると、さまざまな箇所の修繕が必要です。

費用は修繕箇所や工事内容によって異なりますが、決して安価ではありません。

定期点検を受けたり劣化が少ないうちに修理したり、できるだけ修繕費がかからない方法を検討しましょう。

なお、タナカホームズはローコストで高品質・高性能な注文住宅の建築が強みです。

先々の修繕を見越したご提案も可能です。新築をご検討の際は、ぜひご相談ください。

 

 

 

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会社名:田中建設株式会社

部署名:経営企画部

執筆者名:大勢待 昌也

執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 

執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi